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静かなお盆(2)

昨日お寺さまから電話を頂いた時 私は聞いていた。          「最近、夜般若心経をあげているのですが、やはり朝のほうがいいですか」「私達は朝にあげています」と、雲水様                「あ~、やはりね。朝はなんとなく忙しいので夜に子守歌に!と思って…」「出来れば観音経も…」と 控えめのお言葉              「あ~、観音経ありますね」「いや、出来れば…」「はい!時間はたっぷりありますので、 またいろいろ教えてください」「いえ、こちらこそよろしくお願いします」

との事で、今日は歩かないのでいつものように 神棚に詣りカレンダーの 今日の日付けに斜線をひき、仏壇のお茶とお花とお膳を設える。 しかし、今日からは仏壇に手を合わせ「おはようございます。今日から『観音経』をあげるので、先にご飯を食べます。そうでないと 観音経は長いのでお腹が持ちません。よろしくね!」と言って、朝食に入った。

いつもはパンとバナナとナッツと青汁が お盆の間は ご飯と高野、椎茸、千切り、ひじき、蒟蒻、小芋などの 小盛皿と味噌汁。みんな仏さんのお裾分け!「これで3日目だけど、体にいいんじゃない?」これを続けようかしら?

お腹がしっかりして 歯を磨き、さて 仏壇の前で「お待ち同様!」と  お線香に火を点ける。 以前からそうなんだけれど、実は私「線香アレルギー」なんです。夫が亡くなった時 毎日お線香を絶やさなかった結果「線香アレルギー」になって以来、お葬式や法事の時に咳が出て とっても困ったものでした。けれど、コロナのお陰で出席しなくてもよくなり 助かっています。

しか~し、今回は がんばりましたよ。お経をあげる前に スプーン一サジのハチミツをなめ、コップ一杯の水をそばに置いて 火の点いたお線香をお経机の前の方にずらせ、「般若心経」をあげました。そこまではよかったけれど「観音経」の途中から喉がいがらくなり、コホンコホンとやりました。『ごめんなさいねえ、仏様』と思いながら… 「観音経」は長い! それに初めてだから読みにくい!目を近づけたり離したり、聞き覚えのある部分はスラスラといくけれど、そのうち コホンコホンがゴホンゴホン!になって、足が痺れて足が攣る。そこで、私の姿勢が ドッと崩れる。

雲水様のご苦労と試練を目の当たりにして、どうにかこうにか最後までいけました。

外は高い湿度に強い風。今年は何というお盆でしょう!

昼はPCを開いて「note」をみる。「スキ」が増える度みなさんに感謝する。そして「スキ」してくださった方の投稿に飛ぶ。そして、又また新しい分野の投稿者に巡り合える。「note」って、ほんとうに 最高!

夜は 相当の雨風、雨戸を閉めているので雨音を聞くだけでもわかる。そう思っていると、携帯に「避難勧告」のメールがアラームと共に入った。  何度 聞いてもこの音はドキッとしてスキになれない。          すると間もなく、電話が鳴った。 二度ドキッとする。        「枚方出たけど、どうもないか?」息子の声だった。

遠く離れていても こうして心配してくれる息子がいる!  それだけで ばあちゃんは 幸せ者よ! ありがとうね

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