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海外就職でメンタルを壊して帰国した話│インドネシア│現地採用│20代

こんにちは、YUKIです。
最近、こんな記事が流れてきました。

簡単に説明すると日立造船に勤務していた男性社員が、3年前、海外赴任先のタイで自殺した事件があり、慣れない業務による負担や上司の厳しい指導などで精神疾患を発症したことが原因だとして、労働基準監督署から労災に認定されたという内容です。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
私も過去、インドネシアでメンタル不調を起こした経験があり、その話をしようと思います。

インドネシアでメンタルが折れた話

私は2020年 24-5歳の時、1年弱の間インドネシアで現地採用として働いていました。学生の時からインドネシアには何度か来たことがあったので、いつかインドネシアで働きたいと漠然に考えていました。
そんな中、現地採用なら未経験でもビザが出てすぐに働ける話を聞いた私は早速エージェントに登録し、結局営業職のオファーを頂きました。

意気揚々とインドネシアに向かった私ですが、結果的には人生で一番辛く、できれば戻りたくない経験となりました。
完全未経験で語学力(といっても日常会話程度のインドネシア語と英語)しかない状態で入社したのですが、元々要領の良くないこともあり、仕事のミスも多く、毎日の厳しい指導や人前での叱責、深夜まで続く課題の提出や、完全に委縮して相談もできない状況、色々重なって7カ月後には精神的に限界が来ていました。
それに加えて、好きでインドネシアに来たことや、夢の海外就職を諦めることに躊躇したり、このまま帰国してどうやって生きていくのかわからないなど、無駄なプライドが邪魔をしてどうすればいいかわからなかったとき、本当に考えていけないことを考えていた時期もありました。
結果的に退職、そして帰国することを選ぶことができました。
このような事が起こった原因は環境というより、自分の問題がメインだと思っています。自己分析の甘さ、やりきる力や圧倒的な素直さの欠如など、挙げだしたらキリがなく、その後の糧となり改善、成長して今再びインドネシアにいるんだと思っています。
ただそんなことは当時の精神状況では何も考えられない状況で、ただただ時間が過ぎて1日が終わり、そして明日も来ないで欲しいというような、何も考えられない状況でした。

先述の記事は2021年の出来事とのことで、まさにコロナど真ん中で人と会うこと、娯楽やリフレッシュする機会も制限があり、生活も大変だったのだろうと想像ができます。特に人との接点が限定されることは、辛いこと、大変なことのはけ口がなくなりストレスを発散することが難しくなると思います。
私はその当時周りにいた同世代の友人に本当に本当に、助けられてなんとか死なずに生きられました。

こんなことが二度と起こらないように

自分が経験したからこそ私は、このような事が絶対に起こってほしくないと思っています。こんな状況に陥るとそういったことさえも考えられなくなり、自分の全てが否定された感覚になると思いますが、絶対にそんなことはありません。どんな辛い状況でも、うまくいく方法はあるし、それは仕事を辞めることかもしれないし、違うやり方で頑張ることかもしれない。諦めてもいいし、もう1日頑張ってみるのでもいい。まずは思いを打ち明けて誰かに状況を知ってもらうことが大事だと思います。

帰国し、またインドネシアに戻ってきた現在

そんな経験をした私は今、再びインドネシアで仕事をしています。
もちろん半分トラウマに感じていた経験ですが、自分が理想としている未来に向かって走っていて、過去のトラウマを乗り越えた感覚があります。
未だに過去の通勤路を車で走るとあの時を思い出したりしますが、今はいい思い出で塗り替えていこうという気持ちでその道を眺めています。

最後に

言葉の通じない、日本人も少ない、食も文化も異なる海外で働いていると日本で働くのとはまた別のストレスがかかります。
ただでさえ、そういった状況に加えて人間関係の問題が発生すると本当に取り返しがつかない結果を生む可能性があります。
ある人は最近の子は根性が足りないと言えば、ある人はメンタルが弱いと言います。そんなことはどうだっていいので、辛いときは自分の気持ちに正直にいることが全てだと、経験を通してそう思っています。

ここで私の経験をシェアし、もし今海外で挑戦してる方や、仕事をしていて同じ状況の人がいれば、同じ境遇の人間がいるんだな!よかった!と思ってもらえたら嬉しいです。
そして、私に連絡を頂ければ話聞くだけでもできるので、いつでもご連絡ください。私を当時助けてくれた友人のように、何かしらでお手伝いができるかもしれません。
ご連絡の際はXのDMから、お気軽に連絡ください!
https://twitter.com/yukiidmy


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