見出し画像

FREEMAN MAGAZINE no.24『コロナで生き残り、花を咲かせる』

 こんにちは。フリーマンです。

 早朝から農業関係の方とZOOMミーティング、そしてメディア関係者との打ち合わせ、その後、久々に電車で空いてる時間を狙って移動。もちろん衛生面には徹底的に気を付けて。普段あまり電車には乗りませんが東京で何が起きていて、自分達に何ができるのかをこの目で見てリアルに体感をしておく為。解像度を上げて世界を見ていくと、新聞には書いてない現実があります。都の要請とは関係無しに自主的に規模を縮小、もしくは休止し再開の目処の立たない店舗が数多く存在します。

 とある高級和食料理店の亭主にお話を伺ったのですが、お客様が来ないから休止したわけではなく、埋まっていた予約も全部お断りすることにしたそうです。どれだけ気をつけてもお客様に何かあったらと考えると、とてもじゃないが営業できないと、その姿は落胆を隠せない様子でした。努力というものが介在できない現実がそこにあります。

「コロナ程度で危うくなる会社はいつか潰れる。」

 心無い言葉もよく聞きます。しかし、社会にとって必要な会社というのはギリギリの中でやっていることも多かったりします。世の中は絶妙なバランスで成り立っています。街を彩る花屋、安くて美味しいランチを提供してくれる飲食屋、管理人の優しいお爺さんの稼ぎと、人を騙して得たお金、ボタン一つでたまたま手に入った大金を簡単に比較できるでしょうか。多くの人がお金と人間の価値をごっちゃにしております。潰れれば良いと言ったその言葉はいつか巡り巡って自分を突き刺すナイフになるかもしれません。

「ほんとに自信のある者は自分の優越を示さうなどとはしないであらう」
三木清の人生論ノートの一節

人に優越を示そうと思った時、人生は天井を迎えます。


=== 目次 ===
『生き残り、花を咲かせるための戦略』
・雑草の生存戦略
・明確なゴールは何か
・お客様の生活を徹底的に想像せよ
・生き残る、ただそれだけで将来成功者になれる
『コロナに負けない、飲食店の挑戦』
『読者コーナー』
=========

ここから先は

3,762字

FREEMAN MAGAZINE

¥680 / 月

『FREEMAN MAGAZINE』 Twitterには書ききれないニュース考察、ビジネス、マーケット、そして人生に役立つ(かもしれない)…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?