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日々の積み重ねが大事な理由は、人生が無意味だから



あらゆる生命は無意味である。
僕もあなたもあの人も、何の価値もないただの生命。草木や動物と同じだ。


だからこそ、不貞腐れて、投げやりに過ごしてもつまらない。
無意味な人生を斜に構えて、漫然と過ごせばそりゃあ無意味に終わる。


意味が欲しければ、作るしかない。
それは誰も教えてくれない。


学校の先生も職場の上司も両親でさえも知らない。
僕ら自身ですらまだわからない。

人生は等しく無意味で、退屈なものである。


ーーー


僕らはある日突然、生まれてから死ぬまでの裁量権を与えられる。
人は何も持たずに生まれ、ほとんど何もできずに死んでいく。
この時間をいかように過ごしてもいい。
無論、何もしなくてもいい。


けれど、何もしないくせに不満だけを抜かすのは愚かだ。それは生者のやることではない。どこかの怨念にやらせておけばいい。
何もしなければ何も起こらない。
我々を救ってくれる神は永遠に不在である。


私という存在を有意義にしたいなら、私自身が有意義に思えることを見つけなければならない。


誰かに与えられた役割に納得しようとしてはいけない。自分を殺してまで生きる道理はない。


多くを諦めながら、それでも何か一つ、
確かなものを掴み取りたい。
だから足掻く。
そのためにこの時間を使い切りたい。


人生はほとんど同じことの繰り返し。
だから何を繰り返すのか考えなければならない。


退屈を繰り返すのか。
それとも有意義に思えることを繰り返すのか。
どちらを選んでも自由だ。


無論、第三、第四の選択肢だってきっとある。


生まれたなら生きろ、そして抗え。
無意味に空虚なまま終わらせるな。


生まれたなら生きろ、そして何かを掴め。
有意義に満足して終わろう。


生まれたなら生きろ、そして進め。
それが生命だ。




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