ベトナム・ハノイへ移り住んでから昨日で丸４年が経ちました。

羽田発のANAハノイ行き。これに乗る時は、まさか４年後に世界的パンデミックで絶賛１か月休業中なんて想像もしなかったなぁ。（ちなみに私はベトナム・ハノイで「藤や」という会員制ラウンジを経営しており、所謂オーナーママです。）ただ、むしろその時に想像していたハノイで商売していく上でのもっとえげつない問題をどうにか回避しながら４年間経営を続けてきているので、それは良い意味で想定外だったと思います。これも愚鈍な私の周りでしっかりしてくれている人たちがいること、何の縁も無かった私のビジネスパートナーを引き受けてくれた人がいつも根回しをしてくれている証だと思います。

ところで４年前、私の初っ端のラッキーはこのハノイ行きの飛行機で偶然地元の先輩に会ったことでした。出張ベースでハノイに来ているという先輩はハノイに誰も知り合いのいない私を早速食事に誘ってくれて、そこで日本語の話せるベトナム人の女性を紹介してくれたのでした。私はその女性に事情を話し、ありがたいことに彼女の助けで求人を始めることができました。

というか、驚くことに知り合いもほぼいない、スタッフのアテもない状態で移り住んで起業しようとしたのがかなり無謀だし、これは絶対おススメしません。（笑）

ただ、最初はこんな状態でゼロから築いてきたので、今のような長期で営業できない状況や多少のトラブルもあまり悲観的にならずにいられるというのがやはり無謀な挑戦して良かったなと思う部分でもあります。

また、今までごにょごにょっとしていたビザも、新型ウィルスでベトナムでのビザ申請手続きが止まる前に投資家ビザ（正確にはビザ免除手続き）に切り替えていたので、出国・帰国の心配等せずに滞在していられるのもかなりタイミング良くラッキーだった点だと思います。

ハノイに来てすぐに知り合ってずっとお世話になっている和食屋さんのご主人に、「俺もママもきっとベトナムの神様から好かれてるんだよ」と仰っていいただいています。それは、正直自分でも思う。というか私の方が断トツでベトナムのことが大好きで、それでやっとベトナムの神様に少し振り向いてもらえてるくらいだけど。

そう思えるくらい、ここハノイの地では人間関係やタイミングも含め本当に恵まれていて運良くやってこれていると思います。

そんな恵まれた人間関係とラッキー、たまに驚きトラブルで続いていくハノイ起業物語、今後も少しずつ掲載してまいります。

また、今後の新型ウィルスの早期の収束と皆様のご健康をお祈りしております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤やハノイ　店主