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2040年の日本:by野口悠紀雄を読んで

第2章を読んで

 第一章を読んで、私には難しすぎる!と思ったので、流して読むことにした。おかげで野口氏は「★第2章のまとめ」を書いてくれている
それに合わせて、ページをめくり 感想を書くことにしたので、ご了承願いたい。

「今後、20年から40年の間に、中国の経済成長は鈍化するものの、 アメリカを抜いて世界一の経済大国になろう。
 日本では、将来も豊かな国でありつづけると予測されている。ただし、日本と新興国との豊かさの差は縮まる。p.70

 未来の世界では、インド、アメリカが経済大国

では、経済規模でなく、何によって日本は未来世界での存在感を発揮できるのか?

中国やインドと日本の所得格差がちぢまる
 

 韓国はすでに日本と同程度の豊さだ。また、シンガポールや香港はしばらく前から、ずっと豊かだ。ただし人口が少ないので、日本にとってそれほどおおきな影響があるわけではない。しかし、中国やインドの場合には人口が巨大なので、その所得水準が日本と大差なくなることは、非情に大きな影響がある。
★高度な専門家を日本に呼べないことになるかも?
★外国人労働者の確保も難しくなる

★中国政府によるデーター規制の強まりによって、貿易に対する中国政府の介入が強まっている。
★「リショアリング(中国に移した生産拠点を再び自国へ移し戻すこと)」はできるのか?
 安い労働力を求めて、その国での生産工場を作って来た日本
中国の賃金が上がれば、更に安い賃金を求めて生産工場を移転する、というきわめて、安智な発想から出て来たアイデアが 今 足を引っ張る。
★仮に、今後、輸出管理法などによって不合理な貿易規制が課された場合には、日本でなければ生産・提供できない製品やサービスを武器にして戦うことだ(中略)必要なのは、日本の技術水準を高めることである。p.84

第3章を読んで

超高齢化社会では 要介護人口が増加する。ゼロ成長経済を想定すると、一人当たりの負担4割も増加する。それにもかかわらず、社会保障負担引き上げの具体策に関する議論はほとんど行われていない。p.135
★高齢者の増加に伴って、医療・福祉分野の就業者数が増加する。その他の分野の就業者が減少するため、医療・福祉以外の財やサービスの生産は減少それが故、日本人は貧しくなる。p.145

 想像していた事が現実となる頃 私はもうこの世にいないだろう。が 、未来は決して明るくない、ということなのだ。

第9章を読んで
未来に向けて人材育成が急務

 細かなことは わからないにしても、常づね感じていたことなのだが、 日本政府は「人材育成にお金をださない!」
人にしろ企業にしろ研究にしても 言えることだが、とにかく成長するものに援助の手を出さない。出していても 途中で引っ込める傾向がある。
つまり「成長するものに 助成金を出さない」
政府は どこを向いているのか?
政府は どんな国を目ざしているのか?

さっぱりわからない

 とにかく、衰退していく日本を 今からでも 救う手立てをしなければ「時遅し」なのだ!と野口氏は 訴え日本人の意識を促しておられるのだ。

細かいことは 分かりかねるが、最低限「学生奨学金返済の撤廃」は 急務を要する。これは 「少子化」にも大きく影響すると、私は思うから!

 私は 日本も「ブータン王国」のように在って欲しい!と、思っている。
科学の先端にいかなくてもいい。それよりも
自国の民が 飢えることのないように、農業に力を入れ、他国に頼ることなく 自給自足の国になって欲しい。
もう、科学の先は見えて来た。
神の範囲を超えて 何をしようというのか?
地球は熱くなり、気候変動をすすめ、宇宙にも突入した人間が見たものは?
希望だったのか? それとも…?
孫やひ孫が幸せに暮らせる地球を 一時の人間の野望で無くしてはならない
もうそろそろ、目を覚ます時ではないのか!

この本を読むきっかけになったのは
「note」の記事を読んでくれている友人の一人が 下記の記事を読んで
「2040年の日本」を 勧めてくれた。

 私としては、かなり高度で難しい内容の本だった。
友人からのお勧めなので、挑戦してみたけれど、友人の期待に添えただろうか?
 まだ書きたいことは山ほどあるが、この本に添ってどのように書けばいいのか… そして、そのことが「的」を得ているのか? 私は迷い子である。
だから、そろそろ 終わりにすることにしましょうかな…?

この本を紹介してくださった友人に こころから感謝いたします。
 
 


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