光ごっこ

光を撒いたら
-1の日付に倣い
発芽する
なかなか起きない邪魔な芽は
欠かさず摘みましょう

そういった循環参照の果て
思惟のより糸は物象を成す

利き腕の反対で描かれた
余白にあてがえられなかった絵が
氾濫の背中を押したのだった

見えてる未来は未来じゃない
と奇数拍子を刺繡するダンス
に乗って終わりを予期し続ける

殴られた部位の影が 
欠 けた

鏡 持て
踊れ

月の子ならば

孤独の個
蟲毒の語
煮詰め煮詰めて

鏡 持て
踊り踊れ
月の子ならば
太陽を奪え

汀でひとり 日向ぼっこ
影と光の境界をなぞって
帯び始めた砂とリアリズム

俯いて見つけた姿見の冷たさ

奇数拍子を浸す日照のシャワー
優しさで
こうも簡単に溺れたけれど

リズム合わせダンス
ワルツ忘れダンス

循環参照の
果て
物体になった
光の糸

毛糸の卵は
まだ生きているが



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