「知らない外国のことを言われても・・・」

「こんな話、日本のメディアはどこも報道していないんだけど」

「言ってることが日本のメディアの報道と真逆だから、信じがたい」

玉山富士子の書く記事を、このように思っておられる方々は少なくないと思う。

かつてあのお方とアライアンスだったから尚更、いまでも玉山富士子の投稿内容についての見方は基本的には変わってないという人も多いかもしれない。

日本では報道されないことを書く。
そもそもそれが玉山富士子が誕生した理由。

そう。誰も書かないなら、わたしが書く。

では、私はどこから情報を得ているのか？
実は、なんら特別なことではない。富士子はただ台湾で普通に報道されていることを伝えているだけ。

台湾では普通に報道されていることが、日本ではほとんどと言っていいほど報道されていない。

例えば、蔡英文政権のメンバーについて続々と発覚している学歴詐称。（例：鄭文燦副行政院長）

例えば、蔡英文政権になってから頻発している欠陥工事。（例：新竹スタジアム）

例えば、蔡英文政権になってから多発している行政側の人為的ミスによって起こされた事故・大惨事。（例：特急タロッコ号の列車事故の詳報）

例えば、頼清徳氏の違法建造物問題。（つい先日、やっと日本のメディア1社は触れたが、1行だけ）

一昔前はそんなことはなかった。日本でも、台湾の政権を批判する記事は普通に存在していた。

しかし、2020年の総統選挙を境にして、日本のメディアは台湾について多くのことを報道しなくなった。特に政権にとって不利なこと。

近年、日本のメディアは台湾について報道することといえば、

・当たり障りのない話
・裕福な国。台湾は世界14位！
・蔡英文は素晴らしい
・台湾といえば、風が吹けば中国問題！

でも、実態は、

・殺人が頻発、詐欺が横行。
例えば、台湾は安全だと信じて留学したマレーシア人が3人殺された、等々。https://www.mirrormedia.mg/story/20221014edi016

・貧富の差はこの10年間で最大、出生率は世界最低。
・2022年の地方選挙で、民進党が大敗したという事実。
・「中国と戦う」とか言う前に、国民は台湾の現政権と戦っている状況。

かつて、富士子が有名言論人の方に「なぜ知っているのに、台湾の実情を言わないのか？」と聞いたら、「台湾の内政は外国人の私には関係ない」と言われた。

思うのだが、だったら、何で台湾の内政を持ち出して国民党などを批判し、それで稼いでるんですかね？
そしてたまに台湾政権を批判する時は、何故、日本語ではなくて中国語で書くのか？

私の書く記事について、時々書いた私自身も驚くぐらいに真面目に読んでいただき、真面目に質問してくださったり、つけた元ネタのリンクまで詳しく読んで、感想を書いてくださる方がいます。

でも同時に、「こうした話は日本は報道していない。知ってる台湾の友人も言ってない」ということを理由に、端から、陰謀論だ、と言ってくる方もいる。

先日、とある友人から、私の書いた幾つかの記事は普通の日本の方々から陰謀論と思われかねない、との心配のメールが送られてきた。

心配してくれて本当にありがとう。

一方で、そもそも、陰謀論者か非陰謀論者かの二者択一のような風潮になっているのが変なのではないか、と私は思う。

私は、この世界にいわゆる陰謀は存在していると思う。

台湾の現実を見る限り、そう思わざるを得ない。

他方、陰謀論者の方々によくあるあまりにもバカバカしくて辻褄が合わない話や、なんでも陰謀に結び付けるような話は、私はもちろん信じない。

玉山富士子は、玉山発の陰謀論を書いたことは一度もない。
皆様既にご承知のように、私は、指摘されたら裁判所でその記事についての原典や背景などの一部始終を証言できるくらいのつもりでいつも記事を書いている。

私が書くのは、

・実際に台湾で報道されていること。
・実際に台湾のネットで多くの人が言っていて、信憑性のある話。

陰謀論なんて考えたこともないし、自分から作ろうなんて思ったこともない。

友人が指摘した件（YouTubeの技術的な面が数値修正の背景では）は、たしかに技術的にはありえると理解している。しかし、実際に何年もの間蔡英文政権や唐鳳のやることを見てきた人々からみたら、またやったのね、としか思えない。

この友人には感謝しています。

友人のこの指摘によって、改めて【陰謀論と玉山富士子】を書くことができた。

私は台湾のことをそのまま伝える。

例えばその昔、 深田氏は

「蔡英文氏は、慰安婦活動で日本に謝罪させろ、馬英九総統は日本に謝罪させていない、謝罪させてやると反日運動をやっていた。しかし総統になった瞬間から、いきなり親日家として、日本のメディアでは持て囃されている。」

と自身の YouTube 番組で言っていたが、これは蔡英文についてのとんでもなく間違った紹介である。
慰安婦問題で日本に謝罪させろと責めたのは、蔡英文ではなく馬英九だった。
（慰安婦の件について、詳しくはこの投稿をご参照。）
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=686747616462410&id=100053815332261

世の中には陰謀論ばかり発信して稼ぐ人がたくさんいる。けど、玉山富士子はそんなことはしない。

一方、どなたかが、玉山富士子の書くことを「陰謀論だ」と決めつけて切り捨てたいのであれば、私は止められないし、その人を批判したりしない。

それはその人の考え方や自由だと思う。

ただ、富士子の書いた記事を陰謀論だと疑うまたは決めつける前に、3つしていただきたいことがある。

1 私の書いた文章や添付した台湾のニュースサイトのリンクをちゃんと読む。（今時は Google 翻訳があるから簡単だと思いますが）

2 ニュースサイトの中国語キーワードでググってみる。するとたくさんそれと似たようなニュースが出てくる。（決して玉山富士子が作った話ではない事がわかる。）

3 これまで私が書いた関連記事を振り返ってみる。

この3つをされた上で、それでも玉山富士子は陰謀論を書いてると思われるのなら、私のプロフィールに書いた通り、私の投稿サイトにお入りにならないことをおすすめします。その方にとって目障り・耳障りなだけでしょうから。

台湾について、面白い話やいいねがいっぱい集まる話も勿論知っているけど、あんまり投稿する気にはならない。だって、「明るい台湾」は日本語で発信されている皆さんが沢山触れているから。

私が日本の皆さんに伝えなきゃいけないのは、やはり、台湾の庶民の声、現実の台湾の赤裸々な姿。

以上。