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■ダンサー人生[第二十四話]

あなたは、自分の中の「本当の姿」を知っていますか?そして、その本当の自分に変身する鍵を手に入れましたか?誰も知らない、本当の自分に会いたいですか?yesであれば、この話(ストーリー)をヒントに、本当の自分に会う鍵を見つけてください。■■■

 ■心の記憶■■私のYOSAKOIソーラン■ 前編

 県内特別チーム活動一年前に、私は北海道の地にいた。東札幌の演舞メニューが終盤に、差し掛かったその時、あのチームがついにステージに上がった。

 今思えば私は、あの頃無我夢中で、よさこいを愛した。そして、よさこいのことを考えない日がないくらい、毎日、全てがよさこいだった。実際にそれが出来たことは、非常に幸せなことだと思う。そこまで強く思い続けてこれたのはなぜなのかを考えてみた。

 私は生まれつき、身体が弱かった。運動、スポーツ、屋外での遊びやその他、活発な活動などこれらとはまったく縁がなかった。私は、「身体が弱いから仕方ない。」「私は、このままでいい。」と思っていた。しかし、小学校3年生になった頃から、その考えに変化が出てきた。2年生の時、担任の先生から薦められたスポーツ少年団への入団が大きなきっかけとなった。私は、ソフトボールやバレーボールに盛んに取り組んだ。週末は、校外試合などにも参加した。私は、この頃から体力的にも、精神的にも大きく成長した。何より、スポーツを通じて、友達がたくさんできた。そして、その後、小児ガンを発症するも、運良く生還。しばらくリハビリ期間が、あったものの、スポーツとの出会いから得られた体力と精神は私の体の中でしっかり残り、生きていた。私は、スポーツに限らず身体を動かすことが当たり前に好きになっていたのだ。「過去のことは、もう忘れた」昔のことは、この言葉で弾き飛ばした。今は、「生まれ変わった新しい自分で生きている」私は、このことを常に意識してこれまでを生きてきた。

 この頃の私は、スポーツマンへの憧れがとても強かった。スポーツを応援し、自分自身もスポーツをこよなく愛して楽しむ。以前の私とは、正反対の感覚だった。そして、よさこいに出会った。あたかも、よさこいをするために、これまでスポーツで身体を鍛え、仲間をつくる喜び、そして、苦難を乗り越える精神力を身に着けてきたように感じた。だから私は、よさこいとの出会いに運命を感じるのだ。そして、よさこいにハマった。

 あのチームがついにステージに上がった。昨年とは、また、ガラッと構成を変えたことに容易に気付けるくらい、衣装デザインが変わっていた。好きなチームな変わりはないが、あまりの変わり様に、多少の衝撃を受けながらも、キレのいい動き、見る人を引きつけ、強く印象付ける演舞の構成にも凝っていた。私は、このチームから、この大切なことを学んだ。

 ■「強いチームは、大きな変化にもチャレンジ(挑戦)し続ける」

◆本当の自分に会うポイント◆      ① これまでの自分を振り返り、これからの自分の生き方に確信を持つ。

② あなたの人生は、あなたが主役。

第二十五話に続く

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