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アンテナが立っていたことについて、振り返ります

連載するんだ!! と決めていたはずなのに、ネタもあるのに書けなくなって約1年。
軽く振り返るぞ、と書き始めたら、どこを端折ればさらっと語れるのかを考えるより、記録しておこう( *´艸`) という、転んでもただでは起きない精神がむくむくしてきたので、振り返り記録します。
今回は気になって仕方なかった「聴く」編です。
そもそも「聴く」って何……!?

「なぜ「聴く」にたどり着いたの?」

問われて、「はて? なんでだろ?」と振り返ってみました。
最近ずっと、誰かと何かを話すとき、キーワードとして必ず出している「聴きたい」。
「聴く」というキーワードでこの1年、ではなくここドラッカーから始まった「聴く」の旅路を振り返ってみようと思います。

「聴く」の原点は読書会でした

ドラッカー読書会のファシリテーターになって、読書会をファシリテーションするのに必死だった5~6年前には考えてもいなかったキーワードです。

ファシリテーターとして時間内に読書会を最後までたどり着かせることに必死でした。
本音は「参加者さんの言葉や体験をもっと深堀したいのに……」でしたが、見ないふりして時間管理に没頭していました。
重ねれば重ねるほど、何か違う……という想いは膨らんでいくんですよね。
うまくいかないことも重なって、読書会ファシリテーターという活動を続けられなくなりました。
良いものなのに伝えきれない、実践する場がない、と自分で自分の限界を作っていました。
でも、やりたくてもできなかった体験もあるからこそ、今、すごく読書会がしたいのです🎵

参加者さんとドラッカー先生の言葉との関係を疑似体験するのが読書会

読書会では、参加者さんは事前に課題書籍の対象範囲となる章を読んで気になるところに線を引き、なぜ線を引いたのか、その言葉とどんな経験が結びついているのか読書会で発表していただき、その内容や線を引いた箇所について補足したい情報などをファシリテーターからお伝えする形式で進みます。
60~90分の中で、参加者さんが2名だったり15名だったり変動する中で進行するので、お一人お一人とじっくり話し合うだけの時間が確保できません。
ファシリテーターとして伝えることも大切だけど、言葉に隠された想いをより深堀することもできたらいいのに……とぼんやり考えていた気がします。
ずっともやもやしていました。
自分と違う立場や経験を経た方が、同じ箇所を読んで、自分と違う印象を持っていると知ることや、実践した経験から得たことを共有・疑似体験することが読書会の意義です。
迷いを打ち明けられたり、疑問を投げかけていただいたり、アドバイスを求められたりもします。
でも、打破するきっかけも答えも対処法も、参加者さん自身の内側にあることです。
外から与えられた方法論は長続きしないとか合わないとかありますが、内側から出てきたものはすでに参加者さんが修得しているものだから、汎用性もあるし発展のさせ方がバラエティに富んでるんですよね。

読書会という場では伴走できるファシリテーターも、参加者さんの一生に伴走することは叶いません。
ドラッカー先生の書籍という道具を、ご自身の伴走者として使うための訓練の場が、読書会です。
読書会は、「魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教える場である」ともお伝えしています。
すでにご自身の内側にあるものを原理原則として引き出してくれるものだと思うので、「ドラッカー先生の言葉は、自分のために書かれているようだ」とおっしゃる方が多いのもうなづけます。

読書会参加者さんが増えることはすごく嬉しい。けど……

お一人お一人ともっとしっかりちゃんと、ドラッカー先生の言葉を借りて、より深くお話ししたい。

わたしの行動は、ご縁のあった方に「ドラッカー先生の言葉って知っておくといいんですよ~」とお伝えすることへと変化していきました。
ついつい語る機会を与えられると熱くなっちゃうので、「ドラッカーっていいんだね!!」と言ってくださり、まれに手に取り読んでくださる方も出てきます!!
まれですけど( ´艸`)
「読書会参加したい!!」と言ってくださることもあるのですが、わたしの行動があと一歩踏み出せず、たくさんのチャンスをダメにしてきました(´;ω;`)

とはいえ、なぜドラッカー先生の言葉がいいな、と感じてもらえる機会が多いのか、というと、それだけ情報があふれていて、良い情報を取捨選択するだけの機会が失われているから、なのだと感じています。
みなさんたくさんの問題とかモヤモヤとかを抱えていらっしゃる中で、それらを吐き出す場所もなければ、解決する術もない……そんな中で、わたしに対してぽろっと「大変なんですよね~……」と言葉にできると、すかさず「ドラッカーお勧めですよ!!」なんて言われるから、飛びついちゃう……そんな背景も見えてきます。
そもそも、モヤモヤを聴いてもらう、モヤモヤを口に出せる機会がないのかも……? じゃあその機会って何……!? というところから、少しずつ「聴く」というキーワードにアンテナが立っていったように思います。

わたしにとって、ドラッカー先生と対の柱を成しているのが、「箱」。
講座を開くことができる認定ファシリテーターになりましたが、講座を開催したことはありません💦
こちらも読書会を開催していました。
聴く姿勢により焦点が当たったのは、「箱」の概念があったからかもしれません。
この2対の柱が今のわたしを支えてくれています。


いろんな「聴く」がありました

今は便利な世の中で、インターネットにつながった状態でいろんな情報と接すると、わたしという人間はこういう人でこういう情報を求めていることがデータとして蓄積されていきます。
わたし自身も、「聴く」というキーワードを、オンライン・オフライン問わずいろんな場面で探すようになります。
情報源はFacebookが多いでしょうか。
いくつか挙げてみると……

エール株式会社
Facebookで存在は知っていて、知識も経験も資格もないわたしには関与することもかなわない世界だとあきらめていたけど仕組みが変わり、社外の「聴く」人材としてのサポーターに登録できました。


アートマインドコーチング
観るのは好きだけどよくわからない「アート」に「マインド」を掛け合わせた「コーチング」!?
と飛びついた記憶があります。
タイトルも背景も知らない絵を何人かで一緒に干渉しながら、何が見えるか、どんなことが想像できるか共有するという経験は、かなり面白いです(`・ω・´)b


一般財団法人 メンタルケア協会
Facebook広告で見つけたのが、「精神対話士」でした。
「心の訪問ケア」という働き方のハードルが高くて、一歩手前のメンタルケア・スペシャリスト基礎課程で足踏み中です💦


バーチャルランチクラブ(VLC)
人とつながることが大切、ということを頭でわかっていても、異業種交流会への参加は躊躇してしまうわたしには、オンラインで興味を持った人同士1対1の対話からスタートできるのは嬉しい仕組みでした。


Lively Talk
チャレンジしようとして挫折した、お話を聴くことに特化したサービスです。
ホストがゲストの話を聴きだすという新しいライブコミュニケーションサービスです。
あ!! 本日LivelyTalkのβ版がリリースされます!!
ホストとの会話を体験いただくため特典として、2100円分のポイントプレゼント中です。
下記リンクからLINE友達追加のQRコードを読み取ってください。
話したいな……というとき、みなさんお持ちだと思うんです。
ぜひ一度、LivelyTalkを体験してみてください🎵

関わっている「聴く」だけでもこのくらいあります。
他にもクラウドソーシングサービスの中で雑談を提供している方々もいらっしゃいますし、きっとまだ知らない、これから生まれる「聴く」もあるんだろうなぁ、と楽しみにしています。

そもそも「聴く」って何でしょう?

今のわたしの手の中にある言葉で言語化すると、「聴く」ことは「相手に寄り添う」こと、です。
心? 本音? 言葉にできない想い? その人自身……?
わたしは今、寄り添うことができているのだろうか……寄り添っているのは何なんだろうか……。
ずっと探り探り進むんだろうな、と思っています。

「聴く」と言っても、提供される「聴く」も求められる「聴く」も千差万別。
なにより、わたしの「聴く」はまだまだ発展途上。
そしてきっと、話したい側の人にもいろんな「聴く」はどんどん増えて、その人らしさにつながっていくのではないでしょうか。
今は、「まだまだ知らない「聴く」の旅路」真っただ中です。

この3年で起きた変化よりも大きな変化が、より速いスピードで、より多くの人へ影響を及ぼしていくと思うのです。
目指す未来像を決めた瞬間に陳腐化していくことでしょう。
これが「聴く」だよね!! とならないことが、いろんなものやひとを抱きしめられる気もするので、このまま漂っていけたらいいなぁ、と思っています。
「聴く」×「聴かれる」=∞
であることを楽しめる毎日がいいなぁ🎵

これから先の「聴く」について

日々いろんな人の「聴く」に触れる機会が増えてきました。
もっと良い聴き方があったかも……?
もっと深堀できたかも……?
突っ込み過ぎて嫌な思いさせたかも……!?
ワクワクするし、反省も多いし、フラットな気持ちで一緒の時間を過ごせてうれしい気持ちもあります。
まずは、「寄り添う」。
そしてただただ「聴く」。

どんな未来に到達できるか楽しみでしかありません。


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