笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。…

笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。小説、短歌、俳句、言葉遊びなどをたしなみます。

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全米が炊いたご飯316【川柳6句】

さびしさや躑躅の奥にゴミの缶 デッサンの躑躅の色をふと幻視 弁当のさびしいあいつ躑躅かな タイタンのデスクの躑躅一輪花 四つ辻の躑躅へ杖の立ち止まる 密集の躑躅の如き国ありき ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

    • 『全米が炊いたご飯』が、いつのまにかという感じで、300回を越えました。川柳6句だけという渋い連載が、ここまでこれたのは、スキをしていただいた、みなさんのいおかげです。ありがとうございます。さらに続けます。笛地静恵 拝

      • 全米が炊いたご飯315【川柳6句】

        ただの氷イチゴでいいほかはいらない アンパンのへその桜の塩漬けよ 一等の風船に乗り東京へ 七色の駄菓子屋の夢薄荷の香 駄菓子屋の柱時計にさようなら 赤いかをかんで夕陽の土手を行 ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

        • 全米が炊いたご飯314【川柳6句】

          石段や成層圏へ五百段 鏡台の母の匂いの小瓶かな 藻塩一つまみ萩焼の皿 オートバイ血を噴きてまた四つ角へ 予定より早く俳人灰となり ゴシックの歯軋りの歯の黄の穢れ ♯川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

        全米が炊いたご飯316【川柳6句】

        • 『全米が炊いたご飯』が、いつのまにかという感じで、300回を越えました。川柳6句だけという渋い連載が、ここまでこれたのは、スキをしていただいた、みなさんのいおかげです。ありがとうございます。さらに続けます。笛地静恵 拝

        • 全米が炊いたご飯315【川柳6句】

        • 全米が炊いたご飯314【川柳6句】

          全米が炊いたご飯313【川柳6句】

          2・文房具 森林を鉛筆に変え知恵の猿 消すことで正しい方へ消しゴムと てのひらの直径コンパスの円 白地図を紙飛行機の果てまでも 筆箱へ百人を載せ夢覚める 2Hちょっと大人の関係へ ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯313【川柳6句】

          全米が炊いたご飯313【川柳6句】

          なぜか忘れられぬ思い出 1・旅路 朝顔を撒けばのっぺらぼうあくび 連休の胸の谷間のトラフかな ガンダムをランダムに買う投機筋 私家版の栞しかばね詩集かな オルゴールはるか南のゴンドール 読み終わることが惜しくて旅に出た ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯313【川柳6句】

          全米が炊いたご飯312【川柳6句】

          絶対に負けられない駅の便所まで 参会者なし生前葬の三回目 ガキ大将水たまりごと走ってく わからないなきことにされ金印よ みなさんご唱和ください昭和の日 夕焼けを全裸の鶴が落ちてくる ♯川柳 #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯312【川柳6句】

          全米が炊いたご飯311【川柳6句】

          ぐしゃぐしゃの愚者の占拠よ液状化 回転の牛丼屋にて接待か 長老は金ばらまかぬ非難のみ 「為替相場?そんなものは、貧乏人にまかせておけ!」 * 黄金の富士の噴火を北斎よ 羅針盤ひたすら北を指しにけり ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯311【川柳6句】

          全米が炊いたご飯310【川柳6句】

          天深儀下から上へ雨ぞ降る 吸い上げよ樹海のみどり籐の椅子 赤き木の切り倒されぬ川流れ 内臓の自然破壊の脂肪かな のっぺらぼう仮面剥がされ蒼白に 灯標の嘆き森林限界を ♯川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯310【川柳6句】

          全米が炊いたご飯309【川柳6句】

          挫折とはザ・折 人生の折れ目 「金もうけ週間、働けパート!」 宅配の荷物を運ぶ腕がある * 偽の偽造文書ですレムより キニスンへ至急レンズ未出荷 あんよはじょうずころぶはおへたメスクリン ♯川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯309【川柳6句】

          全米が炊いたご飯308【川柳6句】

          しあわせな顔をしているデブ猫や トラネコやトラはなくともネコはネコ * 筍の皮のたがいにいだき合い ロケットの先端つくる筍を * 名人よ『名人伝』の認知症? さだまさし『秋桜』のひと認知症? ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯308【川柳6句】

          全米が炊いたご飯307【川柳6句】

          言論の当世をされキモキュン 一ドル三百六十円の日本へ 連休の初日に遊べ他界へと タンポポの綿のごとくに地球散る 晩春と初夏を飛び越し真夏日 自由への屈辱として爆撃を #川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯307【川柳6句】

          全米が炊いたご飯306【川柳6句】

          あぜ道を稲の束が歩いて行きました。 生贄のために血液銀行へ 包丁のスイカ男が路地裏に ヒップホップメスとオスとのネコの恋 面接のスフィンクスや謎の問い 村を出て上京の果て八王子 ♯川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯306【川柳6句】

          全米が炊いたご飯305【川柳6】

          十条の壁に消される古代文字 三角の秘密の花園三人に 宝石の中へ高層ビルを征く * 老いては狐に従え 朝だ朝だよ アサヒがドライ 命に別状ありません(どんな状態になっていても) ♯川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯305【川柳6】

          全米が炊いたご飯304【川柳6句】

          噴水の剣闘士らの漱ぐ 口腔に人影の立つ午後三時 日中の逢魔がどきを七騎落ち 中原をペンギンたちは東方へ 上陸の動詞へキツネ樽開き 満腹の飲茶の壜の降下する ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯304【川柳6句】

          全米が炊いたご飯303【川柳6句】

          竜の子はトカゲ 不徳低多数 鼻高きがゆえに尊からず グーの音も出ないパー いつのまにひと口半のハンバーグ ターザンの射精の可能性あり ♯川柳 #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯303【川柳6句】