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一番早道の英語レッスンは「超個別化」である

最も記憶に定着するのは、脳が「これが大事」と考えるものか、何度も繰り返し触れるもの、つまり「ハマっているもの・興味があるもの」です。興味があるものに関する英語はメキメキ伸びます。
でもそれには問題があります。好きなことばかり英語で学んでいても、悲しいことに学校の成績に反映されないのは事実なのですね(成績向上を期待するならば、の場合です)。

そこで、価値ビンでは、興味関心のある事柄の英語と、学校の勉強に沿った英語の両方をレッスンを行います。会話力を高めるために、レッスンでは英語のやりとりも散りばめます。
今日は、生徒さんB君のレッスンをご紹介しましょう。
下の画像が、B君のある日のレッスンスケジュールです。この画像をB君に見せて、今日のミッションを明確にし、レッスンの流れの見通しを立てます。

Bくんの3月1日のレッスンスケジュール

 ■ B君のレッスンの概要 

・ レッスン時間:45分
・ スタイル:完全マンツーマン&オンライン

・ B君がハマっているもの:「バー仮説」というE テレ番組・マイクラ
・ B君の年齢:小学6年生


【 レッスンの時間配分】

1) 最初の20分:先週の復習と教科書の学習(目的:成績向上)
2) 5分休憩
3) 最後の15分
:好きなことタイム→二人でオリジナル「バー仮説」(目的:探究学習mixで興味分野の英語を鍛える)


1) 宿題の振り返り&復習


まず、B君の先週の宿題の丸付けを二人でしながら、その場で応用問題を解いていく復習を行います。答えを書く場所を間違えていたり、ピリオドが抜けていたり、一人ひとりで課題は全く違うので、丸付けの基準も全員違います。その子が理解しているところからはじめ、「ボクできてる♪いい感じ!」と感じてもらってから、少しずつステップアップしていきます。
下の画像は、B君と丸付けに取り組んだ後の宿題の画像です。
宿題の構成としては;

・ 好きなもので間違い探し(マイクラ)
・ 文法の強化


B君のハマっているでマイクラの間違い探しでは、アイテムを英語で学んだり、私との英語の受け答えでB君のリスニング力、発音、文法力と語彙力を磨いていきます。

■ 二人の会話の内容 ■

💓  私: Was it difficult? 難しかった?
✨  B君: ちょっと難しかったな〜!一つわかんなかったよ!
💓  私: おお〜!そうか!最後の1個がわかんなかったんだね! 
✨  B君: Yes!
💓  私: じゃあさ、ここで問題!Where is a brown flog? 茶色のカエルはどこ?
✨  B君: Chair!
💓  私: そうそう! On a chair! 椅子の上やね〜!
Bくんの宿題の丸付け

B君はお笑いや駄洒落が好きなので、
「Kenta   ate (エィトゥ)   eight (エィトゥ)   breads」
という駄洒落を挟んだんですが、滑りました!笑

今回はB君から、間違いを4個に減らして欲しいというリクエストがあったので、次回の間違い探しは4個にします。そうやってその時の子ども達に一番フィットする宿題に、子どもたちとの共同作業で改善していきます。
B君の宿題は、このほかにも単語アプリがあります。そこでは以下を出しています(生徒さんによって異なります)。

・  マイクラ英語10単語
・  教科書の英語10単語


英単語アプリ「価値タン」

2) 学校の教科書をマスター


B君とは小学校6年生の教科書は最後まで終わったので、1年間の復習をしました。B君とのレッスンはまだ始まって数ヶ月なので、私とは一緒に勉強しなかった、6年生の最初の方で学んだ部分を確認するのが目的です。

■  二人の会話の内容  ■

💓 私: Where do you want to go? 
✨  B君: 最後のKenyaは嫌だ!


Kenyaにはどうしてもいきたくないんだそうです。笑
なので、Kenyaの画像にはバツ印をつけました。笑
生徒さんたち自身に、自分の考えていること、思ったことを素直にどんどん出してもらうようにするのを大切にしています。

6年生の復習


3) 好きなことタイム (探究型)

お待ちかね、B君の好きな「バー仮説」を二人でオリジナルでします。

ちなみに、「バー仮説」とは?
身近にあるけど考えてみると不思議なことを、バーにいるおっちゃん二人が色々妄想して仮説を立てて、「なんでこうなってるのかな?」と話し合う2~3分の番組。
YouTubeに番組の切り抜きがあったので、貼っておきます。

前回は、B君が私の苦手な!?算数について、バー仮説をしてくれたので、今回は私がB君にバー仮説をします。
バー仮説のオープニングを英語にしたのですが、B君は完璧に言えるようになってます。むしろ、初めてバー仮説をした時に、30回くらい繰返しつぶやいて覚えていました!

バー仮説のオープニングを英語で


さらに、バー仮説(Bar Hypothesis)をレベルアップさせた英語までB君から飛び出してきました!好きなことをテーマにすると、本当に子どもたちが自らどんどんアイデアを出して発展させていくんです。
見ていて、なんと鮮やかな!感動するばかりですよ!

■ 二人の会話  ■

✨  B君:   金曜日の夜は、兄弟とこたつでバー仮説をするんだよね。
💓  私:   それは楽しそうだね!
✨  B君:   だから、「 コタツ the Hypothesis 」だね!
💓  私:   すごっ!ほんまに番組のタイトルやん!

さてさて、今回の、私からのバー仮説は、北京オリンピック。
北京オリンピックは完全なる雨予報だったんですよね。
それでも、当日はピーカン晴れ。
なんで晴れたのかな?

の原因を、二人で考えます。

実はこれ、人工降雨なんです。
人工的に晴れをつくりだしてます。方法は以下の通り。

1)  飛行機から雲の中にドライアイスなどをばら撒きます。
2)  ドライアイスで凍った氷の粒に水がくっつきます。
3)  粒が大きく重くなると、落ちてきて雨になります(雨雲がなくなる)

B君が、「それ魔法やん〜〜〜〜〜!!!!」と叫んでました。
魔法でもなんでもない、現代の技術です。
価値ビンのレッスンでは、その子が食いつきそうなものをレッスンにどんどん取り入れます。
B君のお母さんにこの図鑑の写メを送って、B君が食いついたことを伝えたところ、B君が欲しがったので、お母さんはポチられてました💓
B君のお母さんは、B君には何にでも興味を持って欲しいと考えておられるので、喜んでおられました♪

ちなみに、B君が今日のレッスンで合計50回くらい呟いて覚えた言葉はこちら。「絶対にこう!」と言いたいとか、哲学のなんとかというお気に入りのTVプログラムがあるそうです。

  • 絶対:absolutely

  • 哲学:philosophy

今回は、これで45分のレッスンが終了です。
もしよかったら価値ビンのウェブサイトものぞいて見てください。

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