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新卒入社8ヶ月で会社を辞めた私の話


こんにちは。フジコです🐼

私は新卒入社した会社を8ヶ月で辞めています。
つまり、4月に入社して、11月に退職しました。

その会社にいた頃は毎日がストレスフルで、眠れないのに起きれなくて、月曜日のことを心底恨んでいました。

そんな私でしたが、今はその経験をこうして記事として書けるくらい、元気に前向きに過ごしています。

「3年間は同じ会社にとどまるべき」
「2年以内に辞めたらろくな転職先ないよ」
は、果たして本当にそうなのか?

この記録が、以前の私と同じように悩んでいる方のお役に立てれば嬉しいです!


なぜ会社を辞めたのか

これを話すと愚痴っぽくなるし、聞きたくない人も多いと思うので、ここではサラッとお話しします。

・そもそも聞いていた仕事と内容が違った
飛び込み営業なしと聞いていたのに、8割飛び込みの営業スタイルだったんですよ。

・すこぶる機嫌の悪い上司の存在
気持ちよく働くうえで、人間関係って本当に大事ですよね。
私の心が病んでしまった原因は、常に機嫌の悪い上司の何気ない言葉にありました。

・推しの舞台を観に行きたかったから
会社をやめることを決意したきっかけになった出来事です。
こんな些細なことがきっかけになるくらい、この時点で私にとって会社はもうどうでもいい場所になっていました。

これらの理由については、また別で記事を出そうと思います。
鬱々とした部分もありますが、一人の新社会人の心の変化記録として面白いものでもあると思うので!


病んだ心が回復した過程

私のズタボロだった心が回復した過程を、順を追ってご紹介します。

極度なストレス状態にあるときって、何も考えられないですよね。
何から始めたらいいか分からずに悩んでいる方は、ぜひ以下の方法を試してみてください(^^)

1.スタバに行く

心が限界なことに気付いたとき、とてつもなく甘いものを摂取したくなりまして、スタバに行きました。

飲んだこともない抹茶フラペチーノを、したこともないカスタマイズで、「とにかく甘くしてください」とオーダー。

そのときの店員さんの対応がすごく優しかったことを覚えてます。これもズタボロな心が救われたことの一つです。

そして、かなり甘〜〜〜いけど美味しい抹茶フラペチーノを飲み終えたとき、
久しぶりに美味しいと感じられたことが嬉しくて少し元気が出ました。


2.精神科を受診する

お薬を処方してもらったり、休職のための診断書を出してもらったり、
精神科受診は絶対に必要です。

抵抗がある気持ちは分かります。私もそうでした。
でも、一人で対処できなかったからこそ心がボロボロになってしまったことを受け入れて、専門家のことを頼ってみましょう。

お薬を飲んで寝られるようになるだけでも、結構違いますよ!

3.休職して平日の昼から好きなことをする

「休職したら仕事に戻りづらくなるかも…」という不安もありましたが、
まずは自分が元気でいることが一番大事。

環境を変えて、気持ちをリセットすることにしました。

平日の昼間にお散歩したり、カフェで過ごしたりしていると、色んな働き方があることに気が付きます。

私がスーツを着てオフィスに出勤して働いていた時間に、
Tシャツをサラッと着てお洒落なカフェでパソコン叩いている人や、ジーパン×スニーカーでワンちゃんとお散歩してる人もいる。

実際にそういう自由な働き方をしている人と同じ時間軸で行動をしてみて、いい刺激になりました。

「働き方って、働く場所って、自分で選べる。」
そう実感したら、今いる会社に固執しなくてもいいんだなと、心が軽くなりました。

4.自己啓発本を読む

こちらも抵抗がある人も多いと思うのですが、自己啓発本って無条件に元気が出ます。
なんでもできる気にさせてくれます。
ポジティブな人が、そういう構成で書いているからです。

誰かに励ましてもらいたくても、家族や友だちには相談しづらかったり、
相談したところで厳しい意見ももらいそうで怖かったりしますよね。

精神科のカウンセリングも定期的に通うには高価ですし…。

そこで私は図書館に行って、片っ端から自己啓発本を読み漁っていました。

図書館で借りればお金もかからない上に、色んな経験をしてきた著者たちから、色んな言葉で励まされることができます。

ただ単に熱血でポジティブなのではなく、経験に基づいた言葉だから説得力があるのです。

特に、有名な"思考は現実化する"という本では、約80年間の歳月をかけて研究された成功の法則が紹介されています。
こんな本が伝える「あなたはできる!」という励ましが、説得力のないわけがありません。


職場に復帰するにせよ、他の仕事を探すにせよ、前向きな気持ちで行動できる心構えは大切です。

ぜひ、タイトルだけ見て気になった一冊でもいいので、読んでみてください。

実際にここまでの過程を経て、私は元気な心を取り戻すことができました。
(というよりも、一度折れた心は強い。以前よりもパワーアップして元気になっていました。)


退職後なにを仕事に生活しているのか

結論から申し上げると、今は派遣社員として働いています。

年収は300万円ちょっと。低収入ではありますが、全然普通に生活できます。
娯楽を楽しむこともできます。貯金もできています。

ですが最初から派遣社員に絞って仕事を探していたわけではなく、
正社員としての雇用も探していました。

その結果、やはりこの職歴だと書類選考の時点で通らない!と痛感しました。
(新卒一年未満で転職を考えている人には厳しい言葉かもしれませんが、私の経験では事実だったので正直に話しています。)

高学歴だったり資格を持っていたりすれば、違うのかもしれませんが、私はそうではなかったので。

転職エージェントにも行ったのですが、ここでもやはり難しい顔をされてしまいました。転職できる可能性があるとしても、またも飛び込み営業をともなうような仕事ばかり。

転職エージェントの方にも、退職した会社の上司にもこう言われました。

「すべてが理想通りの、桃源郷みたいな会社なんて無いよ。」

厳しい、でもこれも事実。
だけど、私の中ではどこかしっくりこなかったんです。

これも事実だけど、これだけが事実なわけではない。

桃源郷に到達することが難しいことも分かってる。今の私にはできないことも分かってる。

だけど最低限、本来 生活のためにする仕事で、生活を崩したくない。

そう思い、また生活が崩れてしまいそうな仕事はしないと決めました。

とはいえ、いつまで経っても仕事が決まらないのでは困るので、
まずは当面の生活費を工面せねば!とアルバイト探しから始めました。

このときはまだ、派遣という働き方について詳しく知りませんでした。
求人サイトを漁っていて、"やけに時給がいい求人"に絞って応募していたら、そのほとんどが派遣だったんです。

その結果、今、派遣という働き方をしているわけです。

派遣という働き方をあまりよく思わない人もいるかもしれませんね。

両親からも「今から派遣で大丈夫なの?」「派遣先で社員雇用はしてもらえそうなの?」と心配をされました。

一般的に派遣は「労働者としての立場が危ういもの」=「何かあったら一番に首を切られる」と思われていることが多い気がします。

たしかに、そういう側面もあるかもしれません。

でも私は、今の働き方にとても満足しています。とにかく、楽しく健康的に働けています。

大手ではないですが、寄り添ってお仕事を探してくれる派遣会社と担当さんに出会えたことで、とてもいい就業先を紹介していただけました。

派遣期間が終了したら直接雇用にしたい、というお話もいただいています。
(自由な働き方を目指しているので、直接雇用にしてもらうかは別として。)

桃源郷ではないかもしれないけど、
毎日ちゃんと寝て、ご飯を食べて、空いた時間に好きなこと(こうして文章を書くこともその一つ)をして、雑談と談笑を挟みながら和やかな雰囲気の中で仕事をして、同じ部署の人とたまにランチを食べに行く。

私がしたかった、当たり前に健康的な生活ができています。


まとめ

そんなこんなで、新卒入社8ヶ月で会社を辞めてどんな絶望人生になるかと思いきや、
欲しかった健康で文化的な最低限度の生活以上ができちゃっている、というお話です。

あのとき辞める決断をしていなければ、
私はまだ苦しい状況の中にいたかもしれません。

今日もご飯が美味しいと感じられてよかった。
そのためにあのとき決断できて、本当によかった。

この文章を読んで、「まぁなんとかなるか」と心が軽くなった方が一人でもいたら嬉しいです。

みんなでいい夢みましょう。

おやすみなさい。


※ 2022年7月現在、派遣先で採用にかかわる仕事をしています。
そこで経験したことをこちらの記事にまとめています。
「色んな職歴持ってる人がいるなぁ」と気付いたことをもとに、感じたことを書いています。


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