不動産投資は将来の経済的な安定や資産の形成において非常に重要な手段となります。しかし、一棟物件、戸建て、区分といった異なる選択肢があり、どれが最も適しているのか悩むことも多いでしょう。本記事では、その中でも私が区分投資が最も魅力的だと断言できる理由をお伝えします。

1. 区分しか買えない問題

結局これが一番大きな理由。2018年以降サラリーマン不動産投資家への融資が厳しくなってきています。私みたいな属性があまり良くないサラリーマンが、一棟物件を自己資金を抑えて買える時代は終わりました。

実際に一棟物件を扱っている会社に確認してみると、自己資金が最低でも物件価格の２〜３割必要と言われることが多いです。2018年以前はほとんど自己資金を使わずに買えていたみたいですが…

株式やFXなど他の投資と不動産投資を比べた際の最大のメリットって他人資本（銀行のお金）を使って投資・運用をできることですよね？たくさん自己資金が必要になった一棟や戸建に投資するのが本当に最適解でしょうか？

多くの自己資金を使うならREITなどの不動産に関する投資商品はたくさんあります。

そんな中で、区分は一棟や戸建に比べて自己資金を抑えて投資でき、年収1,000万以下のサラリーマンでも区分物件なら融資がりるでしょう。自己資金をたくさん貯めて一棟や戸建も良いですが、自己資金を貯める時間がもったいなく感じ、自己資金をたくさん投入するなら現物不動産以外にも利回りの良い投資商品はたくさんあります。金融機関の事情や、時間とお金の効率的な使い方を考えると、私のようなサラリーマンが不動産投資をするなら区分しかないと断言します。

2. 購入が簡単＝売却も簡単

不動産投資において、区分不動産は一棟不動産投資や戸建不動産投資よりも売却や購入が容易であるとされています。その理由はいくつか存在します。

まず第一に、区分不動産は単位が小さいため、市場において需要が安定しています。一方で、一棟不動産や戸建ては大規模であり、需要と供給のバランスが取りづらくなります。区分不動産は限られたスペースで多くの住戸が存在し、需要家層が広がっているため、購入希望者も多岐にわたりやすいのです。

また、区分不動産は購入単位が小さいため、資金を分散しやすいという利点もあります。これにより、投資家はリスクを分散しやすく、資産の安定性が高まります。一方で、一棟不動産や戸建ては大規模な資金が必要であり、資産の偏りが生じやすいです。

さらに、区分不動産は売買手続きが比較的スムーズで、市場の変動にも迅速に対応できる点が魅力的です。これに対して、一棟不動産や戸建ては取引が複雑で時間がかかりやすいため、需要の変動に対応するのが難しいことがあります。

最後に、区分不動産は運営や管理が比較的容易であり、リーズナブルなコストで維持できる点も挙げられます。一方で、一棟不動産や戸建ては規模が大きいため、管理やメンテナンスにかかるコストが高い傾向があります。

総じて、区分不動産は小規模でありながら需要が安定しており、取引がスムーズで資産の分散が容易なため、一棟不動産や戸建不動産投資よりも優れた特徴を持っていると言えます。

3. 管理が楽ちん

区分所有権に投資する際、通常はプロの管理会社が共有の施設や共用部分の管理を担当します。これにより、所有者は日々のメンテナンスやトラブル解決について心配する必要がありません。手軽な投資でありながらも、専門的なサポートが受けられるため、生活や他の投資にも時間を充てることができます。

4. 規模拡大に適している

区分不動産投資が規模拡大に適している理由は多岐にわたります。まず、区分不動産は単位が小さく、購入や管理が比較的容易であるため、投資家がポートフォリオを効果的に拡大しやすい点が挙げられます。
一つの理由は、資金を分散できることです。区分不動産は複数のユニットから成り立っており、個別のユニットごとに投資を行うことができます。これにより、相対的に少額の資金で多くの不動産ユニットに分散投資が可能となり、リスクヘッジが容易です。規模拡大においては、複数の物件への投資がポートフォリオの多様性を高め、安定性を向上させます。
さらに、区分不動産は市場において需要が安定しています。単位が小さいため、広範な需要層にアピールできることが大きな利点です。規模拡大を考える際、需要が確保されやすいことは非常に重要です。一方で、大規模な不動産物件は限られた需要に依存しやすく、需要変動に強いとは言い難い傾向があります。
また、区分不動産は取引がスムーズで迅速な反応が可能です。単位が小さいため、売買や賃貸契約の手続きが簡便であり、市場の変動にも柔軟に対応できます。これが規模拡大において、新しい機会を素早くキャッチし、適切なタイミングでポートフォリオを拡充できる要因となります。
さらに、管理や運営が比較的容易でコストが抑えられることも規模拡大に適している理由です。小規模な物件では、管理作業やメンテナンスが効率的に行え、コストも相対的に低く抑えられます。これが複数の物件を効果的に管理し、規模を拡大させる上での優位性となります。
総括すると、区分不動産投資が規模拡大に適している理由は、小規模であることからくる資金の分散効果、広範な需要層へのアピール、取引のスピードと柔軟性、管理・運営の効率性とコスト削減の利点が組み合わさっています。これらが組み合わさり、規模拡大において有利な状況を生み出しています。

まとめ

不動産投資の選択肢において、区分所有は、安定した収益と将来的なキャピタルゲインを見込む上で最適な選択肢であると言えるでしょう。投資家が不動産市場で成功するためには、これらの要素を総合的に考慮し、区分所有権がもたらす多様なメリットに注目することが不可欠です。