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恋の賞味期限

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500文字で綴る恋の賞味期限たち
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記事一覧

『第二ボタン』 A面とB面

第二ボタン A面 俺が生涯で一番嬉しかったことは中学生の頃好きな松田に第二ボタンをあげた…

『会いたい人 A面』

彼女はある人に会おうか会わまいか悩んでいた。 カフェで一人、ホットミルクのマグカップに両…

『好きな人の彼女』B面

彼氏が浮気してるかもしれないって気づいたのは3ヶ月前。 一緒に住んでいればなんとなく分か…

『好きな人の彼女』A面

好きな人の彼女がどんな人か見てみたかった。 勝手に見つけた彼女のインスタを覗いてると私の…

『第一印象』B面

写真で見るよりも本当に美人な人で一杯目のビールを飲み切る前に本音を言ってしまった。 「そ…

『すきだよ』B面

ずっと彼女は何か物欲しそうにしている。 何か言いたそうなのにどこか怯えてるようにも見える…

『すきだよ』A面

「すきだよ」って言ったら、ぜんぶが伝わると思ってた。 この言葉さえもちゃんと目を見て伝えることすら時間がかかったのに。 体の奥の奥から怯えながら地上を目指し、細く険しい喉を通り、この声でこの唇で形成された「すきだよ」をあなたはまるでそんなの知ってるよって顔をした。 「オレも」 まるでおはようという挨拶を誰にでも言ってしまうような軽さですぐに返してきた。 嬉しいはずなのになんでだろう。絶対にそれはおはようと同じ返しかたでしょ? でも私は自分の体からやっと出てきた「すきだよ