供養の形は時代と共に変化するもの

先日、お檀家様から「墓じまい」のご相談を頂きました。
普段、その家先祖代々のお墓を守ってこられたのは長女だったのですが、その長女が認知症を患い施設に入居する事となり、離れた所に住んでいる妹さんが今後の心配をしてのご相談でした。
妹さんとしては、「姉がお墓の面倒を見れなくなると、誰も世話を出来なくなってしまう。私も嫁に行った身であり、また遠方に住んでいるので世話をしていくのは厳しい。かといってお墓を

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お盆ということでこれからの墓地問題について考えてみる

お盆ということで、これからわが国で起こりえる墓地問題について考えてみたい。

わが国は多死社会とあって、今後大都市部には墓地が不足するという予測がなされている。

墓地不足の問題は1980年後半には既に露呈していた。

背景の一つには高度成長期に地方から都市部に流入してきた人たちが、定年退職を迎え、新たにお墓を必要とするようになったことにある。

都市部に生活基盤を移した人は、都内の墓地は競争率が

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【詩】お盆休みの中腹で

ある晴れた日にあなたと墓標の話
空っぽの隕石に殴られて空想の昏倒
目をまん丸くしないので精いっぱいだった
わたしはあなたと一緒にいた

小さな宇宙の中では
いままさに白色の回転茶色の回転
茶色がお茶色じゃないのはなぜだか分かった
煙のにおいをかいでごらんよ

匙ばかりがめぐっていた
金属のボート、メッキがゴールド
あなたの唇はきっと渇き切る
その歌は歌い切られたことがない

ファミレスには夢がある

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縄文はポップカルチャーだ

縄文時代に発掘されるものは、そのわけのわからないものを含め、すべてが僕らと同じ庶民の文化。庶民の文化だからこそ身近に感じることができるし、その手触りに想像力が膨らむのだと僕は思っています。

ハニワって土偶でしょ、と、よく混同される古墳時代とはその点ではっきりと違う。古墳がどうのというわけではないけど(権力者の墓が肥大化している点で象徴的だけど)、日本の歴史は弥生の終わりから権力者の歴史が主になっ

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いのちの火を繋ごう

どうも、
ダンサー&占い師のTAKESHIです😏👍

お盆ですね。

皆さん、
ご先祖さまへお参りとかされました?

僕?
帰省してないのでお墓参りしてません。

代わりに感謝の念を飛ばしました💨
また、帰省のタイミングでお参りします🙏

さて、今回は
お盆の夜に流れ星を眺めてたら
ふと浮かんできたイメージのお話。

《いのちの火を繋ぐ》
というお話です。

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澁澤龍彦のお墓を浄智寺まで見に行った話

私は澁澤龍彦ファンである。

もう既に鬼籍に入られている方のファン(オタクとも言う)がすること。
墓参りである。

チャイコフスキーのお墓が有名観光地になっているとテレビで見たことがあるので、きっと世界的にそういうものなのだろう。

私の中で、澁澤龍彦はフランスというキリスト教圏について造詣が深い方なので、なんとなくお墓がお寺にあるイメージが湧かなかった。
でも、お墓はお寺にある。
北鎌倉、浄智寺

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ヒューマン・コンポスト〜火葬という環境破壊〜

マンハッタンのDeath Lab(死の研究室)

ニューヨーク、マンハッタンにあるコロンビア大学に「Death Lab(死の研究室)」があるのをご存知でしょうか。

死を研究、と言っても、医療とか倫理とかではなく「建築」からのアプローチです。超高層ビルが立ち並び人間のひしめくマンハッタンでは、毎日数百人の方が亡くなりますが、埋葬するのに十分な土地がありません。そこで、都市における新しい埋葬のあり方

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「墓」

「墓は自分の為にあるのではなく、訪れる人の為にある」と最近はそう思う様になった。若い時は私が死んだら散骨にして墓など作る必要は無いと、よく言っていた。「若気の至り」と言うべき事だと今では反省している。「墓」を必要としないと思うのは何故だったか思い出してみると、単純に訪れる人の顔が見えないのが原因だと。

 若い頃から自分が死んだ後の事を考える方が変であるので、「墓はいらない」と言う人を非難したい訳

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きっと誰かが覚えていてくれるだろうという前提で建てる墓は、空気に触れることができない。埋まることを、生きながら恐れないのはまだ難しい。沼のなかに沈む個体。いつかわかるときがくるのか。