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沖縄の食材をクリエイト/藤田シェフ(グリーチネ ディ アクアパッツァにて)

アクアイグニス仙台全国御礼物産フェアvol.3沖縄
沖縄×宮城の食材で彩る
イタリアンレストラン「グリーチネ ディ アクアパッツァ」

沖縄の明るさと楽しさが、お料理に散りばめられたコースメニュー
「沖縄物産フェア特別コース」

Cena Speciale 「OKINAWA」

至福の時が始まります。
本日は車なのでノンアルコール スパークリングワインで乾杯。

乾杯

佐々木支配人:
突き出しは南イタリアのゼポリーニ。ナポリのカンパニア州の料理なんですが、パンやピザの生地に宮古島のあおさを練り込んで揚げたものです。レストランでお召し上がりいただくので、上に生ハムやパセリ、チーズを載せてちよっと着飾った感じで仕上がっています。

宮古島有機あおさを使用したゼッポリーニ生ハム添え

小松:
うわ〜食感が楽しいですね。
ナポリでは気軽で手で食べられる料理ゼッポリーニは、ふんわりもっちりとして、あおさの風味が噛むごとに口の中に広がります。レストラン風に着飾った一品目から、お皿全体を楽しませてくれます。

続いてのメニューは前菜「2代目ひろし屋のジーマミとうふを使用したカプレーゼ」

前菜「2代目ひろし屋のジーマミとうふを使用したカプレーゼ」

佐々木支配人:
普段モツァレラチーズ・トマト・バジルで作る前菜なんですが、沖縄フェアということもあって、豆っぽさのない沖縄のジーマミ豆腐を生かして自家製リコッタチーズを合わせています。
上に乾燥させた生ハムがのっていますが、砕いて一緒にお召し上がりいただくと生ハムの塩けがアクセントになリます。

小松:
沖縄の美しい海を思わせる前菜。
菜の花のペーストの緑やトマトの赤、彩りが沖縄の芽吹く春の期待感も演出されて見た目にも楽しくなります。

ジーマミとうふは大好物です!!
リコッタチーズとも相性がいい!!何よりカリカリの生ハムを砕いて一緒に食べると、噛むたびにカリッとした食感と塩味が広がって、口の中で1つにまとまってくので、華やかさが増しますね〜。

ソムリエでもある佐々木支配人料理長と阿吽の呼吸

佐々木支配人:
次は「あぐーソーセージとブッコリーのスパゲッティ」です。

こちらのパスタは、あぐー豚と六郷の農家山田さんのブロッコリーを使っています。
山田さんはいつも、こんな野菜を作ってほしいというリクエストをすると、それに応えて、美味しい野菜やハーブを作って持ってきてくれるんです。
とてもお世話になっている農家さんです。

小松:
素敵な関係が出来上がっていますね。

佐々木支配人:
はい、そうなんです。
ところでメニューを見ていただくと、「あぐー豚」がひらがなになっているんです。普通はカタカナで示されているんですが、ここに違いがあるんです。

メニューにひらがな表記の「あぐー」

ひらがなの「あぐー」は、琉球在来種豚「アグー」のオスを50%以上有する交配種の豚を呼びます。 各農場において出荷できる「あぐー豚」は希少で、沖縄本土以外に流通することは殆どありません。旨味の強い豚です。

そんな貴重なあぐー豚のソーセジを使ったパスタです。

あぐーソーセージとブロッコリーのスパゲッティ

小松:
うわぁ〜、あぐー豚のソーセージってジューシーですね。
ずっと噛み続けていたい美味しさ、味わいがあります。
ブロッコリーとの相性もいいですね。
んー、ニンニクも効いていて、あー、ずーっと食べていたい味です。
美味しいが止まりません。

佐々木支配人:
メインのお食事です。「森林鶏のロースト 焦がしバターとシークワーサーのソース」です。

メイン料理「森林鶏のロースト 焦がしバターとシークワーサーのソース」

佐々木支配人:
宮城県産の森林鶏です。ソースに沖縄のシークワーサーを使用しています。オリーブとケッパー・パセリ、ドライトマトを細かくして合わせています。

通常は、ドライトマトのソースの酸味だけでも十分に美味しいんですが、ここにシークワーサーのシャープな酸味が加わることで、更に美味しさが増すんです。

角田のアスパラガスが添えられていますが、2・3週間前はもっと太かったんですよ。

小松:
えーそんなに!

佐々木支配人:
もちろん、このサイズでも十分に食べ応えがあるかと思います。
下には黄色カリフラワーのピューレ。シークワーサーのソースと合わせながらお肉と一緒にお召し上がりください。

小松:
この緑の葉はなんですか?

佐々木:
こちらの付け合わせは葉玉ねぎです。
是非一緒に食べてください。玉ねぎの独特の甘みも美味しいです。
上は彩りで菊の花びら。
花の苦味は、味としても十分必要なものなんです。

小松:
鮮やかに映えますね。
ニラかな。と思うのが葉玉ねぎですね。いただきます。
ん〜!ん〜!
シークワーサーの味が良いバランスを整えていますね。
葉玉ねぎがいいアクセントになって鶏肉と合います!!
鶏肉がプリッとして本当に美味しい〜。
黄色カリフラワーは少しコーンのような味わいもあるんですね。菊の色味と一緒に料理をより華やかにしてくれています。

藤田シェフが最後のデザートをテーブルに

藤田シェフ:
クラシックなイタリアのドルチェ「パンナコッタ」です。
沖縄県産の黒糖で黒蜜を作り
採っていた富谷の新生姜を炭状にしてまぶしています。
黒蜜と生姜が、パンナコッタの甘くミルキーな味わいととても合います。

黒糖と生姜が香るパンナコッタ

小松:
このパンナコッタはずーっと食べていたい。
永遠と食べていたい。
大好物です。

藤田シェフは、復興のシンボルとなるアクアイグニス仙台で、自ら提供できる料理という形で、沖縄と宮城の食材をコラボさせたCena Speciale 「OKINAWA」のコースに想いを込めたと語ってくださいました。

沖縄と宮城の食材とのコラボ
沢山の想いをのせて、シェフのコースは華やかにテーブルを演出させ、気持ちも華やかにしていただきました。

2024年3月14日~24日
アクアイグニス仙台全国御礼物産フェアvol.3沖縄は無事終了いたしました。ありがとうございます。

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