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お墓の有効期限?

 多磨霊園に墓の掃除に行きました。ホントなら彼岸の前に掃除に行きたかったところですが、墓参りをする親戚も殆ど無く、それならば暑さが一段落したところでと10月になってしまいました。

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※多磨霊園は、東京都府中市および小金井市をまたいだ場所にある都立霊園です。この霊園は海外の森林墓地を参考にして作られたわが国最初の公園墓地であり、わが国初の都市計画共葬墓地として関東大震災直前の1923年に開園しました。以後の日本の墓地の在り方の雛型となり、園内には芝生墓地や壁墓地、大規模納骨堂や合葬墓地など様々な形態の墓地があります。各界の著名人墓所も多く、視察や散策に訪れる人も多い霊園です。
ホームページ:TOKYO霊園さんぽ
 https://www.tokyo-park.or.jp/reien/park/index077.html

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 それにしても我が家の墓は、植木ばかりか隣の墓から地中を潜って伸びてきた笹がどうしようもなく繁殖して悲惨な感じです。お恥ずかしいばかりです。

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 両隣の墓は、私が子どもの頃から数十年、無縁仏のようになっていました。
※下の写真は16年前の様子です。左奥に藤田家の墓があります。

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 霊園の管理事務所も無縁仏のようになっていたことは把握していましたが、なかなか更地に戻すことができず、右隣の墓は数年前やっと更地にして新たな墓が建てられました。ところで左隣の墓ですが、数年前偶然、ゆかりの方が墓の掃除に来られているところに遭遇し、ご挨拶ができました。それからは植木などに手が入るようになり去年、全て作り直して植木を入れず石を敷き詰め、手入れがほとんど必要ない見事な姿にリニューアルされました。藤田家の墓を困らせている笹は、そちらの墓から伸びてきたものなのですが、こうなってしまうと今度はウチがちゃんと管理しないと苦情が寄せられかねず大逆転です。

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 今回驚いたのは、斜向かいの墓が更地になっていたこと。墓を管理するべき子どもや孫がいないということでしょう。それとも遠方の方で、墓を最寄りに移したのかも知れません。

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 話は少し飛躍しますが今、皇室のあり方が問題になっています。今からも日本の皇室は絶えることなく維持できるのだろうか。これって墓の維持管理にも、とても近い話題です。藤田家にしても私には息子も孫(男の子)もいますから当面の心配はありません。しかし私は長男ではありません。兄の子どもは3人とも女の子なので、嫁ぎ先の世話になるということでしょう。また代々の墓に入りたくないから新たな墓を用意する人もいます。いずれにしても、代々続いてきた墓を守っていくのは誰なのかという難題に、いつか突き当たる可能性が高いのです。皇室のあり方も先延ばしせずに検討を急がなければなりませんが、私たち自身も、代々続いてきたものをどうするのか。埋葬の在り方、先祖の供養の在り方、今ある墓をどうしていくのか、しっかり見つめ直す必要があるのではないでしょうか。

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