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FC版ドラクエ4 AIのみで全ボス安定撃破

せっかく「ドラクエ4のAI戦闘と作戦、完全に理解した」という記事を書いたので、実践編ということで改めて表題のコンセプトでリプレイしました。
プレイ条件は以下の通りです。

・AIのみでキングレオ以降の全ボスを撃破
・事前に一度戦って全滅したりはせず、無学習状態で挑む
・特に縛りを設けたり低レベルで挑んだりはしない
・裏技は使わない(戦闘外のカジノコインバグなども)

実際のところそれほど斬新な内容というわけではなく、すでに同趣旨の動画をYoutubeで投稿されている方もいらっしゃいますし、勇者がいない点を除けば、個々の戦術はRTAなどでよく採用されるものと基本的に同じですが、文章としてまとまったものは見かけなかったので記事にしました。
実際の戦闘シーンもYoutubeにアップしたので、記事の末尾に貼り付けてあります。

AIのみ戦闘で考えること

AIのみで戦う場合、プレイヤーがやれることは、事前準備としての「パーティ選定(と隊列決め)」「装備・道具の選定」と、戦闘中の「作戦の決定」しかありません。

しかし「作戦の決定」については、冒頭の記事でも詳しく説明しているのですが、実は「みんながんばれ」「ガンガンいこうぜ」は「対ボス戦」というプレイヤーには見えない第7の作戦に置き換えられるため、たいていの場合「対ボス戦」と「いのちをだいじに」のどちらを選ぶか、程度でしかないです。

そのため、より重要なのは「パーティ選定(と隊列決め)」「装備・道具の選定」です。つまり勝敗は戦闘の場で決まるのではなく準備の段階で決まると言えます。孫子の兵法みたいですね(?)

パーティ選定

まずメンバーを考察していきます。勇者は除外。またルーシアはボス戦に連れて行くメリットがあまりないため省略します。
呪文系のメンバについては、無学習で挑むというコンセプトを考えると、対戦相手の耐性をあらかじめプレイヤーが把握し、キャラクタが得意とする呪文に耐性を持つ場合は極力連れていかない(メラ耐性がある相手ならマーニャを入れないなど)が大事です。

ライアン

FC版ドラクエ4最強の武器といえる「まどろみの剣」の使い手。たまに道具としても使ってしまうのはご愛嬌。
力も強いので、まどろみの剣の欠点である攻撃力不足も補えます。さらにはHPと守備力が高いためタンク役もこなせ、不動のスタメンです。

素早さが低いので、本記事の内容には直接影響しませんが、雑魚戦でスピーディに敵を掃討するのはやや不向きです。一方で、デスピサロ戦では賢者の石を持たせると、逆に後攻が確定しているので回復役としても重宝します。

余談ですが5章のライアンは40歳前後らしいです。僕と同じくらいのおっさんじゃん。僕なんていまや50メートルの全力疾走すら困難だというのに、おっさんがこんなに活躍するなんて夢がありすぎます。

アリーナ

ライアン同様の打撃役で、素早さも高いので雑魚戦からボス戦までオールマイティです。キラーピアスの2回攻撃は強力ですが、攻撃力自体は低いので、レベルとボスの守備力によっては少し火力不足にもなります。

そこで中盤までは、ちいさなメダル1枚で交換できる「天罰の杖」が強力なので、打撃より「天罰の杖」を振り続ける役割になります。しかし、無駄行動をしないしHPも高いので十分に有能です。

クリフト

AIの仕様を完全に把握したとはいえ彼のザラキを止めることはできません。ただまあ、最有力の回復役なので、少々のヤンチャには目を瞑りつつスタメンにせざるを得ないです。
またスクルトが強力なので、できるだけザラキやマヌーサではなくスクルトを使ってくれるように仕向けます(できることは少ないのですが)。

中盤までは奇跡の剣を持たせることで打撃役としても有能です。途中からは力が不足して通用しなくなってくるので、天罰の杖や氷の刃で攻撃能力を補強します。

ブライ

クリフトのザラキ同様に困るのがブライのメダパニ。メダパニを覚える前のほうが扱いやすいですね。

HPも低め、火力もあまりないので常時活躍というわけではないですが、バイキルトがやはり強いので、ラスボス戦含め一部起用しています。

トルネコ

ご存じドラクエ4のファンタジスタですが、コンセプトが「安定撃破」なので本攻略では一切起用しませんでした。

マーニャ

中盤はメラミ、終盤はメラゾーマが高火力ですが、デスピサロにメラゾーマが効きづらいのがつくづく惜しいですね。

本攻略では局所的な起用となりましたが、雑魚戦の掃討力はピカイチなので、記事外のフィールドやダンジョンではスタメンにしていました。

ミネア

イジメかと思うくらい中盤以降のHPが伸びません。ジジイよりも貧弱なのはどうしてなの?
しかもクリフトのザラキやブライのメダパニ同様(アンドレアル戦以外では)全く役に立たないラリホーを嬉々として使う、バグにより回復呪文の優先度が下がっているなど、扱いもかなり難しいです。

ただ、クリフトが倒れたときは唯一の蘇生役になるのと、デスピサロ戦でのフバーハは有力なので、本攻略でも最終決戦含めて何回かは起用しています。(蘇生とフバーハは問題なく使ってくれます。)

パノン

ラリホーや不思議な踊りなどの無駄行動がやや残念ですが、ライアンに次ぐ「まどろみの剣」の使い手です。
ライアンとの二枚看板でのまどろみの剣殴りは、うまくハマれば中盤までのボスをほぼ無力化できるので、船を入手したらすぐに仲間に入れて長期間引き摺り回します。

ドラン

高HP&そこそこの高火力で、勇者レスパーティでは存在感がかなり大きく、本攻略では終盤で大活躍します。
高レベルになるとトルネコのほうが強力になるかもしれません。

装備・道具の選定

装備

武器に関しては前節でも触れたとおり、まどろみの剣が最重要です。あとは早い段階でメダル交換して入手する奇跡の剣。それ以外は特筆すべきものはないかと思います。

防具ですが、こちらはクリフトにスクルトをできるだけ使わせるという観点でもう少し重要で、守備力一辺倒の防具(はぐれメタルの鎧など)より、呪文・ブレス耐性がある防具を優先したほうが良いと考えます。そのほうがスクルトの発動確率を高められるためです。
(あくまでボス戦においては、の話で、ボス戦を除いたダンジョン攻略時などはシンプルに守備力重視のほうが良い場面も当然多いです。)

本攻略ではそこまで微調整する必要は生じませんでしたが、うまくクリフトがスクルトを使っていない場合、耐性がない盾や頭防具をあえて外して調整する、といった手法を使うほうが結果的に戦闘が有利になる場合があります。

道具

AIの性質上、以下の道具を所持していると選択肢として評価されます。また道具は消費MPが0なので、「じゅもんせつやく」「いのちをだいじに」でも優先度が下がりません。
(「いろいろやろうぜ」の場合は対象の道具がさらに増えますが、本攻略のコンセプト:安定撃破という観点では実用的な作戦ではないので省略します。)

使用する道具:「やくそう」「まんげつそう」「いかづちのつえ 」「てんばつのつえ」「まどろみのけん」「ほのおのつめ」「こおりのやいば」「まふうじのつえ」「マグマのつえ」「ほほえみのつえ」「はじゃのつるぎ」「みなごろしのけん」「はぐれメタルのたて」「せいじゃくのたま」「しゅくふくのつえ」「ちからのたて」「けんじゃのいし」

そのため、余計な道具を持たせないというのは抑えておくべき基本の1つです。
特に有用な道具は、中盤までの天罰の杖(バギ耐性持ちの敵が少ない)と最終決戦の賢者の石でしょう(時点で氷の刃)。

作戦の決定

各作戦の評価や使用場面についても、いちおう簡単に触れておきます。

みんながんばれ/ガンガンいこうぜ(対ボス戦)

基本はコレなのですが、この作戦にするとクリフト・ブライ・ミネアが全力でザラキ・メダパニ・ラリホーを唱えてしまいます。そのため彼らの補助を前提とする戦いの場合は「いのちをだいじに」のほうが良いです。
逆に脳筋部隊はどの作戦であろうと(「いろいろ」除く)普通に殴ってくれるので、あまり気にする必要はありません。

余談ですが、基本の作戦とされる「みんながんばれ」ってあまり存在価値がない気がします。対ボス戦については前述の通り「ガンガンいこうぜ」と同じですし、通常時でも「ガンガンいこうぜ」に比べて少し攻撃の手を緩めるくらいの効果しかなく、呪文を使わせたくないなら他の選択肢がありますし中途半端な印象です。

いろいろやろうぜ

手間をかけて低レベル攻略とかを狙うなら、天空の剣(凍てつく波動効果)など他作戦では使わない道具使用に賭けるという目的での使用価値はゼロではないです。
が、本攻略では安定性重視のため、使用しません。

じゅもんをせつやく

これを使うとしたら「攻撃呪文は使わせたくないが回復呪文はだけは使ってほしい」という場面ですが、現実的には上記に加えて「補助呪文は使わせたい」というニーズが大半で、その観点だと「いのちをだいじに」のほうが優れています。
そのため本攻略では一切使用しませんでした。

いのちをだいじに

「いのちをだいじに」は攻撃呪文(状態異常含む)の優先度が下がる一方、補助呪文の優先度が上がるので、クリフト・ブライ・ミネアをパーティに加えた戦闘では有用度が高いです。
また、回復を必要と判断するラインも上がるので、そういう意味でもボス戦の安定度を高められる作戦です。

初手〜補助呪文がかかるまではこの作戦、かかったら「対ボス戦」に切り替えるというのが1つの典型的な戦略になると思います。(攻撃系呪文が不要な場合は、「対ボス戦」に切り替える必要も特にないです。)

逆にマーニャがパーティにいる場合は、「いのちをだいじに」にするとせっかくのメラゾーマやメラミを温存して下位の呪文や道具を使ってしまったりするので、あまり使わないほうが良いです。「対ボス戦」も回復や補助の優先度はそこそこ高めに設定されています。

じゅもんつかうな

MP温存したい道中はともかく、ボス戦において呪文を一切使ってほしくない場面はあまりありません。回復呪文も禁止されてしまいますし。

本攻略では唯一、とうぞくバコタ戦で静寂の玉を確実に使ってもらうために採用しました。といっても「せっかくだから1度くらい使ってみた」という程度で、使わなくても困るようなものではないです。

実践編

前置きが長すぎました。ここから実践編です。
実践はプレイ動画のほうがわかりやすい、という方は最下部の動画をご覧ください。

なお以下に記載したモンスターのステータスはすべて以下のサイトから引用させていただきました。このサイト、(ドラクエ4に限らず)攻略情報の精度がすごいです。

1.キングレオ

敵の特徴
HP400、自動HP回復(50)、攻撃・ギラ・冷たい息、1〜2回行動、バギ系無耐性

パーティ編成
アリーナ(16)、パノン、クリフト(16)、勇者(ゲスト)

重要な装備・道具
アリーナ:天罰の杖、クリフト:奇跡の剣

この時点ではパノンが唯一のまどろみの剣の使い手なので、パノンによる足止めとクリフトのスクルトを使って安全性を高めます。作戦は「いのちをだいじに」が良いでしょう

マーニャが高火力のメラミを覚えていれば瞬殺できるのですが、ストーリー進行に沿って普通に進めるとレベルってこのくらいな気がするので、本攻略ではあえてメラミ未習得で挑んでみました。
ただその分攻撃力が不足するので、あらかじめ奇跡の剣と天罰の杖を入手してダメージソースを確保します。
少し時間はかかりますが、ほぼ危なげなく倒せます。

2.バルザック

敵の特徴
HP500、自動HP回復(50)、攻撃・ヒャダルコ・冷たい息、2回行動、メラ系無耐性

パーティ編成
ライアン(18)、クリフト(20)、パノン、マーニャ(20)

重要な装備・道具
ライアン:まどろみの剣、クリフト:奇跡の剣

僕の場合はライアン加入時のレベルが11と低めだったので、マーニャのメラミ習得とあわせてここで少しレベルを上げました。

ライアン加入によりまどろみの剣の使い手が2人になるのと、メラミの高火力が期待できます
プレイ動画のようにヒャダルコ2連撃などを喰らうとかなり大打撃なので、足止め+高火力でできるだけ相手にチャンスを与えず撃破するのが良さそうです。

3.ピサロナイト

敵の特徴
HP800、高守備力(155)、攻撃・静寂の玉・アイスコンドルを呼ぶ、バギ系無耐性

パーティ編成
ライアン(19)、アリーナ(21)、クリフト(21)、パノン

重要な装備・道具
ライアン:まどろみの剣、アリーナ:天罰の杖、クリフト:天罰の杖

ストーリー上は次のとうぞくバコタと先に戦うパターンもありますが、本攻略では「静寂の玉でバコタの呪文を封じる」をやりたかったので先にピサロナイトに挑みました。

自動HP回復はありませんが硬いです。クリフトやパノンの攻撃はそろそろ効かなくなってきますが、パノンのまどろみの剣はまだ捨てがたいので続投させています。クリフトは天罰の杖でカバーです。(幸いバギ系が無耐性。)

こちらの呪文は敵の静寂の玉で早々に封じられる可能性が高いので、攻撃呪文や補助呪文頼みの戦術は破綻する場合があります。また回復呪文も使えなくなるため、ライアン・パノンのまどろみハメ戦法が最も安定するでしょう。

4.とうぞくバコタ

敵の特徴
HP1000、ヒャダルコ→攻撃→スクルト→ヒャダルコ→力ため→攻撃、バギ系無耐性

パーティ編成
ライアン(20)、アリーナ(22)、クリフト(22)、パノン

重要な装備・道具
ライアン:まどろみの剣、アリーナ:天罰の杖、クリフト:天罰の杖・静寂の玉

静寂の玉で呪文を封じ、かつスクルトが決まればただしぶといだけの脳筋野郎と化します。クリフトが余計なこと(マヌーサ)をしないように初手の作戦を「じゅもんつかうな」にしました。

ついまたパノンを使ってしまいましたが、帰り道のリレミトのことも考えるとここはマーニャを使うほうが良かったように思います。メラ系も弱体性なので十分に効き、また静寂の玉を使わず敵がスクルトを使ってきても、マーニャがルカニをかけてくれる可能性が高いです。

5.エスターク

敵の特徴
HP900、自動HP回復(100)、吹雪→攻撃→気合いため→攻撃→凍てつく波動→攻撃(眠り時は怪しい光)、2回行動

パーティ編成
ライアン(31)、アリーナ(32)、クリフト(32)、ブライ(29)

重要な装備・道具
ライアン:はぐれメタルの剣

中盤最大の難敵。
本攻略では先のことも考え、ここで「ここまで育成しておけば後は最後まで経験値稼ぎは要らない」という段階までレベル上げをして挑みました。

自動HP回復が100と激しいので高火力が必要で、ブライのバイキルト&入手したてのライアンのはぐれメタルの剣による攻撃に(もちろんアリーナにも)期待する戦法としました。

ちなみにブライはレベル30でメダパニを覚え、そうするとバイキルトよりメダパニを優先してしまうので、ブライのレベルが30以上だと逆に手こずった可能性があります。

また、クリフトは本攻略時にはいつものザキ厨となってしまい戦力外状態でしたが、かといってミネアを入れるとラリホーで眠らせてしまう可能性大(エスタークは怪しい光のほうが脅威)なので、道中の回復を考えるとクリフトを入れざるを得ません。

よってこれ(ライアン・アリーナ・クリフト・ブライ)がベストメンバーかなと思います。もしマーニャがメラゾーマを覚えるレベル33まで到達していたら、ブライoutマーニャinのほうが良いかもしれません。

6.アンドレアル

敵の特徴
3体で出現(1匹x3グループ)、HP300、攻撃・高熱のガス・仲間を呼ぶ、ヒャド・バギ系無耐性、ザラキ・ラリホー・メダパニ強耐性

パーティ編成
アリーナ(36)、クリフト(35)、ブライ(32)、ミネア(32)

重要な装備・道具
特になし

奴は四天王の中でも最弱、のアンドレアルさん(そもそも3体ですが)。
ここは特に工夫しなくても勝てると思いますが、耐性ガバガバなので少しはAIが好む戦い方にゆだねてみようと思い、クリフト・ブライ・ミネアの間接3兄弟を投入しました。さらにヒャド系・バギ系無耐性なのでそういう意味でもブライやミネアは相性が良いです。
一方でギラは強耐性・イオは完全耐性なので、マーニャは適しません

プレイ時には特に複数テイク撮ったりしたわけではないのですが、ザラキ・メダパニ・ラリホーマが全て決まってノーダメージ撃破するという美しい戦果となりました。

7.エビルプリースト

敵の特徴
HP820、自動HP回復(50)、バギクロス/攻撃/メラミ/マヒャド/マホカンタ、2回行動、マホカンタ状態、スモールグール3体がお供

パーティ編成
アリーナ(36)、ライアン(34)、ドラン、クリフト(35)

重要な装備・道具
アリーナ:ひかりのドレス、クリフト:ミラーシールド(といっても大して重要ではない)

逆に四天王の中でも最強かもしれないエビルプリースト。僕は「えびプリ」と呼んでいます(どうでもいい)。
勇者ありプレイなら天空の剣でマホカンタ解除という手もありますが、本攻略では使えないので脳筋系パーティで臨みます。
高HP・攻撃力に加え、跳ね返されずに全体攻撃ができる吹雪や、スモールグール(ラリホー弱耐性)を眠らせることができる甘い息を持つドランが案外相性が良いように思います。ただし吹雪はエビルプリーストへのダメージは通りませんが。

クリフトは普通に回復要員として入れているのですが、彼が大好きなザラキがスモールグールに決まることもあります。

また、作中最も呪文タイプのボスなので、アリーナのひかりのドレスやクリフトのミラーシールドによる反射でもじわじわダメージを与えられます。(まあ主要なダメージソースではなく、せっかくなので活用したいという程度。)

本攻略ではライアンにまどろみの剣を持たせて眠り攻撃を期待しましたが、普通にはぐれメタルの剣でも良かったかもしれません。

8.ギガデーモン

敵の特徴
HP1023、自動HP回復(100)、攻撃→攻撃→防御→攻撃→ルカナン→攻撃、2回行動、攻撃呪文全て無耐性(状態異常呪文はルカナン系以外無効)

パーティ編成
アリーナ(36)、ライアン(34)、クリフト(35)、マーニャ(33)

重要な装備・道具
特になし

えびプリとは逆のド脳筋タイプのギガデーモンさん。
攻撃呪文は全て無耐性で、逆に状態異常呪文はルカナン系以外無効という特徴なので、マーニャが明らかに相性がいいですね。

本攻略ではライアンにまどろみの剣を持たせ、またクリフトを入れて安定化を図りましたが、ライアンにはぐれメタルの剣を持たせたり、クリフトではなくドランを投入してもいいかもしれません。

ブライでバイキルト狙い、も考えられますが、作戦「対ボス戦」ではメダパニを優先してしまう可能性が高いです。逆に「いのちをだいじに」にするとマーニャがメラゾーマを使わないので、要するにマーニャとブライはボス戦では同じパーティに入れるとどちらかがうまく機能しないですね。

9.ヘルバトラー

敵の特徴
HP950、自動HP回復(50)、攻撃・激しい炎・吹雪・イオナズン・雄叫び、1〜2回行動、メラ・ギラ・イオ系強耐性

パーティ編成
アリーナ(36)、ライアン(34)、ドラン、クリフト(36)

重要な装備・道具
ライアン:はぐれメタルの剣

ヘルバトラーは攻撃・ブレス・呪文と攻撃のバリエーションが多いので特定の攻撃対策が取りづらく(ミネアにフバーハを使わせれば無力化するとか)、またマーニャの呪文には全て強耐性がついています。

幸い単体での出現で、HPや回復力もそこまで高くはないので、速攻撃破がベストかと思います。
具体的には、ライアンにははぐれメタルの剣を持たせた上で、堅実に打撃でダメージを与えられるライアン・アリーナ・ドランを入れるのが無難ではないでしょうか。

残りの候補としてはクリフト(安定)・ブライ(バイキルト期待)・トルネコ(打撃ダメージ期待)です。唯一トルネコを使うとしたらここかな?と思いました。

10.デスピサロ

敵の特徴
<共通>メラ系強耐性・ヒャド系弱体性
<第1/2形態>HP800/650、攻撃のみ、2回行動(第1形態のみ)
<第3形態>HP1023、攻撃/ベギラマ/ヒャダルコ/ザキ/甘い息/スクルト
<第4形態>HP700、瞑想→激しい炎→凍てつく波動→攻撃→激しい炎→高熱のガス
<第5/6形態>HP800/700、攻撃・高熱のガス、2回行動
<第7形態>HP1023、自動HP回復(100)、攻撃・凍てつく波動・激しい炎・輝く息、開始時マホカンタ

パーティ編成
スタメン:ライアン(35)、アリーナ(37)、クリフト(36)、ブライ(34)
サブ:ドラン、ミネア(31)

重要な装備・道具
ライアン:賢者の石、まどろみの剣、クリフト:氷の刃
戦闘開始前にミネアに命の木の実を使うと良い

まず、攻撃しかしてこない第1〜第2形態の間にスクルトとバイキルトがかかるのを待ちます。
作戦は補助呪文がかかるまでは「いのちをだいじに」で、以降は危ないときは「いのち」、そうでないときは「対ボス戦」で適宜切り替えます。

バイキルトがかかったら、ブライはドランと入れ替えるのもアリです。マヒャドもよく効くので、打撃しか来ないこの段階では、スクルトがかかっているブライのままでもいいかもしれません。

第3形態はスクルトとザキが凶悪です。クリフトがやられたらミネアを入れてザオラルをかけてもらいます。

第4形態からはブレス攻撃が加わるので、ミネアを入れてフバーハを期待します。ローテーションによっては凍てつく波動を喰らいますが、モタモタしていると瞑想で回復されるので、ここは早く突破するほうがいいかもしれません。

第5・6形態は攻撃と高熱のガスで、高熱のガスは弱いのでデレ行動です。もし第4形態で波動を喰らった場合、作戦を「いのちをだいじに」にしてなんとか各種補助呪文をここで掛け直したいところです。

第7形態は2回行動ブレス系が2発来るとかなり厳しく、かつ波動の頻度が高いのでフバーハもよく剥がされます。ここは戦況に応じて臨機応変にメンバを切り替えるしかありません。

僕はこれで1stテイクで勝てましたが、第3・4・7形態の運によっては負けるかもしれません。予備メンバとしてトルネコやマーニャの備えもしておくとベターですね。

プレイ動画

まとめ

令和6年にもなってファミコン版ドラクエ4の攻略?記事とか誰が読むねん。と書きながら何度も思いましたが、とりあえずプレイした本人としてはめちゃくちゃ楽しかったです。

子供のころは当然AIの動きもわからず、とりあえずレベルを上げて殴って進む、というプレイしかしていなかったので、入念に下調べをして作戦立てをして、いざ戦いが始まったらあとは仲間を信じて祈る(?)、というプレイはなかなか新しい体験でした。

堀井雄二さんは「AIが賢すぎるのは良くない」と開発当初よく仰っていたそうですが、考えてみれば現実世界の仲間とか部下も思ったようには動いてくれないわけで、AIの行動が一部ご愛嬌なところもかえって面白かったです。

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