フジっこ

結婚して7年の間に2度の流産、不妊治療、不育症治療を経て、今月出産に臨む、高齢妊婦です。

フジっこ

結婚して7年の間に2度の流産、不妊治療、不育症治療を経て、今月出産に臨む、高齢妊婦です。

最近の記事

生まれ変わりについて、思うこと。

今年は3月に父が亡くなり、8月に妊娠が発覚しました。 周りからは、「お父さんの生まれ変わりね〜」ってよく言われます。 こればっかりは誰にも真実はわからないけど、私なりに勝手に感じていることについて書いてみます。 父の四十九日が終わった頃、ディズニー映画の「リメンバー・ミー」を観まして。 この映画の世界観にドはまりしました。 よく親戚の家(本家とか)に行くと、先祖代々の写真が上の方にずらずらーっと飾ってあるじゃないですか。 法事が終わって父の遺影をどうしようかなってなった

    • 流産とグリーフケア

      2度の流産で不育症について知った頃、「グリーフケア」という言葉にも初めて出会いました。 グリーフケアとは、死別などの悲しみをケアすること。 妊娠、流産についてこの時夫以外には話していませんでしたが、遠く地元に住む姉に話してみることにしました。 私は母は亡くなっており、当時父は健在でしたが高齢で少し認知症も始まっていたため、同じ女性であり信頼のおける姉に、妊娠したこと、そして流産したことを話しました。 流産したのは5月だったので、姉は赤ちゃんに「さつきちゃん」という名前を

      • 不育症治療開始〜命を宿したら絶対に守りたい

        2018年夏、岡山大学で不育症との診断を受けて、岡山大学の中塚先生が週一で外来に来てくれる、福山のM病院で不育症治療開始&不妊治療を再開しました。 不育症治療は、高温期に入ったら生理開始までバファリン(バイアスピリン)を飲みます。 高温期が2週間続いたら、岡山大学病院に連絡し、ヘパリン自己注射開始。 不妊治療は、前の記事にもある通り、タイミングのみで人工授精や体外受精にはステップアップしない方針で通うことにしました。 また、甲状腺専門医の別の内科クリニックで、橋本病の治

        • 岡山大学病院での不育症検査

          二度目の流産は、精神的にかなりこたえて追い込まれました。 初期流産は母体のせいではないとは言われますが、妊娠発覚後に熱中症のような症状になったこと、甲状腺の薬を減らしたこと、食べ物が悪かったのか、そしてまた流産するんじゃないかと考えてストレスをためていたことなど、自分のせいで流産したのではないかと思う原因がいろいろ思いあたって、自分を責めました。 流産についてネットの検索魔になって、そして初めて「不育症」という言葉を知ります。 そして、岡山大学で不育症専門外来を担当する中塚

        生まれ変わりについて、思うこと。

          不妊クリニック転院と二度目の妊娠

          2018年、1軒目の不妊クリニックに通って約1年半後、転院しました。 紹介状ももらわなかったので、血液検査と精液検査を再度行うことになり、生理周期に合わせてまずは検査で通い始めました。 2回目の通院時だったかと思いますが、ちょうど排卵期だったのでタイミングを診てもらい、子宮内膜が薄いということで、ユベラ(ビタミンEの薬)を処方されました。 1軒目の病院では言われなかったのですが、内膜の薄さはこの後どこの病院でもしょっちゅう言われました。 そしてそして、なんとこのタイミングで

          不妊クリニック転院と二度目の妊娠

          不育症のわたしが臨月を迎えられました

          今回は過去のことではなく、今現在のことを綴ってみたいと思います。 3/17に妊娠10ヶ月、臨月に入りました。 ここまで順調に育ってくれたことに安心する気持ちもあるけど、いつ来るかわからないお産に不安になる気持ちの方が大きく、臨月の前日、夫と大喧嘩。 妊娠してからというもの、不安になると、なんで私だけがこんなに頑張ってるの?!って、夫への小さな積もり積もった不満が爆発して、大喧嘩になる。 その繰り返し。 夫と和解して気持ちが落ち着いて我に帰ると、私の不安の根本は、やっぱり

          不育症のわたしが臨月を迎えられました

          橋本病と妊娠について

          私は27歳位の時に健康診断で慢性甲状腺炎(橋本病)が見つかり、それ以来15年の付き合いになります。 不妊症、不育症において、甲状腺ホルモンのコントロールの仕方、医師の知識はめちゃくちゃ重要!だと感じています。 私はこれまで甲状腺で、6軒の病院にかかりました。 甲状腺は専門医で無くても内科で診てもらえることも多いですが、妊活中の橋本病の方は、軽度でも絶対に専門医で診てもらってほしい!です。 ちょっと長くなりますが、わたしのこれまでの受診記録です。 橋本病の方の参考になれば

          橋本病と妊娠について

          私たち夫婦の妊活。体外受精する?しない?

          不妊クリニックから体外受精へのステップアップの話が出てきたところで、夫からブレーキがかかりました。 夫は動物や生き物が好きで、野生の本能みたいなのを大事にする人。 自然派嗜好で、食も農薬や添加物を避ける人。 良いことなんですが、一緒に生活する上ではけっこう面倒くさい性格なんです。 そんな夫にとって体外受精は、「不自然」なもの。 そこまでする必要あるか? 赤ちゃんにも影響が出るのでは? それに加え、妊活を通しての夫婦喧嘩も多くなってきていたので、 体の負担も大きいんだろ?

          私たち夫婦の妊活。体外受精する?しない?

          努力が報われないことを知る… 不妊治療開始

          流産後は妊娠しやすいという情報をネットで見て、流産も前向きに捉えていこうと夫婦で妊活を開始。 妊活、排卵、不妊治療について、ネットで情報を集め始めました。 でも、妊活開始から半年以上してもずっと空振り。 最初の妊娠が早かっただけあって、 だんだんと焦りも感じ始めました。 この頃住んでたのは田舎の山の中で、車で1時間位の街に不妊治療専門のクリニックがあり、 この頃はまだ前向きな気持ちで、夫婦で行ってみることにしました。 この後、抜け出せない不妊治療の沼にはまって行くとはつゆ知

          努力が報われないことを知る… 不妊治療開始

          結婚と1回目の妊娠と稽留流産

          夫と遠距離だった私は、結婚して地元の東北から広島県に行くことになりました。 結婚したら子供ができるのは当たり前!と思っていたこの頃。 排卵日などの知識も無く、妊活なんて言葉も縁遠く、妊娠に対してとても前向きでした。 そんな中、なんと結婚して約1ヶ月後に妊娠が発覚! こんなにもスムーズに妊娠できるものかと、夫婦共々喜びました。 家族や周囲に報告したいのは山々でしたが、ネットで検索してみると、「何があるかわからないから、まだ周囲には言わない方がいい」と。 「何があるかわからな

          結婚と1回目の妊娠と稽留流産

          不妊症と不育症と里親と妊娠と

          現在妊娠9ヶ月、あと1ヶ月後が予定日の妊婦です。 お腹の中で大きく育ってくれた赤ちゃん。 この子に会う前に、ここまでの長い道のりと、二人の5ミリの赤ちゃんの存在を残しておきたくて、note始めてみます。 私は現在42歳で東北の某県の地方都市に住んでいます。 結婚したのは35歳。 35歳から高齢出産になるとはいえ、まだまだフツーに妊娠して産めると思っていた7年前。 そこから大きな悲しみとたくさんの小さな喜びを経験し、そして世の中にはいろんな思いを抱えた夫婦がいることを知ったこ

          不妊症と不育症と里親と妊娠と