見出し画像

自分が全部でちゃう、アートがもたらすもの〜umumアトリエvol.2開催レポート〜

雨の降る7月6日
2回目のumumアトリエを開催しました。

今回は「かたち」をテーマに自己表現。
umumの大事なコンセプト
「うまい」「じょうず」は置いといて
今日は自分の心の赴くままに表現してください

をお伝えし
リピーターさん、そして新たに参加してくれた方々と
スタート!

<第1フェーズ:準備体操>

自分用のクロッキー帳をお配りして
まずはアウトプットの準備体操。
テーブルに用意した描画材を体になじませます。

初めて触れる画材の感触を共有しながら
和やかに時間は進みます。

「今日は自分を解放したくて来ました」

「最初は手が震えてましたが、止まりました!」

「幼少期にこういうタッチが好きだったの思い出しました」

「ほんとに自分が"うまい"に縛られてたんだなって思います」

バイアスが外れ
心の赴くままに表現できるようになってくると
言葉も、自分自身との対話から生まれたものになっていきます。

なんだかみなさん、色や画材の構成力がすてき!

ワークショップって、私のようなファシリテーターだけじゃなく
その場に集まった方同士による相互作用みたいなものがある
と毎度思うのですが
今回もそれを実感しました。

<第2フェーズ:作品制作>

そこで後半戦。
もう一つのテーブルに用意した様々な紙。

画用紙、折り紙、和紙、厚紙、花紙、包装紙、アルミホイル、ラップ...
色も感触も様々なこの紙を選び
おもいっきりやぶきます!!

☝︎破いた紙の山も「きれい!」と撮影しているところ

ほんと。
すでにとってもキレイ。
これら無作為にうまれた形の紙と
前半に描いたクロッキーを素材にし
台紙に貼り付けて作品を作ります。

破れ方や硬さ、繊維の感触が違うことを楽しみながら
みなさん真剣に、もくもくと
支持体の上にパーツを重ねて行きます。


そして

感性!
ちがう
完成!!


みなさんの作品
めちゃくちゃかっこいい〜〜〜!!!
色もたくさん、素材もたくさん
なのに、しっかりまとまっている!!


<第3フェーズ:鑑賞会>

壁に展示した作品と
前半のクロッキー作品と合わせ
一人一人作品をプレゼンする鑑賞会へ。

どんな思いで制作したか
どんな変化があったか
作品をどう感じるか
などをみなさんで共有します。

コンセプトをもって制作した方
手が動くまま自由に制作した方
素材と対話しながら制作した方
みなさん制作プロセスも様々。

そしてそれぞれの作品からは
自分が解放されていくプロセスをはじめ
その方の持つ雰囲気や
その時の気分
作品のもつメッセージや空間など
いろんなものが伝わってきました。

参加者のみなさん同士でもコメントし合い
「作品って、自分が全部でちゃうんですね」
なんて言ってくれた方もいました。


最後に作品をかっこよくみせるポイントを
みなさまに伝授して
今回のumumアトリエも終了となりました。


<まとめ>

恥ずかしかったり
人の目が気になったり
評価にドキドキしたり。
そんなバイアスをはずし

心の赴くまま表現する行為や作品は
自分のありのままの状態が
対外に現れ
ることです。
鈍感化せざるをえないこの社会で
これだけでも十分、自信になります。

そして、そんな作品が
自分以外の誰かの心をふるわせて
反応が帰ってくることは
ものすごく自信になり
心の根っこに自己肯定感として残ります。


今回のアトリエの2時間におこった
一連のみなさんの変化が
それを実感させてくれました。

また、今回は
アートに苦手意識を持つ方
アートを勉強された方
リピーターの方など
表現との関わり方や考え方の幅が広い方々との時間でした。
にも関わらず
(当たり前ですが)優劣もなく
同じ目線でそれぞれの作品を楽しみ
活動に取り組めたことで
理想的な自己表現のあり方
見た気がしました。

ご参加いただいたみなさま
ありがとうございました!




ーーーーーーーーーーーーーーー
東京を中心に、いろいろなところで
アートワークショップやアトリエを開催しています。

<近日開催>
7/20(FRI) 19:00~21:00
おとなの感性をやわらかくするアトリエ
「umumアトリエvol.3 自分の色をさがそう」

次回のumumは、テーブルをとっぱらい
床の上でおもいっきり「色」であそびます!
工芸カフェReaLence(立川駅徒歩3分)
※単発でのご参加も可能です!
facebookページ
工芸カフェReaLence 参加お申し込みページ


◇アートワークショップユニット コネルテ
障害の有無、年齢差、個性、感性もみんな「違う」ことを
アートを通じてこどもたちが体験する企画を開催中!
ホームページ
facebookページ


◇ noteコメントやFacebookメッセージにて
ワークショップやアトリエ、講座
保育施設などへの訪問プログラムなど
ご依頼やご相談、お待ちしています◎
活動の様子はこちら⬇︎
田中令 facebookページ



いつも長文を読んでいただきありがとうございます! サポートは、企画のための画材&情報収集に活用させていただきます。