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FREEMAN MAGAZINE no.25『経済死、いつまで、どこまで。』

 こんにちは。フリーマンです。

 緊急事態宣言から約2週間が過ぎました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。家に引き篭もって観ていた映画もそろそろ飽きた頃でしょうか。緊急事態宣言と言っても拘束力がないため、結局出勤させられている方も多くいるんじゃないかと思います。また、医療従事者の方は以前にも増してお忙しいと思いますが、ご自身の健康にもお気をつけください。

 さて、私は元々遠隔ミーティング推進派だったのでそれほど何かが一変したわけではありません。人がそこに行くことの価値については自分の会社含め関係会社でも徹底的に議論をしてきました。もちろん全員出社させないというのは、日本の商慣習的に難しいところもあったのですが、出社しない方が効率の良い人については、遠隔での仕事も認めていましたので、私だけでなく私の関わっている会社はあまり大きな影響を受けていません。それどころか慣習が変わって、訪問や印鑑が減れば今後も会社に出社する人いなくてもいいんじゃないかと思っています。

 上場企業経営者の社長室を色々とお邪魔させていただくことが多かったのですが、とある売上高数千億の経営者の社長室が気に入っていて自分も今それに近づけようとしています。トレーダーの部屋写真で見るような多面ディスプレイではなく、巨大モニターが一つあってそこにグループ会社のKPIがリアルタイムで表示され、何かあれば担当者複数人の会議モードに移れる仕様になっています。社長室というよりも司令室という感じですね。物理的には密でなくても組織はもっと密になれるのではないかと感じました。組織のあり方を見つめ直せるチャンスですね。

 人と人が物理的に近づく価値はとても高いと思います。であるなら尚更、「会う」ということをもっと選んで、その時間を大切にし、意識していく事がこれからの時代大事なんじゃないかと思います。外出自粛でネガティブな側面ばかり報道されますが、飲んでばかりで帰りを待つ子供と接することをしなかった人、せっかく会えている貴重な時間にもスマホに夢中な若者達、だらだらと自慢話ばかりしていた無駄会議、色々と見直せそうな機会だと思います。外出自粛は辛いですが、会うという事がとても特別な事に気づけたことは私は良かったのではないかと思います。

=== 目次 ===
『経済死、いつまで、どこまで。』
・初期対応
・コロナ感染の第二波
・油断できない別の連鎖
・いつまで、どこまで
『コロナに負けない、それぞれの挑戦』
『読者コーナー』
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