インターネットの申し込み。
きのうの午後、電話会社(プロバイダー)に電話して、引越し先で使うネットの申し込みをしました。
結論を先に書くと、工事が行われるのは5月4日土曜日の午前中。引っ越すのは5月1日だから、私は3日間、ネットなしで過ごさなければなりません。
ブロガーの私にとって、インターネットは必須のインフラ。3日間もネットが使えないのは、ひじょうに不便です。
スマホでデータ(日本ではギガというみたいだけど)は使えるので、メールの連絡などはできますが。
さて、以下は私の個人的な覚書で、他人にとっては、とくにおもしろい内容ではありません。
AIとの会話
きのうの午後、Telus(カナダの大手通信企業)に2回電話するのにすごく時間をとられ、引っ越しの準備も、仕事もできませんでした。
通常、企業や役所に電話すると、「英語の人は1、フランス語の人は2を選んでください」から始まる、一連のスクリーニングがあります。これは日本も同じでしょう。
1をプッシュすると、「~の問い合わせは1を選んで,~の問い合わせは2を・・・」と説明があり、「このメニューをもう1度聞くなら7を押してください」みたいに続く、気が短い人はイライラする一連の選択作業。
でも、Telusに電話したら、AI(かなり人間っぽい)に、「すでにTelusのお客様ですか、新規のお客様ですか」と聞かれました(もちろん英語。内容はうろ覚え)。
私は新規の客なので、そう伝えたら、次は、「ビジネスですか、個人ですか?」と聞かれ、個人だと答えたら、その次に、「モバイルですか、〇〇ですか(ここの選択肢を失念)、インターネットですか?」と聞かれたので、インターネットと答えたら、人間の担当者につながりました。
その後、担当者と長々と電話して、なんとかミッションは達成。
またAIと会話する
成約内容をメールで送ってもらったので、読んでいると、「マイページにログインして内容をレビューせよ」とあったから、ログインを試みましたが、ログインできません。
ちょっと考えて、「私は新規だから、アカウント作成からやるんだよね、きっと」と思ってそうしました。
ところが、手順どおりにやっても、「何かがうまくいってません」と出て、先に進めない。
実は、私は、以前、Telusでモバイルサービスを使っていたことがあります。
現在も、夫がこの家の固定電話とインターネットを使うため、Telusと契約しており、家族である私もTelusのメールアドレスを一応もっています。
1人暮らしをしている娘も、自宅でTelusのインターネットを使っているし、モバイルサービスもTelusを利用。モバイルのほうだけ、私が料金を払っています。
つまり、私は、Telus配布のメールアドレスを持っているし、お金も引き落とされており、毎月Telusから、「今月の分はこれだけだから、この日までに払ってください」というメールを受け取っています。
ところが、ちょっと前から、Telusのマイページにログインできなくなっていました。
厳密にいうと、現在のTelusとの契約者は、娘であり、夫だからだと思います。
そういう複雑な事情があって、アカウントが変になるとか、マイページにログインできないことって、インターネットの世界ではよくあることです。
だから、またTelusに電話しました。
今度は、すでに私の電話番号が、Telusのデータベースに入っているため、既存客とみなされ、AIが「お問い合わせ内容をお話しください」と聞いてきました。
AI相手に、私のかかえる「複雑な状況」を伝えようとしたらわかってくれない。
そこでもっとシンプルに、「マイページにアカウントを作ろうとしてもできないんですけど」と言ったら、今度は、「え、どういうことですか? もう少し具体的にお願いします」という返答。
私の英語力がながすぎるせいだと思いますが、AIに伝えるのってむずかしい。でもなんとか伝えないと先に進めないのであれこれ言ってみるものの、スムーズに伝わりません。
そこで、「すみません、人間と話すことができますか?」と聞いたら、「わかりました、チームメンバーと変わります」と言われたのち、15分ぐらい待たされて、人間が通話口に出てくれました。
最初から、「人間と変わってください」と言えばよかったのか、と1つ学びました。
人間との会話
さっきは新規の客相手担当の人と静かに話せたのに、今度はコールセンターみたいながやがやした場所につながりました。
しかも相手の英語が標準英語ではなく、強いアクセントがあって、ひじょうに聞き取りにくかったです。
カナダでは、こういうことがよくあります。私も日本人アクセントがあるからお互い様なのですが。
この人に要件を伝えるのは、AI相手よりも大変だったかもしれません。
でも、ここであきらめて電話を切ってしまうと、またさっきと同じことを繰り返すはめになるので、「絶対、電話は切らないでくださいね」と言って、アカウントのログインリンクを送ってもらうところまではこぎつけました。ところが、このメールが届かない。
「届かないんですけど」とごねていたら、また別の担当者に変わり、この人も多少、標準からはずれた英語だったけど、さっきの人ほどではないので、同じことをまた説明し、結局、「あ~、メールアドレスが間違ってますね」と言われ、むこうで、何かカチャカチャしてくれたら、ログインすることができました。
「え、どゆこと? 成約内容を伝えるメールはちゃんと届いているのに?」と疑問を抱きましたが、まあ、ログインできたからよしとしました。
プロモーションのわな
機械はゆうずうが聞かないし、人間は、よけいなものを売ろうとするので(オンラインセキュリティとテレビのサービスのついたお安いサービスがあります、とか)、これを断るのに一苦労でした。
「Internetをどんなことにお使いですか?」と聞かれたから、「ブログ書くのに使う」と答えたら、「Netflixなんかの動画サービスは見てますか」と聞かれて、素直によく利用するサービスを答えました。
「それらを全部見られるテレビのサービスがあって、これと、セキュリティのサービスをインターネットサービスとバンドルすれば、今なら、こんなにお得な金額です」と誘導するんです。
私はセキュリティソフトはもう入れてるし、テレビは見ないから、「いらない」と答えたけれど、「テレビじゃなくても、パソコンで見れます」とか。
このテレビサービスは、インターネットの回線を使って視聴するケーブルテレビみたいなものです。
我が家では夫がこのサービスを使ってテレビを見ています。
今はプロモーションで安かったとしても、余計なサービスをつけると、プロモーション期間が終わったあと、高くなります。
夫がこのプロモーションの餌食になっており、あれこれバンドルしているので、我が家は現在、電話代が毎月200ドル以上もしています(モバイルは別の会社と契約しているから、これにお互いのモバイル料金が上乗せされる)。
「契約内容を見直して!」と何度夫に頼んでも、「なぜかログインできないんだよね(これは嘘)」とごまかされ、毎月200ドル以上払う日々。
これも、今回、「もう、こんな人と一緒に住みたくない」と思った理由の1つです。
インターネット単体で買うと高かったとしても、いらないサービスをつけると、結局自分が損をするので、時間はかかったけれど、ここはしっかり断りました。
今後の課題
そんなこんなで、きのうはAIと人間相手に、いつもよりたくさん話をして疲れました。
英語は私の第二言語で、ほかに勉強しているフランス語と韓国語(これは去年から学び始めました)に比べるとずっと得意です。
でも、「インターネットの回線をお願いする」というシンプルなタスクの達成に、こんなに苦労するなんて、もう一度、オンライン英会話とかに入ってやり直すべきなんじゃないかと、真剣に思いました。
あとは、AIとの対話スキルも磨くべきかもしれません。AIに質問したり、話したりするスキルも、今後、生きていくための必須スキルになるでしょう。
それにしても、引っ越しって、本当に大変ですね。
サポート、ありがとうございます。いただいたお金は銀行にプールして、里帰り時の宿泊代の足しにします(実家がなくなってしまったため)。