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国の指導者選びを間違うと大変なことになる

以下の文章は、10月に書いて下書きのまま放置していた。悲しいことに今もガザやウクライナの戦争は終わらず、市民が殺されている。攻撃を受けた市民が叫ぶ。「人でなし、憎い、ひどい」。憎悪が拡大し、次世代に受け継がれていく。その裏で戦争を食い物にする輩がいる。武器商人は言うに及ばず、プーチンもゼレンスキーもネタニヤフもハマスの幹部たちも、戦争があるから今の地位を保っている。国の指導者に誰を選ぶか、大切なことだ。日本は大丈夫か。

ガザの戦火に思ったこと


ウクライナ戦争の先行きが見えない中、パレスチナとイスラエルの間で戦争が再燃した。10月7日にガザ地区を実効支配しているハマスが、イスラエルにかつてない規模での攻撃を試み、民間人多数を殺害したうえ、民間人を人質として拉致したと、報道が伝えた。これに対してイスラエルは報復攻撃を開始し、挙国一致内閣をつくって、ハマスを殲滅すると宣言した。ガザに暮らす民間人に対して期限を切って南部へ避難するように求めた。徹底的な攻撃で街を破壊すると言っているのだ。今日10月16日現在、皆殺し的な攻撃は行われていないようだが、テレビ映像では、街の各所から攻撃によると思われる黒煙が上がっている。幼い女の子が目に涙をためて「どこへ逃げたらいいの。助けて、ずーと怖い」と訴えていた。何とかしなくてはいけない。

うかつにテロという言葉を使わないようにしよう。日本の松野官房長官は会見で、ハマスの攻撃をテロと言ったそうだが、民間人を無差別に殺害する攻撃はイスラエルもしている。直接戦闘に関わっていない人々を標的にした攻撃のことをテロと定義すると、イスラエルの方がハマスに倍するテロ攻撃を行っている。何しろ国の正規軍が圧倒的に強い武力でもって、市民が暮らす街にミサイルをボンボン撃ち込んでいるのだ。両者がテロなのだ。英国BBC放送はテロという表現をニュースでは使わないようにしているそうだ。

欧米のプロパガンダに乗せられないようにしよう。イスラエルは英国の2枚舌外交で作り上げられた人工国家だ。失われた故国に帰りたいというユダヤ人の数千年の悲願につけこんで、第一次、二次大戦で戦争協力させて、その見返りにアラブ人たちが暮らす場所にユダヤ人たちを移住させたのだ。アラブ側は当時は植民地支配されていたので、抵抗できずに言われるままに土地や財産を奪われ難民になった。ガザはそういう人々が集まったところだそうだ。

「NO WAR」の声をひときわ大きくしよう。戦争絶対反対。何があっても戦争は起こすな。平和を守るためにあらゆる努力をしよう。政府に言うだけでなく自ら行動しよう。街頭でビラを配っていたら受け取って読んでみよう。何を訴えているのか聞いてみよう。共感せよと言うのではない。無関心でいることをやめようと言いたい。さまざまな訴えを聞く中で、自分は何をすればいいのか考えようではないか。各地で集会が開かれている。時間があれば参加してみよう。無料か安い参加料で相当に中身のある話が聞ける。信頼できるネット番組を視聴して勉強するのもいい。私がいま書いていることも、かなりはネット番組から得た情報によっている。その意味では便利な時代だ。

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