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レトロゲームエンジン「pyxel」を使っていろいろ作ったり、昔のゲームを遊んだりします…

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レトロゲームエンジン「pyxel」を使っていろいろ作ったり、昔のゲームを遊んだりします。最近はOpenAIにも注目しています。

最近の記事

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ドラクエ4のAI戦闘と作戦、完全に理解した

30年ぶりにファミコン版ドラクエ4をプレイしたので、AI戦闘の仕様についてまとめます。ソースは主に下の記事と自分でプレイした検証結果です。 本件に関しては下の記事以上に詳しい情報はないと思われますが、仕様解析というコンセプトで非常に詳細に記載してくださっているため、この記事では自分なりに実プレイ上有用かなと思えるレベルでまとめました。 ご一読いただければ「なぜブライやミネアがいまいち使えなかったのか」といった疑問も解消すると思います。 なお、以下に記載の内容は100%正確

    • Pyxel製のゲームを中華ゲーム機で遊ぼう!(初心者向け)

      レトロゲームエンジン「Pyxel」で制作されたゲームはWindowsやMac対応の実行可能ファイルとして配布できたり、Webアプリとして公開することができます。 そして最近、もう一つの素敵な選択肢として「中華ゲーム機で遊ぶ」が加わりました。 本記事では以下の方をターゲットに、中華ゲーム機でPyxel製のゲーム(.pyxapp)を実行する方法を説明します。 中華ゲーム機をまだ持っていない、または持っているがあまり詳しい使い方はわからないが、Pyxelのゲームを(も)遊んでみた

      • Pyxelで慣性スクロールしてみる

        ここのところずっと、レトロゲームエンジンPyxelでなぜかスマホゲーム向けの実装をするという遊びにこだわっています。 本来相性がいいとは全然思えないのですけど。 「Pyxelでスマホゲーム」の場合の画面サイズは160x256(9:16)が最適かなと思っていますが、横幅160pxというサイズは、それなりに色々な表現ができるものの、たとえば16x16のマップチップを並べようとするとわずか横に10チップしか並べられないことになります。 そこで、スマホといえば慣性スクロール。 指

        • Pyxelで三国志のスマホゲーム作ってストア公開してみた

          ここ1〜2ヶ月の間、Pyxelでスマホゲー作ってますという記事を書いていましたが、完成したのでリリースしました。ばんばんざい。 ダウンロードリンク iOS Android 説明書 タイトルどうする問題「三国ヒストリア」って何なのよそのダサいネーミングは、という話なんですが、最初はPyxelで作った三国志なので「Pyxel三国志」にしようと思ってました。 Pyxelの名前を冠しちゃってだいじょうぶかなーと思って一応Pyxelの作者様(kitaoさん)にも確認をとったり

        • 固定された記事

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          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(3)

          長丁場になってきましたがPyxelで三国志ゲー制作、続けてます。 進捗 2/17 進捗 2/23 進捗 3/3 今回の個人目標:ストア配信せっかくスマホゲームなので、今回はApp StoreとGoogle Play ストアで配信することを目標にしています。 率直に言ってあまりメリットはないです。 分野的にもややニッチですし、たまたまストアを訪れてこれを見つけた人がいたとしても、なんで令和の三国志ゲーが8bit風やねん、と思う人が大半でしょう。 また、Xではレトロゲ

          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(3)

          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(2)

          Pyxelで三国志ゲー、制作続けています。 気づいたら3週間経ってるのかあ。 時間が少しでもあれば制作に注ぎ込んでいたので、noteで記事を書いている余力がありませんでしたが、noteだけ見てくださっている方もいらっしゃるのでXでの進捗報告(これも週1ペース・・)と少しだけ+αの制作所感を。 進捗:1/28 進捗:2/3 進捗:2/10 直近のポストのとおり、この記事のヘッダーにもしている皇帝三人衆のイラストはエリむーとさんに描いていただいたものです。僕のイメージを

          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(2)

          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(1)

          前回、Pyxelでスマホ向け縦長画面ゲームもいいんじゃない?という記事を書きました。 この記事ではシンプルなワンタップゲームの制作にとどめたのですが、その後、もう少し真面目に作るなら何かなーと考え、レトロ三国志ゲー(最近のソシャゲ系とか無双系ではなく、昔からあるKOEIの三国志的なやつ)を作ろうと思い立ちました。 理由はいくつかあるのですが、 Pyxelの制約もあってあまり複雑なスマホ操作には向かないので(画面上に半透明のバーチャルパッドをぐりぐりしてキャラを動かすとか

          Pyxelでスマホ向け戦略シミュレーションゲームを作る(1)

          Pyxelでスマホ向け縦長画面のゲームを作る

          Pyxelでは最大256x256の画面サイズでゲームを作ることができます。 これまで私は画面サイズをフルに使ってゲームを作ってきたのですが、以下の2つの問題が少し気になっていました。 正方形サイズだとプレイ画面が少し小さくなってしまう スマホのバーチャルパッドはどうしても操作性に欠ける たとえば以下のような画面レイアウトになります。(表示しているアプリはPyxel公式のサンプルです。) 以前にもこの記事で、左右のマージンをなくして少しでも画面を広げる、といった小技を書

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          FC版ドラクエ4 AIのみで全ボス安定撃破

          せっかく「ドラクエ4のAI戦闘と作戦、完全に理解した」という記事を書いたので、実践編ということで改めて表題のコンセプトでリプレイしました。 プレイ条件は以下の通りです。 ・AIのみでキングレオ以降の全ボスを撃破 ・事前に一度戦って全滅したりはせず、無学習状態で挑む ・特に縛りを設けたり低レベルで挑んだりはしない ・裏技は使わない(戦闘外のカジノコインバグなども) 実際のところそれほど斬新な内容というわけではなく、すでに同趣旨の動画をYoutubeで投稿されている方もいらっ

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          ファミコン版ドラクエ4を裏最強パーティでリプレイ

          30年ぶりにファミコン版ドラクエ4をやりたくなって遊んでいました。 遊びながら適宜ツイートしていたので、noteとしては手抜き記事ですがそのスクラップです。 自分は今アマチュアゲーム制作(特にレトロRPG)をやっているので、今回はそういう目線でもファミコン最高傑作の1つである本作を堪能しました。 さて、ドラクエといえばすぎやまこういち先生の音楽。 ファミコン時代はハードの制約が大きく作曲者泣かせだったと思いますが、この時代のすぎやま先生の楽曲(そしてそれを支えるサウンドエ

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          ゲームをリリースした後のアップデート、どこまでOKか

          かつてソフトウェアをカセットやCD、FDなどの媒体で配布したり販売していた時代、一度リリースしたゲームは、よほどのことがない限り一度リリースした後に修正したりアップデートしたりすることはできなかったことでしょう。 そのため、市販のゲームでもバグが潜んでいるものは多く、自分が子供の頃に遊んでいたSFCの「聖剣伝説2」なんかは苦労してボスを倒した直後にフリーズして進行不能になったりして泣かされたりしましたが、今や仕事で開発するシステムでも趣味で作っているゲームプログラムでも息を

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          地下迷宮RPG -深淵のディストピア- をプレイ。 初見プレイヤーへの配慮が優秀。

          ゲーム制作の真似事をやっている以上、最近あまりやっていないけど世のインディーゲームやフリーゲームをもう少し見て勉強しておくほうがいいなあ、と思いまして、自分が最近制作している分野であるダンジョン探索系RPGを探してみました。 見つけたのが「地下迷宮RPG -深淵のディストピア-」というゲーム。フリーです。 まだ冒頭少ししかプレイできていませんが、ストアでの評判も良いように極めてクオリティが高いです。 特に制作者目線でいいなあと思ったポイントをいくつか。 ①操作性が良好

          地下迷宮RPG -深淵のディストピア- をプレイ。 初見プレイヤーへの配慮が優秀。

          Pyxelで作成したWebアプリをPWAにする

          Pyxelで作ったゲームはWebアプリとして公開できるので、SNSなどでシェアしてスマホから気軽にアクセスしてもらうことが可能ですが、PWA要件を満たすことでよりスマホアプリっぽく使ってもらうことができます。 この記事のサムネイル画像(↑)が実際にPWAとしてホーム画面に表示したイメージです。 PWA対応のやり方 PWA要件を満たすのは大して難しくなく、 Service Worker と呼ばれるJSファイル manifest.json というアプリのメタ情報やアイコン

          Pyxelで作成したWebアプリをPWAにする

          ブラウザ版Pyxelでファイルアップロード

          レトロゲームエンジンPyxelで、jsモジュールを使えばファイルのダウンロードができる、という記事を以前に投稿しました。 ダウンロードができるならアップロードもできるはず!ということで試してみました。 地味に苦戦したのですが、結論としては問題なくできます。 以下、動作イメージです。Lorem ipsumのサンプルテキストを読み込ませて画面に表示しているだけです。 ソースはこちら。 わかりやすくするため、HTML内に直接Pyxelのコードを書き込んでいます。 <!DOC

          ブラウザ版Pyxelでファイルアップロード

          Pyxelで作ったゲームをゲーム機で遊ぶ

          レトロゲームエンジン「Pyxel」を愛用しています。 Pyxelで作ったゲームはWebアプリとして配布可能なのでアクセシビリティに優れ、さらにゲームパッドの入力をサポートしているのでゲーム機らしい操作感覚で遊ぶことができるのですが、私の場合PCにゲームパッドを接続していないので、キーボードでいつも操作しています。 まあUSB接続のゲームパッド買えばいいだろ、という話なんですが、どうせならPCではなくゲーム機で遊びたいなあと思って試してみました。 ・・とかいうとなんだかマ

          Pyxelで作ったゲームをゲーム機で遊ぶ

          Pyxel(ブラウザ版)でJavaScriptの機能をいろいろ使う

          レトロゲームエンジンPyxelで作った作品をWeb版で公開する際、ゲームデータのセーブ・ロードをどうするか?という疑問から、先日「Pyodideがjsモジュールをサポートしているので、ローカルストレージが使えることに気づいた」という記事を投稿しました。 javascriptを使えるということは、他にもいろいろなことができそうです。 たとえば以下は「アラートを出す」「ファイルをダウンロードする」というサンプルです。 このサンプルソースのコードを載せておきます。 わかりやすく

          Pyxel(ブラウザ版)でJavaScriptの機能をいろいろ使う