友達にどんな本か簡単に伝えるとしたら
メンタリストの著者が、好きな人の心理をうまく操ってこっちの思うように誘導していくことができるよって、教えてくれる本。
ただ最終的には、結局はテクニックではなく「本当に愛しているかが重要」という落とし所にはなっている。
会話の誘導の仕方、例えば綺麗な指をしている女性を見て「ピアノやってたでしょ？」とカマをかけて、実際やっていたら「え、すごい！なんでわかったの？」となるし、仮にやっていなかったとしても「そっか、でも綺麗な指しているしなんかやってたでしょ？」と個人的な会話に持ち込める、みたいな会話術や、仕草や行動で相手の心理を推察する的ニックが書かれている。
ただ興味本位で期待していた魔法みたいなことは何もなく、結局は相手を尊重してイメージしようよっていう話。

書籍概要
メンタリズムで相手の心を97％見抜く、操る！ズルイ恋愛心理術
著者：ロミオ・ロドリゲスJr.
初版発行日：2017年3月25日
出版社：SBクリエイティブ
kindle unlimited：なし
kindle：1,320（購入時）

マーカー引いた箇所、メモ
下記、あくまで男性側視点メイン
・まずテクニックではなく「笑顔」。笑顔は最強の武器
・しぐさ「鼻の下や口を触る」「じっと目を見つめる」や姿勢、歩き方でわかる
・私だけのサプライズが嬉しい
・女性の「どっちがいい？」という質問には具体的に答えず、曖昧にはぐらかす、もしくは両方いいね、と答える
・「私のこと嫌い？」ではなく「私のこと嫌いでいいの？」という聞き方をすると相手は焦る
・「この前飲みに行った時に、俺のこといいなぁって言ってくれたの覚えてる？」と実際言ってなくても堂々と言ってみる「酔ってたから忘れたってのは無しだよ！笑」などと強引に持っていく、もしくは「ええ、いいなぁって言ってくれたの超嬉しかったのに、、、」と残念がる　（これはズルイ笑）
・自分のものではないと思わせる（希少性）
・あなただけに特別に自己開示する
・プライミング効果（レッテル貼り）→ex.「あなたは誠実な人だから」（もっと誠実になってほしい）
・イライラした時は心の中で強く「ストップ！」と叫ぶ
・物理的距離を近い・程よい・遠いでコントロールする

感想
期待していた魔法のようなテクニックはない。タイトルや帯は本書から少し離れた過剰な表現になっている。著者がこれをオッケーとせざるを得ないところに若干日本出版界の闇を感じる（笑）
あくまでよく聞く話が多い。ただ結局はそれが一番重要なんだなとは感じた。
あと後半は女性目線の話が多く、男性はうまく置き換えながら読む必要がある。