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起業女子の合言葉「ノウハウよりマインド」

ふれるま38歳。育児しながらの正社員生活に限界を感じ、一心発起してキラキラママ起業を目指すも、なかなかキラキラしない起業の現実を書き綴ってます。

「売る」に価値無しスキルの過信

広告代理店でグラフィックデザイナーの経験と、CGアニメーション制作会社で動画編集のスキルは持っていたし、夫も同業のディレクターを長年やっていたので、起業するならスキルに困ることはないなと思っていました。

しかもその頃の起業女子界隈のブログデザインときたら、皆が同じポーズをとってキラキラ装飾してある意味ケバくてダサかったし、カスタマイズも何故かボロボロに崩れていたり、読み辛いは目は痛いはのカオス状態。これでは信用の「し」の文字もありゃしないと、当時はよくブログの中心で叫んでいましたよね。更に「これからは動画の時代」なんていう投稿もよく見かけていたこともあって、なんなら起業コンサルで「売り方」さえ学んだらすぐにお客さんつくんじゃない?と甘く考えていました。

ところがところが、実際はぜんっぜんうまくいかなかった。「売る」に至るまでの道のりが非常に長く、沢山のカルチャーショックがありました。人種も文化も多少は違うんだろうなとは思っていましたが、これまで積み重ねたことは一体何の役に立つんだろうこりゃ1から出直しだと思うほど、会う人会う人の口から出る言葉が想像の域を超えていて、全く別の国に来てしまったようなそんな感覚でした。

プレ起業家に「マインド」のボディーブロー

起業への活動をスタートして、まず最初に覚えた言葉は「マインド」でした。流行り廃りの早いこの世界、今は口に出すのもちょっとこそばゆいこの言葉ですが、私が業界に入った2016年頃はどの投稿にも必ず1度は書かれているくらいの流行りようでした。

「起業ノウハウ」でなく「起業マインド」。これが私を最初から今の今まで、そしてこれからもずっと悩ますであろう存在になりました。実を言うと当時から今も使っている「ふれるまムービー」という私の屋号ですが、これは「触れる+マ」を表現していて、「マ」にはマインドの意味も込められていたり…(マインドの他に真心やママの意味もあるんですが)その頃から何かと感化されやすい性格だったんですね…。

この「起業マインド」は、業界に溢れる様々な起業ノウハウの、実践の源になるのが「マインド」だという考えで、ここが整っていなければそもそも行動にすら起こせない、即ちやっても稼げない、という理論です。

私はただ「売る→買ってもらう」を実現する為に、言われたことを淡々とやるていでコンサルの門を叩いたのですが、
「いやいやその前に、そもそも何故稼ぎたいのか?」
と問われるのです。
「…へ?何故って、、なんで?(そんな質問を?)」
という具合に毎度狐につままれるようなやり取りが続きました。
自分が思っていたより、もっともっと下の基盤の部分から建て直していかなければならない、心の掘り下げが始まり、「売る」という行為が途方もなく遠い事のように思えました。


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