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1年あっという間

年を取ると時間が早く過ぎるというのは本当のようだ。71歳になった今年は、人生で最も短く感じた。昨年の今頃は、横浜にいた。娘の家で年越しをする予定で出発したが、新横浜駅に着くと電話がかかってきた。驚いたことに、夫がコロナに感染したので、家に来ないでほしいと言われた。なんて不運なことだと思ったが、娘の家に着いてから感染が発覚したら、もっと大事になっていたかもしれない。ギリギリで分かったのは、幸運だったと考えることにした。その日は横浜で一泊し、翌日の大晦日には名古屋のホテルに泊まれたので、名古屋を観光してから広島に帰ってきた。あれから一年が経ったのか。本当に早い、早い。

50歳のころから早く感じ始めた。友人たちも同じ感じだそうだ。定年まであと10年と思っていたら、すぐに定年がきたという。私もそうだった。ゾウの時間とネズミの時間は違うということを本で読んだ記憶がある。身体の大きさによるものか、寿命によるものかは分からないが、生物によっても時間は違っているのだろう。

多忙な1年だった。平和運動や憲法を守る運動にくわえて、地域の老人会の会長まで引き受けている。充実はしているのだが、とにかく追いまくられた1年だった。おかげで多くの新しい友ができた。70歳を過ぎて友が多くできるのはすばらしい。教養(きょうのようじ)教育(きょういくところ)にもことかかない。でも、少しセーブしないと、古希過ぎて過労死なんてことにもなりかねない。2024年は6回目の年男になる。ゆっくり、じっくり、確かに歩む1ねんにしたい。みなさま、よいお年を。


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