Fumiyasu Sumiya

「私の行く手には、私にしか出来ないこと、私にだけできること、そういう尊い人間の仕事が私…

Fumiyasu Sumiya

「私の行く手には、私にしか出来ないこと、私にだけできること、そういう尊い人間の仕事が私を待っている」 / Engineer / https://scrapbox.io/fscoward/ / https://github.com/FScoward

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最近の記事

見積もりと計画

計画とは計画とは「その通り実施する」もの。 「予測」と「計画」。前提のズレ。スクラムで利用されるストーリーポイントによる相対「見積もり」は「規模の見積もり」であり「期間の見積もり」ではない。 そして、「ベロシティ」はそれらを1スプリントでどのくらい消化できるかを「予測」するものである。 「その通り実施する」と「予測」では大きな違いがある。 しかし、その前提は暗黙的な前提であり、明示されることがない。 そのため、スクラムやアジャイルに対する認識が、関わる人たち全員で揃っていな

    • やりがいとは何か

      やりがいとは「あー、いい仕事したんだ」と後から思えることでしか実感はできない。 いまやってることをいまやっててよかったと思えることはなかなかないんだと思う。むしろ苦しいことの連続だと思う。 現在進行形では、「価値が出せることを信じながら活動をする」ことしかできない。 やろうとしていることが抽象的であればあるほど、野心的であればあるほど、実感できるまでの期間は長くなるのだと思う。 記録媒体としてのDVD。 ただデータを入れる箱として、一枚の薄い円盤を作るだけ。 でも見方を変

      • 組織体制について考えてみる

        一口に組織と言っても「会社」「部門」「チーム」などの粒度がある。 まずは抽象的(大枠)なところから考える。 なぜ組織が必要か組織の形にはなんらかの目的が存在する。(それが合理的であるかどうかは別である点は留意しておきたい。) 大前提守らなければならないルールが存在する。 会社であれば会社法などの法律に従う必要がある。 まずはそのルールに沿った体制を整えることになる。 スタートアップであれば社長がいて、その下に従業員が数人で十分統制が取れる。(統制とは管理ではないことに注意

        • 組織づくりの手順について考えてみる

          組織の存在意義なぜ組織を作るのか。 ここでは企業という枠の中の話をする。 企業において組織を作るのは目的があるからである。 なお、組織といっても粒度があるのでここでは「事業部」という粒度の組織とする。 事業部は特定の事業を成すために存在する。 事業は社会に対して価値を提供するために存在する。 つまり、価値を提供するために組織は存在する。 価値提供こそが組織の存在意義である。 指揮命令、制御のために組織があるのではなく、目的を果たすために組織が存在するのである。 ということは

        見積もりと計画

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        • 組織に関わるものをまとめたもの
          23本

        記事

          見積もりとは何か

          工数見積もりの限界初期コンセプト(≒要求定義フェーズ)での見積もりは、実際にかかる工数に対して4倍〜0.25倍のブレが存在する。(不確実性コーン) 1ヶ月と見積もったものが4ヶ月かかるかもしれないし、1週間で終わるかもしれないということ。 意味のある見積もりか? この段階で精度を高めることはできない。 一度決めたリリース期日厳守なのであれば開発としてはバッファを積むしかない。 しかし、そうしたいわけではないはず。 正確さを求めるなら設計フェーズでの見積もりを出す必

          見積もりとは何か

          人の行動は理屈か感情か

          青の炎を観ていたら書きたくなったので書く。 人の行動は何に基づくのか。 「決心のきっかけは理屈ではなくていつだってこの胸の衝動から始まる」(きっかけ) スタートは衝動であり感情であり、価値観であり、信念だ。 理屈は後からつけるものだ。 どんなに理屈で考えてもそこに感情がついてこなければどこかで限界が来る。 人は感情の生き物だ。 好きは好きで。嫌いは嫌いだ。 価値観となればそれを変えることは容易ではない。 全員が全員合理的な判断ができるなら意見の食い違いは起きない。(意見

          人の行動は理屈か感情か

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          白山神社紫陽花祭

          白山神社紫陽花祭

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          ロールモデルとは何か

          文章としてもう少し推敲が必要だが、とりあえず公開してしまう。 ロールモデルに何を求めるのかメンバーがキャリアに悩んでいる時に、「ロールモデルがいないから」と結論づけるのはマネジメントの責任を外に投げていることになる。 ロールモデルは必要だが、それによって全てが解決するわけではない。 そもそも一体幾つのロールモデルを用意すれば十分であると言えるのか。 誰かになりたいのか。何かを成し遂げたいのか。 なぜキャリアを考えるのか。 なぜロールモデルを必要とするのか。 人々がロー

          ロールモデルとは何か

          正しさとはどこから来るのか。組織文化とは何か。

          正しさとは軽んじて表現するなら「お気持ち」であり、崇高な表現をするなら「信念」である。 人には思想・信念がある。 自分の信じるものが正しいし、そうでないものは正しくないのだ。 しかし勘違いしてはならないのは、それはおおよそ自分の中でしか成り立たない正しさだ。 「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」という言葉に集約される。 人は正しいと思うことをやるのであって、その正しさを完璧に評価することはできない。 正しさとは普遍的なものでは無い。状況や前提によって変化

          正しさとはどこから来るのか。組織文化とは何か。

          ふらっと新潟へ

          とにかく撮る。 とったらLightroomで編集する。 これが #カメラのたのしみ方

          ふらっと新潟へ

          アウトプットとアウトカム(箇条書き)

          質の悪いアウトプットを素早く出すことに意味はない 質の高いアウトプットを素早く出すことに意味がある アウトプットとアウトカムはどちらも高めていくものであるため、どちらかを選ぶようなものではない 価値のない機能を毎日機能をリリースするよりも、価値のある機能を月1でもリリースできる方が良い 理想を言えば毎日価値のある機能をリリースすることができるのが良いが、現実的ではないため試行錯誤の回数とそのヒット率が重要となる。 最もヒット率をあげられるアウトプットスピードがどのく

          アウトプットとアウトカム(箇条書き)

          マネージャーの仕事

          マネージャーとして手の及ぶ範囲は配下のメンバーのみであるため、チームやメンバーに対する働きかけをメインで行うことになる。 が、残念ながらそれだけでは十分であるとは言えない。 下だけでなく上(部長及び経営層その他ステークホルダー)への働きかけが必要である。(上下関係にない横とは協力関係であれるようにすべきだが、ここでは割愛) ・ステークホルダーを正確に把握し、正しく情報を伝える ・上長に対して決断"だけ"をしてもらう ということが必要である。 ステークホルダーを正確に把握し

          マネージャーの仕事

          マネージャーの仕事って何ですか?

          ようやく一つ腹落ちした。 マネージャーの仕事の一つは「型を作ること」。 「箱庭を作ってあげる」という話をされて何となくわかった気になっていたけど、やっぱりよくわかってなかった。 チーム目標をどうするかをチームと話をして、その話がうまく進まないことを通して辿り着いた。(チーム目標の話は何度もチームとはしてるけどようやく気づけた。) あまりにもうまく行かなすぎて、きちんと振り返りを行えたことが大きいように思うので、振り返り大事。(話が逸れるので振り返りの話はここではしない) 考え

          マネージャーの仕事って何ですか?

          Obsidian+Day Planner+Dataview

          プラグインにDay PlannerとDataviewを利用 ディレクトリは 01.GTD/Projectの下にファイルを作って、YAMLで↓こんな感じのことを書いてる。 ---Financial_Year: FY21下半期Status: Active--- Daily Templateはこんな感じにしてる ## Day Planner### Morning- [ ] 10:00 今日やることの整理- [ ] 10:25 ☕ Break- [ ] 10:30- [ ] 1

          Obsidian+Day Planner+Dataview

          最近好きなフォント

          IBM Plex Mono# がすごく良い Fantasque Sans Mono みやすい

          最近好きなフォント

          目標とはなんなのか

          エクスキューズ組織は人によって構成され、人は感情により左右されるため、必ずしも論理的には物事が運ばないことが組織の難しさである。 以下、感情を無視した記述もあるかもしれないが、実運用において感情を無視するのはやめたほうが良い。 はじめに「目標」とは評価されるからするとか、評価されないからやらないという類のものではない。 そもそも「目標」と「評価」は切り離して考えるべきもので、「目標」は「業績」を上げ、「働きがい」を高めるためのものである。 すなわち「目標」とは「自律性」のた

          目標とはなんなのか