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StartupWeekendTsukubaに参加したよ-2,3日目

こんばんは、ふじえもんです。
StartupWeekendTsukubaに参加しての感想を書きます。先日、投稿したブログには一日目の様子を書いてありますので、ご覧ください。(あまり中身のあることは書いていないですが。)

さて、今日は、このイベントに参加した理由とそれが達成できたのかどうかを書いていきます。
ちなみに、ワイワイやっていたら優勝しました。この後どうなるかはまだわかりませんが、私個人的には引き続き同じチームで何かしらの形で続けたいです。

参加した理由は2つあります。
1つ目は、「モノの価値をどうやって高めるのか、或いはつくるのか」について考える材料が欲しかったからです。

2つ目は、聴者とのコミュニケーションを久々に経験し、数年前、「高校時代のコミュニケーション方法と、今のコミュニケーション方法とではどのように変わったのか、またこれから先どのように工夫ができそうなのか」について考えるために参加しました。


①モノの価値をどう高めるのか

1つ目については、まずは「私たち自身が楽しみながら、ワイワイしながら議論できる、或いは開発できるものなのかどうか」が一つの基準となると思っています。
やはり自分たち自身がそのプロジェクトに熱中できるほどのプロダクトでなければ良いものは作れないと実感しました。
また、チームの存在も大きかったです。
何度も何度も、ファシリテーターは、「大事なのは、アイデアではない、チームなんだ」とおっしゃっていましたが、この意味を3日間終わった後に、理解しました。

このイベント中、何度も何度も「これは良いんじゃないか」「これもいいんじゃないか。」「いやあでもこれ実はあんまり興味ないよね。」とか「これ本当に自分たちのやりたいことなの」みたいないろんな議論をとにかくずっと、あーでもないこうでもないって本当にいろんなアイディアがですね、三回四回ぐらい変わっていきました。

ピッチ4時間前にやっと顧客、課題が決まり、MVPとなるプロトタイプをつくり、ピッチ資料を作り…とピッチ寸前まで準備していました。とにかく最後までもがいていたんですね。


最終的には原点に戻って、最初にやりたかったことが改めて価値があるものだと、高いものだと認識が一致し、それについて議論を続けビジネスモデルとして提案できるほど議論が深まり、それについてプレゼンをしたところ、優勝した次第です。

勿論、ここまで熱く長時間ずっと語れたのは、全員がちゃんと情報を伝え伝わるような環境、互いの意見を尊重しつつ遠慮なく深堀りできた環境だったからだと思います。
↓で詳細を書きます。

②聴者とのコミュニケーションの工夫(ロジャーオン)

二つ目については、補聴器だけでなくロジャーオン、ロジャーセレクトを補聴器に接続して使いました。
これはマイクに音を入れるとその音が補聴器に綺麗に入るんですね。どれくらい綺麗かと言うと、マイクの半径1m以外の音はほとんど入りません。なので、グループメンバーの声のみ綺麗に聴こえる状態です。


会場は、co-enのco-eventで、約70㎡とのこと。所属チームは、角の方でワイワイしていました。

ただ、当然ながら、マイクに入らないほどの音量であれば補聴器に入ったとしても聞き取りが難しくなりますね。

その場で指摘ができればいいんですけど私はちょっとためらいました。

聴こえてはいるんだけど、推測のレベルが高くなり、一つの短い発言にもめちゃくちゃ気を使って、聴こうとしてました。

議論の邪魔をしたくない、発言の邪魔をしたくないからなんですが。

これを技術で解決するのが速いか、その場で簡単なルールを決めて、そう喋ってもらうのが速いか。どっちでしょう。

ロジャーオンが無ければ、確実に拾えてなかったなあ。高校のとき、まさにそうだったもん。マスクしている時期もあるし、元々そこまで声を張って喋るわけではない方もいるし。


あとは、ロジャーセレクトとロジャーオンを連携して、セレクトの方は音声認識アプリに繋いで色々試してみたけど、やはりマイクに入るほどの音量ならば綺麗に認識されるし、そうでなければ反応しないね。(どのアプリでもそうでした。あくまで私が試した環境での話です。)

それから、一つ気が付いたのが、補聴しているとき、色々設定を変えると音量レベルが変わるんだけど、自分がどのぐらいのボリュームで喋ればいいのか考える必要があることに気が付かず喋ってたので、何度か聞き返されたなあ。

そうだった。ここはザワザワしててちょっと声を張った方が良いんだった。自分には、静かな環境で、聴きたい人の声だけが入っている状況だけど、他の人はそうじゃないんだ。

普段使ってる設定に変えたら、いろんな人の声が入ってきて、おお、やかましい。よくこんな環境で聴きとれるな。。カクテルパーティー効果かー


さて、大体思ったことは書けたかな。

あ、そうだ。で、結局、ザワザワした環境で、自分と喋るときどうして欲しいかって言うと、

  • マスク外す(口元の動きの情報も使って、聴きとりしてるから)※透明マスクでも可。口元見えればOK

  • 言葉一つ一つ強めに喋る(周りに負けないぐらい。聴こえる人同士で喋るよりも強めに。2,3m離れた人に話すぐらいのボリュームで。)

  • 単語単位ではなく、文章で。(単語だけだと、似た単語がとくに日本語は多いので、人の声によっては推測が難しい。)

  • 付箋に書く(情報は耳からだけじゃない。目からでもわかる!)

パッと思いついたのはこれぐらいかなあ。

あ、音声認識使うときの注意点も書いときます。やりがちなんだけど、当事者からの注意が無い、しにくいのでそのまま放置された状態がほとんどです。(はっきり言って、それじゃ音声認識の意味が無いです。使う意味が全くありません。)

  • 単語単位で喋らない。喋るなら、文章として喋ってください。(キカイにとっても難しいから)

  • 一人ずつ喋る(キカイも人も聖徳太子ではありません。)

  • マイクを活用する(できるだけ音を綺麗に届けること!)

  • 誤字、脱字を確認してその場で修正する(間違われるのが嫌だ、修正が面倒なら、アナウンサーぐらい綺麗に話してください。認識自体は正しく、届いた音に誤りがあることがほとんどです。それが嫌なら手話で話してください。或いは通訳を呼ぶとか。)

  • ↑の補足。ただ、参加者が使って欲しいと要望があった場合、タイミングによっては対応が難しいこともあると思います。それは参加者の言うタイミングの問題なのか、そもそも言わなきゃ用意して貰えないのが問題なのか、考えて欲しいです。他の国だと、公共のイベント系は、音声認識、文字通訳、手話通訳など用意されていることが多いです。日本と比べたら、はるかに多いらしいです。私は行ったことが無いのでまだわからないのですが…(あ、学会だと手話通訳、文字通訳ついてるのが当たり前。なんて場もあるみたい。発表できるだけの研究して参加したいね。)

誰が来る来ないに関わらず、誰でもいつでも来れるような環境だと、学びやすいのかもなあ。あ、自分が行っても良いんだな。何も心配せず、学びに集中できるんだな。なんて思うかもですね。

ちょっと愚痴っぽくなってしまったけど、最近色々イベントに参加して、自分が経験してわかったこと、他の参加者の様子を見ていて気になったことなど書いてみました。

エンジニアを目指す自分としては、技術で解決したくなるけど、その場で解決できるならそれに越したことはない。それで苦労しないなら、こんなぼやきなんて書かないんですが。


うーん。この辺は、他国の様子が知りたい。どういう経緯でイベントに情報保障がついているのが当たり前になったのか。

あ、知らない。どうやったらいいかわからない。っていうのも一つの意見な気がするなあ。未知の世界はどうしたってわからないもんね。。

当分、そこら辺に飛び込んで、情報を提供しつつ、フィードバックを返して、下の世代が勉強しやすいイベント、雰囲気が出来るよう動くことになりそうだなあ。まあ、自分が楽しそうだと思ったイベントしか行かないけど。

まずは、自分がワイワイできる、成長できる、学びがあると思わなければ何をやってても楽しくないし、続かないもんね。

そんな感じで今日は締めます。


まあ、結論。何か自分にとって新たな学びがありそうなら。楽しそうだな。参加してみたいな。って思ったらば、イベントに参加しよう!

そこには、学びが待っている。

学ぶ上で障壁があるなら、仲間を誘って協力するもよし、運営に相談して、自分達が参加しやすいよう促進するもよし、行かないという選択肢もよし。



よし。徐々にコミュニティづくりの知見が溜まってきたぞ。

StartupWeekendTsukuba、また参加したいな。何か起こるたびに拍手👏して、とにかく盛り上がる、ワイワイしようっていう雰囲気が、居心地良かった。これに尽きる。あ、ご飯も美味しかった。リピしようっと。


以上。ふじえもん。

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