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「ファイブスター物語」の立体造形展示会へ行ってきました!

#20230828-212

2023年8月28日(月)
 「ファイブスター物語」をご存知だろうか。
 (英語表記:The Five Star Stories 略称:F.S.S. / FSS)
 永野ながの まもる氏による漫画で、1986年からアニメ雑誌「月刊ニュータイプ」(角川書店)で連載されている。

 戦闘兵器ロボットのゴティックメードと人工生命体のファティマ、それを操縦する人間である騎士の長い長い物語だ。だが、舞台は惑星も次元もいくつもあるし、神や悪魔も登場する。はじめから年表があり、大きな流れは読み手も知っている。だが、年表には登場人物のこまかな生き様までは描かれていないため、それを漫画で読み手はたどっていく。
 物語は過去から未来へという時間軸では流れておらず、かなり自由に行き来する。主人公のほかに説話ごとに主役級の登場人物がおり、ひょんなところでその子孫の時代になると、少し前まで主役だった登場人物がこんなふうに語り継がれているのかと恋しくなったりする。
 新刊が出るペースがゆっくりなため(何度か休載もあり)、新刊が出る度に既刊を読み返さないと頭が混乱してしまう。
 作品用語がとても多いのだが、2013年には設定がガッツリ変わり、心底驚いた。特にロボット(旧設定モーターヘッド、新設定ゴティックメード)のデザインが変更になったが、それで作品から離れるなんてできないほどの魅力にあふれている。

 このF.S.S.のプラモデルを販売しているボークスの展示があるとむーくん(夫)が教えてくれた。
 むーくんはF.S.S.を私と結婚してから知った。漫画は読んだし、映画も私に連れられて観に行ったが、ロボットならむーくんはガンダム派だと思う。だが、私が好きなのを知っているので設定集を買ってきたり、プラモデルをチェックしたりする。
 今回もむーくんがチケットを用意してくれたので、ノコ(娘小4)の習い事待機中に2人で秋葉原へ向かった。プラモデルまで手を伸ばしていない私は半ば連れられるように会場へ入ったのだが、ずらりと並んだ旧設定のモーターヘッド、新設定のゴティックメードたちに思わず興奮!
 「連れてきてくれて、ありがとう!」

 視線はキョロキョロと忙しなく、手はスマートフォンスマホのカメラを構え、足は会場内をぐるぐる行ったり来たり。私の反応にむーくんが笑う。バッグが展示品にぶつからないよう持ってくれる。
 漫画でもバカデカいことは知っていたヤクトミラージュが同じ縮尺のモーターヘッドとあまりにも大きさが違い、笑ってしまう。
 いやぁ、たまらん。

私より大きいヤクトミラージュ!

 いつ次の新刊が出るのかと思うと気が遠くなるので、普段は意識しないようにしている。
 それがつい帰り道にインターネット検索をしてしまう。
 私が好きなファティマはチャンダナだ。ファティマのなかでも珍しいエキゾチック・ファティマでインド人の少女のような姿をしている。ファティマ製作者であるファティママイトのバランシェがバランシェ・ファティマは「高性能だが繊細で不安定だ」という評価をくつがえすために安定性を追求したファティマなのだが、図太いというか動じないというか、なんともマイペース、そこがたまらなくいい。
 なかなか登場しないので淋しかったが、検索していたらチャンダナが出る説話がなんと2022年から2023年にかけての「月刊ニュータイプ」に続いてあるらしい。次巻に登場するのか、その先の巻か。楽しみだが、どうもストーリーが笑顔になる展開ではなさそうだ。
 楽しみだけど、泣くことになるのだろうか(詳しくはあえて調べていない)。

 F.S.S.に興味のある方、そしてこの記事を読んで興味を持った方は、是非この機会に足を運んでみてください

「ボークスF.S.S.シリーズ展 in 秋葉原ホビー天国2 2023夏」

  • 開催日時:8月12日(土)~9月3日(日) 平日11:00~19:00 / 土日祝10:00~19:00

  • 会  場:ボークス秋葉原 ホビー天国2 6階イベントホール(東京都千代田区外神田4丁目2-10)

  • チケット:当日券 税込550円

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