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Pyxelで三国志のスマホゲーム作ってストア公開してみた

ここ1〜2ヶ月の間、Pyxelでスマホゲー作ってますという記事を書いていましたが、完成したのでリリースしました。ばんばんざい。

ダウンロードリンク

説明書

タイトルどうする問題

「三国ヒストリア」って何なのよそのダサいネーミングは、という話なんですが、最初はPyxelで作った三国志なので「Pyxel三国志」にしようと思ってました。
Pyxelの名前を冠しちゃってだいじょうぶかなーと思って一応Pyxelの作者様(kitaoさん)にも確認をとったりもしました。

が、アプリ審査提出する段階になって「既存作品とタイトルかぶってたりしたら、興味もって検索してくれた人がいても見つけられなくて困るだろうな」と思って検索してみたところ、まんま「ピクセル三国志」というゲームが過去にリリースされていました。
2023年にサービス終了されていたのですが、私のような有象無象の個人制作作品と違ってしっかりしたゲームでファンも多かったようなので、こりゃまずいと思って急遽変更することに。

というわけで急遽タイトル会議(参加者1名)を開催したのですが、まずゲーム画面での表示を考えるとあまり長いタイトルだったり、漢字を使わないと意味が伝わりづらいネーミングは避けたいところです。
たとえば「三国興亡記」とかカッコいいかなーと思ったわけですが、ゲーム画面の表記が「さんごくこうぼうき」だと「三国興亡記」なのか「三国攻防記」なのかわからんなーと思ってボツにするなどしました。

結論として採用とした「ヒストリア」は「歴史」の意なので、「三国歴史」というアホみたいな名前になりました。頭の中に何度か小泉進次郎氏が現れましたが、まあいいんですよ、他とかぶらなくて一応はそれっぽく聞こえる名前であれば・・!

(あと、名前が長すぎるとスマホのホーム画面に表示させたときに省略されてしまうので、全角7文字くらいだとギリギリ収まるってのもありました。)

Pyxelで作ったゲームをアプリ化〜審査に出す

さて、Pyxelは知っているけどスマホアプリ制作にあまり詳しくない方は「Pyxelで作ったゲームをアプリ化」ってどうやってやるの?と思われるかもしれませんので、その点も触れておきます。

まず、Pyxelで作ったゲームは簡単にHTML化してWebアプリにできます。
ふつうはこのHTMLファイルをレンタルサーバやらクラウドサービスにアップしたり、あるいはGitHubのURLで直接公開する機能もあるのでそれを使ったりします。

アプリ化する方法やり方はいくつか考えられるのですが、私の場合はMonacaというサービスを愛用しています。
(ゲームアプリは今回が始めてでしたが、過去にいくつか個人用アプリや業務用アプリを作りました。)

これはWebアプリからそのままiOS、Android用のビルドファイルが作れる強力なクラウドサービスで、Monaca上でHTMLやJavascriptのコーディングも含めて完結できるのですが、今回はHTMLファイルはPyxelのコマンドで生成するので、それをアップロードしました。

なお、実際には画面サイズを最適化したりなどの細かい調整をするためのシェルスクリプトを使っています。興味ある方はこの記事参照。
(スマホアプリ化自体はほぼ作業なので、技術的には上記のスマホ最適化のほうが重要かもしれません。)

あとはビルドして審査に出すだけ!

審査に関してはいろいろな方が手順やノウハウを解説してくださっているので、特に私が語るようなこともないのですが、今回はちょっとChatGPTさんにも手伝ってもらいました。
ほんとこのひと、有能です。

審査は一発OKでした

審査ですが、iOS・Androidともに一発であっさり通りました。

業務アプリを作ったときはiOSのほうで何回か差し戻されることがあったので、今回もそのつもりでいたのですが、個人情報も吸い上げないし課金や広告も一切ないので「普通に起動して操作できそうならオッケー」くらいの審査基準になるのかもしれませんね。

それにしてもゲームアプリを審査する人たちって、どの程度審査でゲームをプレイするんでしょうね。めちゃくちゃ時間かかるゲームもたくさんあるし・・
本作なんかはなぜかスマホアプリなのに8bit風ですし、ゲーム内容も相当クセがあるので、私が審査員だったら「仕事とはいえこんな訳わからんゲームをプレイさせられるとは何事か」くらいには思ったかもしれません。笑

Pyxel製作者の方、アプリ出そうぜ!

こんな感じで、Web上で普通に遊べるくらいのゲームを作れる方であれば、アプリのリリースもそれほどハードルは高くありません。

もっとも「リリースする意味あんのか」については疑問ではありまして、私としては今回はほぼ自分の実績解除・経験値蓄積のためと割り切っています。

私はスマホゲーの広告が嫌いなので自分のこだわりとして入れませんでしたが、特にそういうこだわりがない方であれば、広告入れたらお小遣い稼ぎになったりするかもしれませんね。
(もっともパッケージ化してitch.ioとかで販売するとのどっちが良いのかはわかりません。)

あとは、今後同じようにPyxel製のゲームがもっとストアにリリースされたりするとPyxelの認知度が上がって盛り上がるかなあ、なんて思ってます。
本作がそう人気を博することはないと思いますが、ちょっとした着火剤になれば嬉しいです。

※余談ですが「アプリゲット」様がいい感じの紹介記事を書いてくださっていました。こんなマイナーな作品なのに感謝!

(4/4追記)振り返りレポート

リリース後1週間経過したタイミングで振り返りました。
自分用ですがここにも掲載しておきます。

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