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努力が報われないことを知る… 不妊治療開始

流産後は妊娠しやすいという情報をネットで見て、流産も前向きに捉えていこうと夫婦で妊活を開始。
妊活、排卵、不妊治療について、ネットで情報を集め始めました。
でも、妊活開始から半年以上してもずっと空振り。
最初の妊娠が早かっただけあって、
だんだんと焦りも感じ始めました。

この頃住んでたのは田舎の山の中で、車で1時間位の街に不妊治療専門のクリニックがあり、
この頃はまだ前向きな気持ちで、夫婦で行ってみることにしました。
この後、抜け出せない不妊治療の沼にはまって行くとはつゆ知らず…。

独特な雰囲気の院長先生と初診で面談。
これまでの治療の成果を武勇伝のように語り、「大丈夫、赤ちゃん抱っこさせてあげるからね〜」と、とても自信たっぷりな先生。
私たちも漠然と、「言う事聞いてたら、妊娠できるんだろうな〜」と、通ってみることに。

不妊検査を一通り受けたところ、特に問題は無し。
この頃、甲状腺の持病は内科で治療を行ってました。
(甲状腺についてはまた別記事にします)

卵管造影検査がほんっっっっっとうに痛くて、終わった後に具合も悪くなり吐いてしまい、点滴してしばらく休ませてもらいました。

それからタイミング法から始めることに。
タイミング法って言っても、病院によってやり方違うんですよね。
超音波エコーの卵胞チェックはどこもやるけど、血液検査と尿検査をするかは病院によりけり。
私は結果5軒の病院でタイミング法を経験しましたが、毎回採血してホルモンの値を調べるのはここだけでした。
あと、hcg注射を必ず打つのもここだけ。
つまり、採血とhcgで2回の注射になり、排卵がまだの場合は通院回数が増える、つまり採血回数が増えるので、1回の周期で3回の注射。
これってけっこう精神的負担…。

また、ここでは初診から、「着床しやすくなる薬だよ〜」って、ルトラールを渡されました。
黄体ホルモンの検査前にルトラールを渡すとは、今となっては随分積極的治療だなぁと…。

と、いきなりアクセル全開なタイミング法を開始したものの、いっこうに妊娠せず…。
その頃は仕事も始めていて、仕事を休んで病院へ行くのも一苦労。
「この日来れますか?」って先生に言われて、「この日はちょっと…」なんて言うと、「あなたが良ければそれでいいけど…」って感じでけっこう冷たく突き放される感じがあり、そこで割り切ることもできず、必死で仕事休んで通ってました。

こういった精神的負担に加え、卵管造影検査のゴールデン期間の終わりが近づくこと、ルトラールの副作用もあり、焦りやイライラがつのっていきながらも、アスリートのように不妊治療に立ち向かう自分。

そこに、人工授精へのステップアップの話。
タイミング法で妊娠しなければ、ステップアップは当たり前!という、選択肢は無いような先生からの説明に、はい、当然やりますよ。

人工授精へのステップアップは夫の中でもいろいろ葛藤があり、治療に無我夢中の私の姿にも危険を感じていたようですが、私のやりたいようにと協力してくれました。
というより、夫に治療の意見を言わせる隙も与えて無かったんだと思います…。

結局ここで2回の人工授精をしましたが、妊娠せず…。

私は子供の頃から勉強はできる方で、努力すれば必ず結果が出ると思ってたんです。
でも、不妊治療は努力しても報われない。
努力しても成果は積み上がらず、生理とともに、私の努力は消えて無くなるだけ…。

体外受精の話が出てきたところで、私もだいぶ疲れてきてしまい、夫からのブレーキがかかりました。


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