Fritz the Undercat

負け猫で逃げ猫🏴 属性はどうとでも 蔑称として原詩人

Fritz the Undercat

負け猫で逃げ猫🏴 属性はどうとでも 蔑称として原詩人

最近の記事

“8月のライター”

おまえに貰った使い捨てのライター 厳密には借りて、まだ返せてなかったライター まだ火がつくぞ 命とか希望を思わせるKelly Green おまえのヘーゼル色した 瞳のいとこみたいな色だね 無彩色の包囲とか残酷な時間 その中で妙に際立ち 調和さえする色 美しく快活 毅然と凛と咲く  そんな笑顔の記号 オレのどこを探したって見つからなかった色 そのライターで火を灯す度 小さな炎が震える度 素直じゃない2人の思い出 少しムカついたけど愛おしいジョーク 息を飲む程のおまえの写真が

    • グロ注意… 自動書記 “革命の、ほんの断片”

      さっき首吊ってん。人生2回目。意味無いし。 遺言も一応残してん。もう最期のつもりで。 でも死んでへんねん。結局のところ。 死ぬ一歩手前で止めてん。 いよいよ窒息出来るってなったら、 スタコラサッサ、逃げだしたんや。 臆病者やねん、ポーズだけやねん、結局。 生きたいってことの裏返しよな、所詮。 ダサ。しょうもな。 でも、もう終わりにしようって気持ちだけは 掛け値なしにホンマやった。 答え?入っていける?答えなんか無いか。 入れるはずやんな。入れる入れる。 嘘つくなや、嘘を

      • “黒い星の経典”

        信頼を超えた信頼 それは地核を掘り進む採掘者 空を夢見る 惨殺された思いは 絶壁で生き 詮無くも 陰陽の意味を反転させんと身をよじる贈与 血を超えた血 磐石 もはや本質 分子に予め埋葬された それは感じることを許されない大いなる記憶 いくら望もうが不可触 そして墓碑銘に同じ 死を超えた意思 14000rpmの回転は目まぐるしく光を超えて やがて時間も空間も越境する 眩暈だけ残す 魂さえ消えた真空をたゆたう愛の残香 盲信を超えた真髄 救いを焼き尽くした

        • “Pyramid of the Sun” (Inspired by Neil Young’s “Cortez the Killer” )

          ショチピリの生贄 傍にはタービナコリボサ いきなり涅槃に? 冗談だろ 陶酔が明けたら 死に場所を探そう 内に本当の神がいるか、オレは知らないから 世紀の向こうから 非業と共に 黒曜石の刃 きれいなチャルチウイテ モンテスマの血濡れた羽飾りがそよぐ 滅びは必然 驕る者どもも同様 残るのは心なんだ 忘れんな 覚悟したら息を愛おしめ 最後の息まで 世紀の向こうから 神々と悪魔たち ジャガーに噛み砕かれた脳髄 必死に生きてる ムリキの亡骸 残された子猿は世界をにらむ 小さな世界か

        “8月のライター”

          “空が落ちてくる”

          空が落ちてくる 雲を支えきれず オレは知ってる その重さよりも その高度よりも むしろ苦い嘆き ザラついて鈍色 空は耐えきれず 今にも落ちそう 色を失い真っ青 海 蒼茫 自由 庭になった南天 鉱石の王びい玉 熱すぎならぁ麺 懐かしいアイス 火を灯せよって オレに言ってた 看板は意味ない オレは侵入して 寝そべる 砂利 小石だらけの浜 流木をまくらに あの夏の入道雲 大袈裟でお節介 激しく泣く太陽 散れよ 乞食共 静謐に願います どこまで飛ぶ? 灯台に行ったよ そこでの日の出

          “空が落ちてくる”

          自動書記 “ebrah k’dabri”(夢日記: あの世の円卓にて)

          “この言(ことば)は初(はじめ)に神(かみ)と共(とも)にあった。 すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった” (新約聖書 『ヨハネによる福音書1:2-3』)  おお神よ、オレは真面目です、クソ真面目なんだ。だからこそ迷うんだ。ビョーキなのは自覚してる。重度の潔癖症で、眼球や鼻や耳の穴まで綺麗に洗わないと気がすまない。(ホントいうと、アタマの中も洗いたいんです) さもないと、世の中を漂う忌々しい穢れにたちまち窒息させられる

          自動書記 “ebrah k’dabri”(夢日記: あの世の円卓にて)

          グロ注意…期間限定ポスト: “肉だるま工場見学”

          はい、実演しますね、ちゅうもーく。 まず、ゆっくりしっかり、手足の生爪を剥がす。 えー、歯と舌は全て処理済みになってから我々の部に到着してますから、ご心配なく。 皮膚につけてある印に切れ込みを入れ、一気に、こう剥がす。毛が生えてた方向と同じ向きに、こう。剥離剤につけてあるから綺麗に剥けるはずです。毛穴から綺麗な血が滲む。ピンクがかった肉が露わになりますね、時折痙攣しているね。あんまり暴れるなら、大人しくなるまで頭をハンマーで殴りつけるか、鎮静剤を注射しましょう。その引き出しの

          グロ注意…期間限定ポスト: “肉だるま工場見学”

          自動書記 “速度”

          果たしてあたしは、自分が求めるモノにたどり着けるんだろうか? スピードを出せば出す程、近づけば近づく程、それは遠のくかのよう。 星が流れるように留まる。この矮小で嘘吐きな街の灯りみたいに。パワーバンドいっぱいにアクセルをふみこむ、生傷が癒えることの無い歴史を、過ぎ去った時間の裏に置きざりにするかのように。 三叉路に出くわす。迷わず真ん中の道を選ぶ。あいつは、”道を間違えたな”なんていうけど、思いつく通りにやる。選択なんてまやかしは、そもそもあたしの人生にはなかったんだ。

          自動書記 “速度”

          どくはく

          俺が子供の頃、天高い雲間に瑪瑙色をした龍を遠目に見た。神社とかに祀られているような、蛇っぽい東洋式の龍だった。本当に見た。 家族に興奮してそれを告げた。 リアリストのきょうだいはバカにしたように鼻を鳴らし我関せずと窓の外を眺めていたが、車中の母は優しく、”すごいねぇ。どこにいるん?”と俺に尋ねてくれた。 “あそこ!***みたいな雲と、***みたいな雲の間!” 母の真後ろに陣取っていた俺は、共に仲良く空を見上げる。 “うーん、お母さんには見えへんみたいやなぁ。” これま

          自動書記 “ある恋について”

          -夜- くそくらえ  心は光になって離れない 遠い女  丁度3光年先の、オレの裏側にいる女  2進法でしたためた血の恋文が 彼女に今読まれたんだって知ってる -昼- あの恋文の返事がきた  古びた通底器は怖くて近寄りがたい 誰だって死ぬのは怖いはずだろ?  恥ずかしい事だがオレにとってはそれと同じ 食欲がない  いつだって不実の果実はこの時間帯に食卓にあがる そんなものは食べたくない 煌々としたレモンみたいな太陽にも目眩がしている  フラつきすぎてもう歩けそうにない

          自動書記 “ある恋について”

          戯言 pt.2

          “我々の住む世界は一つの錯誤であり、役立たずのパロディだ” (Jorge Luis Borges “A Universal History of Infamy”) ご自身の生、それを取り巻く世界とは一体何なのか、考えたことはありますか?日頃の忙しなさの中、これらについて立ち止まって思考を巡らせたことはありますか?極端な話、地球が丸いだなんて常識を、何を端緒に貴殿らは信じていらっしゃるんでしょうか。 歳を重ねるにつれ、フジツボのように固着する観念。これはマニュアル化された生

          戯言

          ジャンルがどうとかうるせえ。決まりや枠がないと何者にもなれないんだよなぁあんたらは? 無理矢理何者かになったみたいだね。メッキが剥がれかけてるが。安いボンドの臭いがする。 裸の王様として祭りあげられ、スカスカのまやかしで食う血の滴るステーキは美味いかい? 魂に聞いてみな。果たしてそれが、真から生まれた真実なのか。ただの欺けるウソなのか。 “—を知ろう”だ?余計なお世話だ。神の代わりにセコいカネを崇拝しやがって。 あんたらは生きてるだけ。つまり心臓動かしてるだけ。食っ

          自動書記 “子宮にて”

          もう鏡はお前自身をも映しはしないよ 全くのゼロ 静寂が音楽になったら、或いはお前らが心からそう認識できたなら(0.0001%も理解するやつはいないだろうが) 岩に沁み入る という俳句表現のホントの贅沢さを理解できるよ 理解しなくてもいいがね  ただ、血のこびりついた刃物と拳銃、チャラスと削ったペコリーノ、香り高い火星産のコーヒーとよく使われる女陰に住む熱帯魚、白い羽と極楽鳥、賞味期限が近いチョコと性病・エイズもちのペニス、傷だらけのスウェーデン車と林の違いくらいはわかった

          自動書記 “子宮にて”

          不快注意…キライ

          以下に該当する者はワタシに近づかないで下さい。お願いします。 ワタシみたいな奴 お前らみたいな奴 村社会を支持する奴 浅い奴 あざとい奴 自称深すぎる奴 感情とか心的なものにいちいち科学的知見を持ちだすインテリな僕、な奴 肥大した承認欲求を備え何も表現しないクセに前例のあるモノだけ上から目線で評論する奴 及びその歪んだ欲求の発露が、その下らない人格を映してしまってる可哀想な奴 人間観察と称して通行人を眺めるが、自身の自信の無さや否定を転嫁し逃げてるだけの奴

          不快注意…キライ