縦パスのあれこれ
どうも、njです。
今回は縦パスのお話しです。
縦パスと言っても、色々あります。
根本は同じなのですが、攻撃のスイッチを入れるパスや相手を食いつかせるためのパスなどがあります。
最終的な目的はゴールですが、その過程でいろんな使い分けがあります。
センターバックやボランチ、トップ下の選手はもちろんですが、サイドバックやサイドハーフの選手も使えます。全ポジションですね!笑
どこのポジションの選手でも覚えておいて損はありません。
これを読んで苦手意識を克服したり、あなたの中の気づきになれればと思います。
縦パス=くさびのパス
縦パスはくさびのパスとも呼ばれてます。
こちらでわかりやすく説明してくれてます。
サッカーでは前線の選手が相手DF を背負う形で受け、攻撃の足がかりとなるプレーを「クサビ」のプレーと言い、そのときの後方からの縦パスを「クサビ」と呼びます。[https://web.gekisaka.jp/photonews/detail/?11407-17463-pn:title]
さすがゲキサカさん!
攻撃のスイッチを入れるパス
簡単に言うと、このパスからゴールに向かっていくぞ!という合図のようなもので、縦パスが入った瞬間に、前線の選手が動き出し、スピードアップしていくことです。
縦パスが通ると、相手ディフェンスは必ずボールを目で追います。
ボールよりも手前にいた選手は、自分のマークと、縦パスを受けた選手を同時に見ることはできません。
しかも、味方が前向きで受けれますし、マークを振り切りやすい状態でもあるので、チャンスになりやすいです。
相手を食いつかせるパス
縦パスを入れることにより相手を密集させ、サイドやFWの裏にスペースができ、そのスペースを狙う意図があります。
FWまで一気に縦パスを入れなくても、相手を食いつかせることもできます。
それは遊びのパスを入れることです。
遊びのパスとは、簡単に言うとムダなパスです。
これは、相手のズレを作るための準備。ぐらいに思ってもらえれば大丈夫です!
ずーっとボールが動かないと相手も動かないですよね?(そんなことは試合中にないとおもいますが。笑)
それだと局面が何も変わりません。
相手を動かすために遊びのパスを入れます。
本当はFWに入れたいけど一発で入れられない、相手ディフェンスがコースを消していて出せないときなんかに、よくやります。
例えば、あなたがボランチやったとして、本当はFWに入れたいけど、一度トップ下の選手に当てておいて、そこに相手ディフェンスを食いつかせておいてからリターンをもらってダイレクトでFWに入れる。みたいな感じですね!
パスコースを自分で生み出す
あなたのチームにも縦パスがよく通る選手とあまり通らない選手っていますよね?
この違いは、パスを出す前に相手と駆け引きをしているかどうかです。
ディフェンスの選手は、ボールを持っている選手を見て、コースを消しにきたり、インターセプトを狙います。
そして、ディフェンスがどこを見て判断しているかというと、ボール保持者の目線とカラダの向きとボールを置いている位置です。
このことを踏まえて相手と駆け引きし、パスを通しやすくするのです。
例えば、あなたが中盤のやや左寄りの位置でボールを受けたとします。縦へのパスコースは相手ディフェンスがコースを消しています。
どうすれば縦パスが通りやすくなるか。
右足で右側にボールを持ち出します。その時に、右サイドの選手を見て、カラダもその選手の方向に向けます。
相手ディフェンスから見ると目線もカラダの向きも逆サイドを向いている。
そうすると相手はサイドを変えてくるかもしれない!と予測して、少しでもポジションを修正しようとします。
そこで僅かに出来たパスコースを見逃さず、縦パスを入れます。
相手と駆け引きすることで、パスコースは生まれるのです。
相手との駆け引き=逆をとる
これを意識するとプレーの幅も広がります。
まとめ
●縦パスには攻撃のスイッチを入れるパスと相手を食いつかせるパスがある
●攻撃のスイッチを入れるパスは、縦パスが入った瞬間に、前線の選手が動き出し、スピードアップしていく
●相手を食いつかせるパスは、より相手を密集させ、サイドやFWの裏にスペースができ、そのスペースを狙う
●縦パスを入れるために遊びのパス(相手のズレを作るための準備)で相手を動かす
●相手と駆け引きをし、自分でパスコースを作る
●駆け引きとは、目線・カラダの向き・ボールを置く位置でする
これらのことを練習から意識的に取り組めば、必ず見ている景色が変わるはずです。
常に相手と駆け引きし、逆をとることを心掛けましょう!
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