晴釣雨読

専門は地球滅亡学です。本に囲まれて生活しています。スポーツ観戦も大好きです。自然科学・…

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専門は地球滅亡学です。本に囲まれて生活しています。スポーツ観戦も大好きです。自然科学・環境科学・日本の古典文学・日本の歴史・世界の歴史などの今まで読んできた本について投稿していきます。

最近の記事

古典文学お気軽読本その8 小倉百人一首編

はじめに  百人一首は、児童向けとかもあるし、京都のおせんべい屋さんで冊子を配っていたり、色々出ています。とりあえず、読んだことのある本を紹介します。 1.現代語訳・解説本 ◎『ビギナーズクラシック 百人一首(全)』  谷 知子:編 KADOKAWA 角川ソフィア文庫 (和歌→歌の意味→解説の構成になっています。出典やどういう場面で読まれたのか、読み手はどういう人なのか、本歌取りの歌ならばどの歌からとったのか。色々なその歌に関する情報をコンパクトにまとめてあります。コラ

    • 古典文学お手軽読本 その7 万葉集編

      はじめに  万葉集は、歌の背景などが書かれていて、そこからヒントを得て、小説などを書いている人が多いですね。そんなのも、まとめて紹介できたらと思いますが、それはまた、いつか。 1.現代語訳・解説本 ◎『ビギナーズクラシック 万葉集』  角川書店:編 KADOKAWA 角川ソフィア文庫 執筆担当:坂口由美子 (万葉集を勉強する手始めとしては、よい本だと思います。) ◎『わたしの万葉集』  平岩弓枝:著 新潮社 新潮文庫 (万葉集の歌を、テーマ別に解説している本です。読み

      • 古典文学お手軽読本その6 竹取物語編

        はじめに  竹取物語は、日本最古の物語と言われています。作者は分からないと言われています。でも、出てくる5人の求婚者は実在の人物なので、その当時のその人物のことをよく知っている人が原案のようなものを創作して、その後色々な人の手が加えられて現在の形になったのだと思われます。  その原案を作ったのは、あの柿本人麻呂では無いか? などと最近思うようになりました。実在の人物の宮廷に近いところにいた人であること。梅原猛さんや万葉集の記述では、晩年流刑にされて岩見国に流され死んだらしい

        • 古典文学お気軽読本その5 古事記編

          はじめに  古事記は、色々な説を勝手にまとめてみると、原案(天皇記・国記)を作ったのが聖徳太子(厩戸皇子)で、それを基に歌物語に再構成したのが柿本人麻呂で、稗田阿礼とは藤原不比等のことで内容を女帝(持統天皇=天照大神)中心に書き換え、太安万侶が文章化したと考えているのですが、最近すごく面白い小説が出ていて、ちょっと考えてしまいました。 1.現代語訳 ◎『ビギナーズクラシック 古事記』 角川書店:編 KADOKAWA 角川ソフィア文庫 (用語の説明もあって、良いです。)

        古典文学お気軽読本その8 小倉百人一首編

          古典文学お手軽読本その4 蜻蛉日記編

          はじめに  『蜻蛉日記』は、藤原道綱の母の日記ですが。子供の道綱君、大河ドラマでもあまり優秀でない人のように描かれています。これは、『小右記』という本に、「文字も読めない人」と書かれていたためですが、本当? 正妻の子では無かったので、他の兄弟ににらまれないように、もしかすると、そういう振りをしていただけではないでしょうか? 実は、すごい優秀な人物で! とかいう感じで描いて欲しかった。 1.現代語訳 ◎『ビギナーズクラシック 蜻蛉日記』  角川書店:編 KADOKAWA 

          古典文学お手軽読本その4 蜻蛉日記編

          古典文学お手軽読本その3 枕草子編

          はじめに  枕草子って、中宮定子の悲劇の裏返しに、ひたすら明るい話になっているということを知ったのは、最近のことでした。学校の古文の授業ではそんな話は無かったような気がします。 1.現代語訳 ◎『ビギナーズクラシック 枕草子』  角川書店:編 KADOKAWA 角川ソフィア文庫 (入門書としては最適です。用語の解説もついていて良いです。) ◎『杉本苑子の枕草子』 わたしの古典シリーズ⑨  杉本苑子:著 集英社 集英社文庫 (枕草子をすこし現代っぽいカタカナ語も入れて訳

          古典文学お手軽読本その3 枕草子編

          古典文学お手軽読本その2 源氏物語編

          はじめに  大河ドラマで、紫式部が取り上げられていますね。話の展開はちょっと「うーん」て感じですが、今まで読んできた源氏物語関係の本を紹介します。本屋さんにも源氏物語関係の本が置かれているのですが、自分の読んだ本はなぜかあまり置かれていないですね。 1.現代語訳 ◎『源氏物語(全十巻)』 瀬戸内寂聴:訳 講談社 講談社文庫 (今、少しずつ読み進めている本です。各巻ごとに「源氏のしおり」ということで、物語の内容、紫式部の生涯、各帖のあらすじや読みどころ、系図等も載っていま

          古典文学お手軽読本その2 源氏物語編

          古典文学お手軽読本その1 総説編

          前書き  日本の古典文学を読みたいけど、文法とか敬語とかよくわからないし・・・。  もっと手軽に古典文学を楽しめないかな? いろいろを探した結果を発表します。  今回は、総説編。 ◎『日本古典のすすめ』 岩波書店編集部:編 岩波書店 岩波ジュニア新書325 (この本は、それぞれの作品の専門家が執筆していて、作品の特徴や読みどころを解説しています。文学史などの勉強にも役立つ本です。) ◎『平安朝の生活と文学』 池田亀鑑:著 筑摩書房 ちくま学芸文庫 (平安時代の生活につ

          古典文学お手軽読本その1 総説編

          読売巨人軍を強くするには?

          note始めました。 とりあえず、読売巨人軍を強くするには? を考えてみます。 (1)外国人選手あんまりとらなくていいです。  選手多すぎて、使い切れていません。はどはどにしてほしいです。 (2)チャンスの時の応援歌変えませんか?  コロナで無観客の時に、ドームで録音の応援歌が最初流れたとき、何か「プフィー、プフィー、プフィフィピー」という感じですごく脱力するような曲が流れて、それ以来選手が曲が流れると金縛りにあったように打てなくなるという感じで。なんとかなりませんか? (3

          読売巨人軍を強くするには?