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2023.04.28-05.07 第3回北海道ツーリング【8日目】

洞爺湖周辺観光

 洞爺湖のキャンプ場を出発。この日は洞爺湖〜長万部を自転車で走行、長万部駅〜森駅で輪行、そこから鹿部町にある宿までは自転車で走る予定にしていた。この日の最低気温は4℃で暖かかった。

 キャンプ場はほぼ満員だった。キャンプブームなのは分かるがここまで人が多いのか…。

 朝5時半、湖畔を走り始める。この日は晴れ。

 洞爺湖に浮かぶ中島が見えてきた。当初はここでフェリーに乗って上陸しょうかなとも考えていたが、時間がなくパス。

 札幌方面から来た国道230号と合流。

 少し寄り道、「珍小島」(ちんこじま)へ。

 陸と繋がっている島で、歩いて渡れる。

 細い遊歩道がある。珍小島の内部へ。

 基本測量の杭があった。 

 珍小島の遊歩道を歩くと湖岸に出る。

 砂州を歩いて戻る。

 珍小島公園の看板があった。Chinkojima Parkと書いてある。大人になったのにこんなことで笑ってしまっていた。

 キャンプも昔はできたらしいが、今では禁止されている。ここでご飯を食べるのもよさそうだ。

 立派な公衆便所もある。

 洞爺湖町の温泉街へ。

 洞爺湖のセイコーマートで今後不要な荷物を送る。この日は温泉旅館、最終日は函館市内のゲストハウスに泊まるため、テントと寝袋はもう使わない。ダンボールをもらって、テープを買って荷造りを始める。

 セイコーマートのコーヒーを飲む。これが飲めるのもあと2日…。

 高級そうな温泉旅館が並んでいるのだが、1人で泊まりに行く場所ではなさそう。

 洞爺湖の湖岸にある公園へ。桜は満開だった。

 スワンボートも多く並んでいた。

 ボルゾイという種類の犬を4匹連れた人がいた。

 自分より少し年下の男性1人、女性2人の3人組に写真を撮ってもらった。「愛媛県からチャリンコ1台で来たんですかー?」と話しかけられた。3人組は「札幌から車でブーンと来た」そうだ。なかなか面白い人たちだった。

 これが洞爺湖の中島に行くフェリー。城のような見た目。

 洞爺湖沿いを東に向かう。

 道道洞爺湖登別線に合流し、昭和新山に向かう。1943年(昭和18年)にできたという新しい山。

 洞爺湖登別線の標識は「002」と書いてあるのが珍しい。

昭和新山

 昭和新山に向かう坂道。ここも桜が満開。

 10%の上り坂が続く。

 昭和新山の周辺の地図があったのだが、ずいぶん昔のもののようだ。

 昭和新山方面へ左折。

 8時半、昭和新山に到着。広い駐車場だが、時間が早くて車は少なかった。

 有珠山ロープウェイも気になったが、今回は時間がなくパス。

 土産物店内にあった噴火の様子を映像で体験できるコーナーへ。土産物店ではジムニーのトミカを発見したので買った。注文しているが納期が長く、納車予定は2024年9月。(追記:2023年8月20日に連絡があり、10月上旬に納車となります)

 当初予定にはなかったが昭和新山クマ牧場へ。

 クマの赤ちゃんがいた。この檻の中から何とか出ようとしていた。

 子どもの熊とは違って大人は見た目が怖い。山では会いたくない…。ツキノワグマであれば2回ほど見かけたことはあるのだが、山で会う熊は怖かった。

 ここは「ヒトの檻」というコーナー。立場が逆転している。

 地上に出て再び熊がいるのを眺めた。

 羆神社。狛犬のかわりにかわいい子熊の石像がある。

 標高200mとは思えないような風景。風も涼しく、本州の標高1000m超の場所のような雰囲気に感じた。

 昭和新山を見ると白煙が出ていた。今でも火山活動が続いているようだ。

 土産物店が並ぶ通り。もう今では営業していない店舗もある。高額な木彫りのクマを売っている店もあった。いつか、家の玄関に置きたいものだ。北海道一周達成記念に買ってみたい。

 土産物店のキーホルダーのラインナップを見ると、2010年代で時が止まっているような感じがした。妖怪ウォッチのグッズが多かった。そういえば昔流行ってたな。

 青い郵便ポストは珍しい。今でも1日1回収集が行われているようだ。

 昭和新山をバックに撮影。

 洞爺湖に向かって下っていく。10%の下り坂でどんどんスピードが上がっていく。

 道道洞爺湖登別線に合流。ここを左折して国道230号方面へ。

三恵病院跡

 こちらは1978年の噴火で破壊された病院跡。

 廊下がそのまま残っていた。

 1階部分がつぶれてしまっていた。

再び洞爺湖温泉へ

 民家や別荘が並ぶ地区を走っていく。

 再び道道へ。道南バスの路線バスとすれ違った。

 壮瞥町のゴミ収集車はカントリーサインを貼っている。

 洞爺湖町へ。

 洞爺湖の温泉街を抜ける。昼食をセイコーマートで買って近くの公園で食べる。

 朝11時頃、ご飯を食べていると見たことある自転車に乗った人が来た。2日前に苫小牧のライダーハウスで一緒に泊まっていた人だった。この日は室蘭から来たようだ。熊本から日本一周中。

 長万部方向に走っていった。お気をつけて。

 道道にあった「ちんこじまほどうきょう」

 男子小学生みたいな行動をしていた25歳男性。

洞爺湖~豊浦~長万部

 トンネルを通って国道37号方面へ。「三豊トンネル」という香川県にありそう?な名前のトンネル。

 虻田洞爺湖ICを通過。

 国道37号に再び合流。ここから長万部まで一本道。

 洞爺駅は新しめの駅舎。

 しばらく走るとトンネルの高さ制限の警告が現れる。北海道内の主要国道のトンネルは釧路~浦幌間のように、狭いものが多いようにも思う。

 うっすらと海が見える。山と海に挟まれた国道は九州のような景色に感じられた。雲仙~長崎の国道もこのような雰囲気だった。

 次のトンネルも古い見た目。昔からこの道が重要な路線として位置づけられていたことがなんとなくわかる。

 ここで豊浦町へ。

 「道の駅とようら」へ。もちろんスタンプも押印。

 豊浦町はいちごが有名で、いちごソフトクリームを買って食べた。

 小幌駅は以前から気になっていたので、ガイドブックを購入。今回も行きたかったのだが時間がなくパス。

 再び走り始める。

 室蘭本線と並走。

 豊浦トンネルも高さ制限あり。

 高岡~小幌間17kmは落石注意の区間が続く。

 道路から見える海が美しい。

 豊泉トンネルへ。

 国道を離れて道道大岸礼文停車場線へ。

 豊浦町大岸の集落。鉄道の駅はあるが、秘境らしさを感じる。

 1車線幅のトンネルを見かけたが、これは室蘭本線の旧線跡。現在は工事中のようだった。

 道も狭くなっていくが、現在拡幅工事中だった。

 歩道に貝殻がたくさん落ちていた。

 礼文駅近くには商店が並んでいたが、シャッターの閉まった店舗も多い。

 礼文駅の駅舎。もともとは有人駅だったような駅舎だが、今では人を見かけない。

 礼文駅から国道37号へ向かう。集落を離れると草原が広がる。

 喫茶店のような建物も見かけたが窓が外されている。

 室蘭本線と交差。

 国道37号に合流し左折。

 3m近い路肩、中央分離帯のある国道。峠道でカーブは急だが、それを除けば地方の完成2車線の高速道路のようだ。

 スノーシェッド部分は急に道幅が狭くなる。

 礼文トンネルは旧道があったが付け替えられて新しいトンネルになっている。

 旧道がどこにあるかは分からなかった。

 トンネルの反対側に旧トンネル跡を発見。

 次は「礼文華トンネル」へ。

 反対側の礼文華トンネル旧道。小幌駅はこの下にある。

 大きな橋で谷を越える。

 

 黒松内町は日本海にも太平洋にも面していない町。2回目の訪問。

 右の白い標識は制限速度の標識だが、冬のみ使われる。

 道路の脇に雪が残っていた。どうやら雪捨て場として使われているようだ。汚いが久々に雪を見つけた。

 右は黒松内新道。

 長万部町へ。

 長万部の景色が見える。ここからは下りが続く。

 海が見えてきた。

 長万部市街まで8kmだが、向かい風で進まない。

 長万部温泉郷の看板。20km/h程度を維持し、長万部駅へ急ぐ。

 長万部駅方面は直進。

 この交差点は2019年8月の函館~稚内ツーリングでも通った。長万部駅までのあと少しの距離だが、見慣れた風景になる。

 商店街を走って長万部駅へ。

輪行:特急北斗(長万部~森)

 列車出発時刻の15分前に駅に到着。

 大急ぎで輪行準備。

 窓口で切符を買ってホームへ。

 特急北斗が来た。

 自転車を置くスペースがなかった。ドアのところに置かせてもらった。

 ホタテ弁当を食べながら移動。窓からはずっと、国道5号が見えていた。2019年の夏に走った道で懐かしかった。

 50分ほどの乗車で、森駅に到着。

 特急列車ではあるが、階段を上ってこ線橋を渡らなければ駅舎にはたどり着けない。

 キハ40普通列車が停車中。向こうに見えるのは北海道駒ケ岳。空が曇ってきた。

 広いホームを歩いて改札へ。

 16:40 輪行解除開始。

 16:55 組立完了。

森~鹿部

 夕食用にいかめしを買う。

 森駅前の街並み。

 国道5号に出て「YOU・遊・もり」に立ち寄る。

 以前来たとき(2019年)にはなかった石碑。冷凍食品事業発祥の町。

 4年前にも座ったベンチで休憩。

 札幌230km、お土産も北海道スケール。

 恵山方面へ左折。

 国道278号へ。

 右側には北海道駒ケ岳。

 旧砂原町(現:森町)にある道の駅「つど~るプラザさわら」は時間が遅く、閉まっていた。

 並木道を進む。

 渡島砂原駅前を通過。

 集落が丘の下に見える。

 砂原地区を過ぎると民家も一気に少なくなる。

 国道278号は「函館・大沼噴火湾ルート」という名前が付いている。

 向こう側(洞爺湖方面)の陸地が見える。数時間前までは向こうにいた。

 徐々に暗くなってきた。宿まではあと10kmほど。

 鹿部町に入る。周りに何もないので30km/h近い速度で進んでいく。

 鹿部町の中心地からやや離れた場所にJRの駅がある。

 ここで国道の旧道へ。

 北海道らしいホーマックニコットがあった。ここで買い物をして、宿に向かう。

 もう少しで雨が降る予報だったが、降り出す前に到着できそう。

 宿に着いたのだが間違って別の宿にチェックインしてしまう。「吉の湯」を予約していたのだが「鹿の湯」に入ってしまい、「じゃらんで予約した〇〇です」と言ってしまった。宿の人が「うちはじゃらんでの予約は受け付けていないですがもしかして、別の宿ですか?」と答えて気づいた。

 NHKは室蘭と函館の両方が映るようだ。室蘭からは海の上で遮蔽物がなく、電波が届くのだろうか。

 宿から歩いて散歩。セブンイレブンまで歩いて行ってみた。ビールを買って部屋に戻る。

 函館まではあと100km。あと少しでこの旅もゴール。

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