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はてしなくくだらない物語


登場人物

『都立青春爆走高校』の愉快な仲間たち


精絶 倫太郎(せいぜつ りんたろう)
…………17歳の悩める男子高校生。普通の人生を送りたいと思っているが、自身のキラキラネームに翻弄され、一筋縄ではいかない日常を過ごしている。本作の主人公。


華野 音季(はなの ねき)…………倫太郎のクラスメイトで、深窓の令嬢的存在。週3の頻度で貧血を起こし保健室に行く。母親が整形手術をした後に不倫し、離婚したためいつか必ずこの世から整形手術を根絶してやろうという強い願望がある。


毛抜 疾手(けぬき はやて)…………倫太郎の親友。かつて父親が脱毛サロンを個人経営していたが、脱税の容疑で逮捕され、「毛は脱いても税は脱いちゃあいかん」というYahoo!コメントが殺到した。


オーベル・ジーナ(おーべる じーな)…………アメリカのフロリダ州からやってきたサラサラヘアーの交換留学生。日本に来て最初に覚えた言葉は「イチパチ(1円パチンコの略称)」。


綾小路 キャラメロ(あやのこうじ きゃらめろ)…………『都立青春爆走高校』における喧嘩番長。外見はリーゼントにサングラスと正統派な不良だが、喧嘩をする際の攻撃手段は相手の衣服に舐めかけのキャラメルを擦りつけるという極めて邪道かつ陰湿なもの。


由緒 忠美(ゆいしょ ただみ)…………クラスの風紀委員長。勧善懲悪がモットー。ポイ捨てなどの些末な悪事だとしても「人間は後生記憶に残るような罰を与えられないと永遠に更生できない」という独自の哲学を理由に老若何女問わず平気で人を殴る。


武田 銅矢(たけだ どうや)…………倫太郎のクラスの担任。何かを説明するときは必ず蜜柑をはじめとする果実を用いた比喩表現を使ってドヤ顔するため、生徒から嫌われている。あだ名は「心身腐敗ドリアン」。

サブキャラ


剛力 太(ごうりき ふとし)…………倫太郎の近所に住んでいる43歳独身無職の男性。長年実家暮らしで親から小遣いを貰って生活していたが、昨年ふとしたタイミングで小遣いを全て快楽天ビーストの定期購入に使用していたことが発覚し家族と絶縁され、現在は一人暮らし。


石油 堀夫(せきゆ ほりお)…………本人曰く昔サウジアラビアでブイブイ言わせていた石油王の末裔。ハーフでもなんでもなく生粋の日本人。『都立青春爆走高校』の校長に弱みを握られており、町中を歩いているときに生徒から声をかけられると「校長に渡しとけ」と言って5000円くれる。生徒からは「カモのおっさん」と呼ばれている。



悪の組織『ウーロン・ガスマスク』のメンバー


黒脂 夢想(こくし むそう)…………極悪秘密組織『ウーロン・ガスマスク』の首領。外出する時は必ずウーロンハイを入れた水筒を携帯する。変装の達人であり、仮名として黒脂夢想を名乗っているので未だ本名も明らかではない。


玉筋 裏希(たますじ うらき)…………大学時代サッカー部に所属していたが、志賀高原にある合宿所の女風呂を覗きやすいように勝手に改築した罪で逮捕された。しかし最近脱獄に成功し、『ウーロン・ガスマスク』の参謀として再びその知略を発揮している。フェチズムを拗らせすぎて最近は柔軟剤の匂いを嗅ぐことでしか興奮しない。


報 レン(ほう れん)…………近未来オリンピック種目『鋼鉄製枕投げ~修学旅行の夜部門~』で銀メダリストに輝いたが、金メダリストの金屏風 晴高(きんびょうぶ はれたか)が「やっぱ1位じゃねーと意味ねーっすからね笑」とコメントし、「2位」であることを侮辱されたと曲解した報は金屏風の金メダルを奪って噛み千切ってしまう。そしてなんやかんやで逮捕され脱獄し今に至る。その噛む力は野生のカバにも匹敵するという。


蛾成 建生(がなり たてお)…………昭和の価値観を武器に戦うハラスメントの権化。前科7犯、暴力が大好き。全身隈なくヒョウ柄の入れ墨が入っている。歌舞伎町に存在する全ての店を出禁になっており、凶悪指名手配犯として名を馳せている。好きな四字熟語は「恥骨粉砕」、座右の銘は「焼かぬなら 生で食せよ ホトトギス」。本作における最大級の鬼畜生。


某方 利家子(ぼうかた りけこ)…………『ウーロン・ガスマスク』の紅一点。艶めかしい色の赤タイツに全身を包んでおり、敵を悩殺する。もともとは『都立青春爆走高校』の化学教師だったが、ある日実験でたまたま生成されてしまった謎の化学物質の匂いを嗅いでしまったことにより闇堕ちする。『DEATH NOTE』の大ファンで、コミケにミサミサのコスプレをして参戦したことがある。そのためか常に「削除……削除……」と呟きながらスマートフォンの画面をスワイプしている。


あらすじ


俺は高校生探偵、工藤新一。幼なじみで同級生の毛利蘭と


俺はただのしがない高校生、精絶倫太郎。


独りでディズニーランドに行ってエレクトリカルパレードを見ながら哲学的思索に耽っていると、ある一角で着ぐるみを被った人間たちの怪しげな取引現場を目撃した。


取引を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてきたもう1人の着ぐるみに気付かなかった。


俺はその着ぐるみに毒薬を飲まされ、目が覚めたら……


夢の国からあかひげ薬局新宿店へと連行されていた。


………………



つづかない

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