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【W杯本番】日本対チュニジア感想。【ガチ予想】

花璃です。
忙しくて遅くなっちゃいましたがなんとかまとめました。
こちら↓の続き、きょうはチュニジア戦です。

前半お昼ご飯作りながら、後半だけちゃんと観たんだけど、最後のチュニジアのカウンター綺麗に決まりすぎて笑ってしまった(⌒-⌒; )

【悲報】チュニジアさんに手の内読まれまくり笑

前線のスピードを生かした、カウンターで活きるチーム編成なのに、安易な横パスバックパスを引っ掛けられて、チュニジアのカウンターにカモられていました。

チュニジア戦の日本は、日本対パラグアイのパラグアイだったね…。

球際の弱さとバックラインの足の遅さで
『持たせて強く行けばればヤレる』
と思われていた模様。

「よく研究した」日本の“弱点”を突いたチュニジア指揮官「DFは難しい状況に置かれるとミスをする」

「大変いい試合でした。私たちのチームは12日間で4試合という非常に厳しい日程のため疲れていましたが、それでも勝つことができてよかったです。日本は素晴らしいチームで、とりわけ技術面、戦略面が良く、各選手が素早い動きをするが、結果的にチュニジアの方が戦略的にいい作戦で臨めたのではないかと思っています。試合は忍耐を要しました。試合のそれぞれの局面でどうすべきかを選手たちがよくわかっていたことが勝利の理由だと思います」
「チュニジアの強さということでは、このチームは秩序だった守備ができることが強さだと考えています。これに対し、日本は中盤で速いボール回しができるので、それを許してはならないという、中盤での試合だったとも言えると思います。中盤で決してスペースを与えないように留意しました」
 また、「私たちは日本をよく研究した」というカドリ監督は、“日本攻略”のポイントについても語っている。
「日本はプレーが非常速く、特に攻撃時に様々な戦術を駆使してくる。特にサイド攻撃が非常にうまく、それに対応する練習を積んできました。攻撃の深さといったものも日本にあります。しかし、時間が経過するとスペースができる、そこを突くということを心掛けました
「日本の強いところは、守備から攻撃への切り替えの速さがあるなど。弱点があるとすれば守備。ディフェンスは難しい状況に置かれるとミスをする。特にボールをDFの裏につけるようなことに注意しました」
(要約)中盤のパス回しには球際強く行ってスペースを与えるな。日本のベテランDFはスタミナに問題があるので後半から裏抜け狙えばザル

プレス耐性がない選手が多すぎる
ハイプレスされたらオマーンにさえ負けるんだもん。

監督責める人いるけどこれは日本の育成の問題だと思う。
「ぶつかられたら両手を挙げてファールアピールをするように」
って教えられてるのかも?

日本のプレスは「お手洗いスタイル」

日本の育成現場では『かわされるな』、『抜かれるな』という指示がよく飛ぶのではないでしょうか。
 1メートル前あたりできゅっと止まってしまう守備は、レッドブルでは『お手洗いスタイル』と呼ばれているんですよ。洋式便器に座る姿勢に似ているので。せっかく距離を詰めたのに、なんで止まってしまうのかと怒鳴られます。
 そこで止まっても、相手にとっては何の脅威でもない。スプリントでボールを奪いに行ったのだから、そのままボールを持っている選手に対して突っ込むべき。

森保監督の問題点:『スカウティング』って知ってる?

スタメンは毎回少し変えてくるけど、交代の切り方がワンパターンなのは気になる。人材がいないのは分かるけど、チュニジアというチームについてどのくらい知ってるのかなっていうのは思ったかな〜。
『スカウティング』って知ったはります?笑

チュニジアの選手マンチェスターユナイテッドのハンニバルくらいしか知らないけど(この選手、途中で出て来たくせにカウンターの時ちんたら歩いててもうだめだなって思った。マンUのアカデミーの選手ってマジで腐ってる笑)、後、FWが足が速くてめちゃめちゃびっくりした。
あんな足の速いFWにハイラインで人数かけて攻めようとしたら主将はそりゃああなるよね…っていう。

チュニジアはアラブカップのファイナリスト

去年の年末、カタールではW杯のリハーサル大会として、アラブカップというガルフカップ(イランを除く湾岸諸国のみで開催されるアラブの一大イベント)の拡大版の大会をやっていました。
UEFAのAマッチデーじゃなかったので各国Bチームだったけど、それはそれは盛り上がっていたよ〜〜〜
YouTubeのFIFAの公式チャンネルで放送してたからアラブカップちょこちょこ観てたんだけど、決勝トーナメントは全体的に死闘でスタジアムの熱狂でW杯本戦よりもすごいかも?っていうくらいだった。
チュニジアは(オマーンとかサラーなしのエジプトとか楽山だったとはいえ)ファイナリストだったし、決勝のアルジェリアに2-0で負けたけど熱戦だったので弱くはないかと思います。(まだフルマッチ観られます↓)

後ね、サカオタの息子が言ってたけど、チュニジアはアフリカ内ではFIFAランキングの上位国内リーグがあって、ヨーロッパでやってる一部選手だけじゃなく、フットボールレベルが全体的に底上げされているらしい。
今回来日していたチュニジアのチームは主力抜きのBチームだったかもしれないけど、カタールやサウジアラビアのAチームを含むアラブカップでファイナリストになるくらいには強いので、
「森保(監督)が無能だからチュニジアごときに負けた」
みたいに言うのはチュニジアに失礼
だと思うよ。
チュニジアって普通にアフリカでは強豪の部類だし。
(サラー擁するエジプトでさえ出られないW杯に出られる時点でね。)

まあ、向こうはきっちりスカウティングして来てくれてるのに、全然スカウティングしてなさそうだったし、本当に無策で望んだのだとしたら、森保監督もかなりチュニジアに対して失礼とは思うけど( ;´Д`)

中途半端なポゼッションが命取り

ガーナ戦でドン引きでプレスに来ない(やる気のない二軍の)ガーナにポゼッション()でボコしてチーム全体が調子に乗ってたんでしょうね笑
カウンターのチームなのに色気出してポゼッションしようとしてプレスに来られて逆にボコされる笑
カウンターの決められ方が日本対パラグアイ戦のパラグアイ( ;´Д`)

中盤でちんたらパス回してるとガガッと来られて終わるという好例でした。
中盤の他の選手がフィジカルに自信がないから4戦連続スタメンでお疲れの遠藤航選手に預けようとして狩場にされてるのが気の毒すぎる。
日本人の謎のポゼッション()信仰辞めてほしいわ。
ダイブ癖と同じくらい嫌。
女々しい〜〜〜(>人<;)

日本代表のスタメン

個人的には森保監督の考えるベスメンで来たんじゃないかなと思う今回のスタメン。

チュニジア戦(2022/6/14):4-3-3
南野ー浅野ー伊東
鎌田ー遠藤航ー原口
伊藤洋輝吉田板倉ー長友
シュミット・ダニエル

6/6のブラジル戦のスタメンによく似ていますが、CFが浅野選手、左IHに鎌田選手が入って原口選手が右に回っています。
後、左WGの南野選手と左SBの伊藤洋輝選手を併用して来たのも初めての試みではないでしょうか?

ブラジル戦(2022/6/6):4-3-3
南野 ー 古橋 ー 伊東
原口 ー 遠藤航 ー 田中碧
中山板倉吉田 ー 長友
権田

長友選手が右SBに回ってるのはスカウティングの結果なのか、左で伊藤選手を試すために長友さんに右に回ってもらったのか不明ですが、長友選手がマッチアップしていたチュニジアのスタメン左WGはムサクニ選手↓というそうです。

前回までのスタメンと比較すると

こちらがガーナ戦とパラグアイ戦のスタメンです↓

ガーナ戦(2022/6/10):4-3-3(4-1-2-3)
ミトマー上田ー堂安
柴崎ー久保
遠藤航
伊藤ー谷口ー吉田ー山根
川島

パラグアイ戦(2022/6/2):4-3-3
ミトマー浅野ー堂安
鎌田ー遠藤航ー原口
伊藤洋輝ー吉田ー谷口ー山根
シュミット・ダニエル

全試合スタメン:吉田選手と遠藤航選手

連戦させずに休まなきゃいけないベテラン二人がなぜか全試合スタメン。
ディフェンスリーダーと中盤の要だから外せない、替えのきかない選手なんだとは思うけど、お二人に4戦目はさすがにしんどかったかもね…。

シュミット・ダニエル選手はリーダーシップに難あり?

プレイ自体は権田選手と遜色ないか、やはり体格はいいし、巧い部分もいっぱいあると思うけど、1点目入れられてから動揺していたかもしれない。
婆なので、センターバック中澤&闘莉王コンビとGK楢崎さんみたいなゴールとフィールドでお互いワーワー言い合う感じを覚えてるんだけど、代表戦で出始めたばっかりだし、相手は選手兼監督の主将だし、遠慮してらっしゃるのかなという感じがしました。
権田選手は代表戦ずっと出てるからコミュニケーションの面では利があるなと思いました。

テーマ1:PO2(現時点ではコスタリカに決定)との対戦を想定して、『攻めて点を取りに行く布陣』

左サイドからクロスを上げられる伊藤選手と、右サイドからクロスを上げられる伊東選手のダブルITOを使ってCF浅野選手の序列一位を確認する布陣です。

チュニジア戦(2022/6/14):4-3-3
南野ー浅野ー伊東
鎌田ー遠藤航ー原口
伊藤洋輝吉田板倉ー長友
シュミット・ダニエル

結果、効果的に攻められた部分もあったけど、左サイドの鎌田選手が本当に駄目だったというか合ってなかった

鎌田ー南野は左サイドでの併用禁止

鎌田選手はチャンスメーカーという意味でトップ下の選手で、南野選手もセカンドストライカーという意味のトップ下の選手なんですよね。
左WG南野選手と左IH鎌田選手の二人の居たい位置が被ってるのが致命的。
鎌田選手は賢い方なので、位置被りしないように気を利かせて後方に降りていたのですが、そこでボールを受けたときに前にボール出さずに安易に横パスしてたので攻撃が停滞したし、中盤でのパス回しを狙われる原因になったと思う。

セカンドストライカー南野とトップ下鎌田を生かす:ツートップは?

浅野選手はCFとして一番頼りになる(現有戦力的に)ことは示せたと思うので、ツートップの右を浅野選手に、ツートップの左を南野選手にして、トップ下鎌田選手の4-3-1-2か、鎌田選手を内側に下ろして4-4-2が鎌田選手のチャンスメイク力と南野選手の決定力が生きるかなと思いました。

チュニジア戦(改定1):4-3-1-2
南野ー浅野
鎌田

原口ー遠藤航ー伊東
伊藤洋輝吉田板倉ー長友
シュミット・ダニエル

チュニジア戦(改定2):4-4-2
南野ー浅野
原口ー鎌田ー遠藤航ー伊東
伊藤洋輝ー吉田ー板倉ー長友
シュミット・ダニエル

伊東選手を下げちゃうのは勿体ないけど、めちゃめちゃ足が速いのと、ご本人曰く
「僕は自分がシュートするよりもアシストの方が得意」
っておっしゃっていたので、これでも機能するかなと思う。

南野選手のリバプール魂(決定力)

南野選手のオフサイドになったゴールを観たけど、スパンと決まるいいシュートで、やっぱこういうところで枠内に蹴れるのは流石リバプール()だなぁって思ったよ。
賛否両論あるし、色々足りないところもある選手(まあ、完璧な選手なんていないから、足りないことあるのは普通だと思うけど)ですが、決定力に関しては確実に『持ってる』なぁという印象。
レッドブルグループ出身だけあって、相手DFへのプレスとかもばっちりしてくれるし、『なんでも出来る10番タイプ』の選手ではないけど、『決定力』って色々な欠点を補ってあまりある武器だと思うから、絶対勝ちたいときのスタメン起用には納得感があります。

テーマ2:先制されて相手が引いたときの対処法の模索

森保監督は堅守が売りの監督らしく、先制したら無敗だけど、先制されると攻撃オプションがないのでほぼ負け確。現在、10連敗中らしい↓。

森保ジャパンでは先制点が他のどのチームより重要になる。就任初戦となった18年9月の親善試合コスタリカ戦から国際Aマッチ通算43試合で30勝5分け8敗。先制した試合に限れば31試合で28勝3分けと無敗を誇る(0-0が2試合)。
一方、先制点を許してしまうと、そこから逆転する力強さはなく、被先制試合は通算2勝8敗と負け越し。19年2月のアジア杯決勝カタール戦以降は先に得点を奪われると8連敗中だ。
(注:この後ブラジルとチュニジアに負けているので、現在は先制されたら10連敗中と思われる)

タイムライン:逆ネ申采配

見てください!
この、交代を切るたびに失点を浴びる逆神采配笑↓

46' 原口→田中碧
55' チュニジア先制 0-1(吉田のファウルからPK)
60' 浅野→古橋
60' 鎌田→ミトマ
71' 南野→久保
71' 伊東→堂安
76' チュニジア追加点 0-2(LWGムサクニ→LIHサッシ)
82' 長友→山根
93' チュニジア追加点 0-3(77' in のCFジェバリ)

日本側の交代が裏目に出ているだけでなく、チュニジア側の交代が当たって追加点になってるのが泣けます…笑
77'に入ってきたジェバリ選手とか、後半にオナイウくん入れたらこんな風に決めてくれそう!って感じの綺麗なロングカウンターでしたね!

交代策から森保監督の意図を読み解く

原口途中交代の意味とは?

わたしに理解できないのは一発目の『後半から田中碧』だけですね。

46' 原口→田中碧

原口選手下げてから失点するの多くない?
ブラジル戦もそうだった。(46'に原口→鎌田で77'失点)
原口選手を下げると「ボールを持てるようになる」っていう判断なんだろうけど、結局下手くそなポゼッション()するせいでカウンター受けやすくなってるんだよね。
今回も、田中碧選手が入ってチュニジアが狙っていた中盤でボール回しが増えることで狩られる機会が増えてピンチが増えた感があります。
自分で『巧い』と思い込んでる日本人選手ってやたら脳死で横パス・バックパスするからカウンターの餌食だよね。
お得意様、ありがとうございま〜〜〜す。

引かれた相手を崩したい。その1

60' 浅野→古橋
60' 鎌田→ミトマ

出、出〜〜〜〜〜裏抜け空気おじさん〜〜〜〜!!!!!
正直この選手って引かれてスペースがないときに何か出来る人じゃないと思うし、走力がないからスペースがあってもカウンターで何か強みがある選手でもないし、ポゼッションできる上位チームで守備がスカスカでボール持てない下位チームをボコすときしか活躍できないと思うんだけど、どうなんでしょ?
ミトマ選手とセットで投入されたということは、ミトマ選手のグラウンダークロスから古橋選手に裏抜けにボール供給したかったということなのかなと推察。
この組み合わせってうまくいってたんだっけ?
まだ試してないとかだったら一応試す意味はあったと思います。
全然ダメだったね!
後は、なんで南野→ミトマじゃなく、鎌田→ミトマだったのか疑問です。
南野選手は古橋選手の攻守での上位互換だと思ってるので南野選手と古橋選手が両方ピッチにいる意味はないのでは?

引かれた相手を崩したい。その2

71' 南野→久保
71' 伊東→堂安

やる気のない二軍のガーナ相手にキャッキャしていた二人。
ジュニアユースの練習試合かな( ^ω^ )
ただ、森保監督がやる気のない二軍のガーナ相手に二人が躍動(?)しているのを見て、
「崩しの手段としてワンチャン使えるかも(使えない)」
と思っても全然不思議はない。
森保監督は日本でしか経験のない日本人の監督なので海外サッカーの『強度・速度・練度』(intensity)があまり分かっていないように思われます。
チュニジア代表の試合とか、来日選手の試合とかちゃんと観たんかな?
アラブカップはジュニアユース選手権じゃないよぅ( ;´Д`)
ジュニアユースのティキタカごっこはプロに潰されてカウンターの餌食だよ。はい、失点。

引かれた相手を崩したい。その3

右サイドにジュニアユースのキャッキャッキャ二人組を投入して失点してしまったので、ガーナ戦で右サイドの堂安選手と一番『合って』いたという山根選手を投入。

82' 長友→山根

『右サイドの連携』は相手の強度が上がる(やる気含め)と通用しない&狩場になるだけということじゃないかなぁ。

アジアの二次予選くらいなら通用するのかも?

森保JAPANの決めごととは?

ミトマ選手のインタビューで、決めごとが『ない』ということが発覚しました。

 ベンチスタートの三笘は、1点を追いかける60分から途中出場。左サイドでボールを受け、果敢な縦への仕掛けから好機を演出しようとしたが、最後のところでボールが合わずに得点に結びつくことはなかった。試合後、自身のパフォーマンスについて問われると、「シンプルに最後の質と、もう少し人数をかけながらゆっくり攻めるところも必要だった」とコメント。縦への意識が強すぎた点を反省し、「チームとして揺さぶりながら攻めるところも必要だった」との見解を示した。

そりゃ、カウンターのチームで選手がポゼッション()始めるわけやわ。
でもこのインタビュー読むと、森保監督がミトマ選手をスタメンで使わない理由もわかるな〜〜と思います。

縦への意識が強すぎた点を反省し、「チームとして揺さぶりながら攻めるところも必要だった」との見解

この人がボール持つと流れが止まるというか、速攻してるときに溜めて1on1始めるから相手DFが続々ゴール前に集結する。
(味方も攻め上がれるという意味では悪くないのかもだけど、『溜め』によって前線の持ち味であるスピードが死ぬ上に、どうせ抜けないし、クロスもシュートも微妙だし全然期待出来ない…足元でボールちょこちょこしてて日本人の好きそうな選手ではある)

ミトマ選手が1st choiceじゃない理由:カウンターの選手じゃない

から、森保監督の堅守速攻志向には合わないんだろうな〜〜〜
溜めて仕掛けずにシンプルに引きつけて伊藤洋輝選手とかクロスめっちゃいいし、裏のSBとかに出してクロス上げてもらえばいいんじゃないかな〜と思うけど、ドリブラーっていついかなるときもドリブルしたいもんなのかな?
「俺の華麗なドリブルを見ろぉおおおおおおお」
みたいな感じなんかな?
勝ってるときにライン際ドリブルしてくれるデレ・アリみたいな時間稼ぎ系の足技は好きだけど、

100%仕掛けに来る
100%溜めて初速で抜こうとする
100%右足でゴールサイドに出す

っていうのを見抜かれてるのに仕掛ける意味とは?って思う。
ミドルシュートとかSBとの連携とかでの選択肢と、『速攻』の意識を持ってほしいわ。

実際にはミトマ選手が入ってから0得点2失点

見せ場は多かったかもしれないけど、結局点は入らず、崩すどころか守備崩壊(は大袈裟にしろ、ディフェンスラインが上がって裏突かれたり抜かれたり)。

日本「チュニジア球際激しいよ〜〜怖いよ〜〜誰か持って〜〜〜遠藤さんお願いします!」
→遠藤航(疲労困憊マン)
→チュニジア「狩場だわっしょい」

日本「チュニジア球際激しいよ〜〜怖いよ〜〜誰か持って〜〜〜ミトマ来た〜〜お願いします!」
→ミトマ選手「俺のドリブルを見ろぉおおおお」
→チュニジア「いっちょ上がり!」

こんな感じよ…。
選手が悪いわけじゃないと思うけどね。
森保監督の采配が図らずも(自覚してないんだったら余計怖いけど)
「たらっと『ポゼッション()』してカウンターの餌食になる『俺たちのパスサッカー』」
のスイッチを入れてしまった感がある。

森保サッカーは『カウンター』なのに、選手はポゼッション志向の『パスサッカー』が『俺たちのサッカー』だと思ってる説〜〜〜

というか、選手だけじゃなくて日本サッカー協会がそう思い込んでる説、あると思います。

 サムライブルーとしての課題の部分、サッカーの普及の部分で、ブラジル戦はたくさんの方にスタジアムに来てもらって、テレビを通して映像で見てもらえた。視聴率22・4パーセントを稼げたのは、皆さんがブラジルに興味があったのか、日本に興味があったのかは分からないが、サッカーの普及には効果があったと思う
 さらに「チッチ(ブラジル代表監督)が6年かけてまとめあげてきたチームが、ワールドカップ半年前に真剣勝負を挑んできてくれたことに敬意を表したいし、日本も臆することなく立ち向かえたことも嬉しく思っている」と述べた。

防戦一方だとはいえ、雨のおかげもあって(パケタとかリシャ様とか韓国戦より全然冴えなかった)かなりブラジルの攻撃陣をうまく凌げたのは収穫としていいと思うし、視聴率のことも
「ま〜〜〜たスポンサーかよ…」
って思わなくもないけど、サッカーの人気が落ちて競技人口(特に子ども!少子化だし)が減ったら強くなるわけないので協会としては普通の反応じゃないかと思います。
問題は次の部分↓

 「ブラジル戦の成果としては……東京五輪の準決勝スペイン戦は0-1で負けた。このときの反省点として、やはりポゼッション率を上げないと厳しいんじゃないかという結論だった。日本は32パーセント、相手は68パーセントだった。改善するためには45パーセント以上はポゼッションを維持したいという目標を掲げていて、(ブラジル戦は)47・8パーセントと、数字上では互角に戦うことができた。見劣りはしていなかった。
 GKとCB2人、アンカーの遠藤航、ここのひし形を使ったビルドアップがボディーブローのように効いたかなと。半年前の五輪はカテゴリは違うけれど、あそこから改善できたことで明るい兆しもある。前のところは、もちろんまだ問題があるが、ここはひとつだけ(改善点として)挙げてもいいかもしれない。チームでやろうとしていることが表われた」

『ポゼッションが高い=良い』という謎論理。

W杯プレイオフでイタリアが北マケドニアに負けたときのポゼッション率、

イタリア:北マケドニア
ポゼッション=66%:34%
スコア=0:1

なんですが…。
ちなみに、シティ対トッテナムホットスパーズでシティが負けたときのポゼッション率、

マン・シティ:トッテナムホットスパーズ
ポゼッション=72%:28%
スコア=2:3

ほんっと、スパーズがボール持つ度に点が決まる、観ててめちゃめちゃ楽しい試合だったよ!

森保サッカーは実質ハリルホジッチサッカー

ハリルホジッチ監督のサッカーってフットボール後進国向けの共産圏サッカーなんだけど(しのごの言わずに走れ!ってやつ)、森保監督の理想形もそれに近いと思う。
森保サッカーの理想形はチェコのサッカーとか、

デンマークとかのサッカーがそれに近いかなと思います。

日本がサイドから遅攻で攻めるには、前線に高さがないのが致命的だし、オナイウ選手とか浅野選手、前田選手なんかは速さもスタミナも含めて走力ありそうだから、ロングカウンターでぶっちぎってGO、シュート外したらセットプレーでワンチャン狙いするのが一番確実よ…。
ミトマ選手が森保監督の戦術()に今ひとつはまらない理由、お分かり頂けたかしら?
あくまで遅攻おじさんは『引かれたときのオプション』なんだよね。
(効果があるかどうかは知らん笑)

イングランド戦のハンガリーも良かった。
セットプレー最高!

ハンガリーのポゼッション率は34%で0-4勝利でございます笑

グループリーグ対戦国結果予想

6月のネーションズリーグの試合をドイツ・スペイン共にチェックしていたので、日本の勝算がどのくらいあるのかを見ていこうと思います。

1戦目 ドイツ(11/23)

ネーションズリーグでは…

割と遅攻おじさん。
試合見たけど、サネとグナブリーの両ウイングが割と不発だった。
ミュラーさんはお歳なので連戦になるとしんどそう。
後、CBは実質リュディガーのみ(ズーレはやる気なさそう?だった)。
CFは見てビックリのヴェルナー師匠(⌒-⌒; )
前線がイマイチな代わり、中盤のギュンドアンとキミッヒがキレキレでした。
言うほど破壊力はないけど戦術的な連動性の優れた堅いチームです。

ヴェルナー師匠は相手が格下と見るとシュートが入りまくる雑魚専エンジンを積んでいるので弱気なところを見せるとヴェルナー師匠のハットトリックもアリエルのが怖いよね( ;´Д`)

勝率20%(引き分け率20%)

ハンジ・フリックはスカウティングしっかりしてくるので遠藤航選手経由でパス回しでもしようものなら狩場にされること間違いなし!
ドイツ代表は前回W杯でグループリーグ敗退して国民に袋叩きにされたので1戦目の日本戦は必勝で来るはず。
日本人がプレスが苦手でプレス掛けられると『ポゼッション(という名の押し付け合い)』を始めるのもばれているので、ゴリゴリに圧掛けてくるでしょう。
プレスだけじゃなく、ドイツの壁、リュディガー(巨漢だけど足がめっちゃ速い)筆頭に守備も堅い。
ワンチャンあるとしたらドイツ対ハンガリーのように、カウンター時にサイドバックのアーリークロスからゴール前で合わせるか、ショートカウンター時にミドル、セットプレーくらい。↓

右WGの伊東選手が縦突破して〜〜ってやってたら中の選手が潰されて終わると思うので、伊東選手にはWBからアーリークロスを入れて欲しい。
スリーバックはいいぞ♡

後は、老いたミューラーさんにマンマークで板倉選手がついてもらうとか、原口選手にギュンドアンマークしてもらうとか。
マンマークとそのカバーをちゃんと振っといてほしいですね。
個の力でも組織力でも負けているのでなかなか難しい試合になりそうです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
っていうけど、ドイツの場合は
「勝つべくして勝ち、負けるべくして負ける」
(からの「勝ちに値した!」)
なのでまあ、順当に勝ってくるんじゃないですか。『あの』ハンジ・フリックが監督なので。

ハンジ・フリック監督

2006-2014 ドイツ代表共同監督
2019-2020 バイエルンミュンヘン共同監督
2020-2021 バイエルンミュンヘン監督

ばいやんには3年しかいなかったけど、六冠達成したらしい。
ハァアアアアアアアああ。
すごいなぁあああああああああ。
地味に、ドイツ代表の黄金期(ブラジルW杯優勝含む)はこの人がマンシャフトに居たときなんだね。
そして、ハンジ・フリックがやめたらロシアW杯では同じレーブ監督なのにグループリーグ敗退…。
つまり、凄かったのはレーブじゃなくてハンジ・フリックってこと????

2戦目 コスタリカ(11/27)

ぶっちゃけ試合観たことない…
元レアル、現PSGのケイラー・ナバスさんくらいしか知らないけど、ナバスさん、イケメンだよね。

コスタリカは中南米では割と強豪で、ブラジルW杯でも一位通過していたりと、意外に伏兵らしい。

ロシアW杯のハイライトを見てみたけど、日本の苦手なフィジカル系っぽい。

速さ・プレス強度・当たりの強さ全部あるので日本の選手が苦手なタイプじゃないかな〜〜(デンマークやチェコに比べて高さは大したことなさそう)
日本人の選手ってプレスにガンガン来られるとパスサッカー()という名のボールの押し付け合いをし始めるイメージ。
で、プレスに来られて慌ててボールを離そうとしてパスミスする。(チュニジアの監督のスカウティングの通りでございます…)
オリンピックの三位決定戦のメキシコとかアジア最終予選初戦のアウェーのオマーンとかそんな感じだったよね。

プレーオフのコスタリカ

動画はこちら↓

立ち上がりにカウンターで得点されて挽回できずって感じみたいですね。
ポゼッション=ニュージーランド:コスタリカ=67:33
だったみたい。
ハイライト観た感じだと、ニュージーランドはめちゃめちゃ持って(持たされて?)攻めまくってるけど巧いこと狩られてるのと、良いシュートもたくさん(オフサイドになったゴールも)あるけどポストだったり、ナバスゲー( ;´Д`)
ナバスさんスーパーセーブした後にもお顔が涼しげなのが…

勝率30%(引き分け率10%)

足元はそんなに巧くないと感じましたが、プレスの圧が強いタイプのカウンターのチームで、相性最悪なので、日本が今みたいにだらだらポゼッションするのをやめられなかったら、たくさんチャンス作って
「惜しかった。一本でもシュートが決まっていれば…」
とか言いながら1-0で負ける
と思う。
一本でもシュートが決まっていればって仮定がそもそもおかしいよね。

Stevie "I'm scratching my head. Why did we lose?"(なんで負けてしまったんだろう?)
Dan Thomas "They didn't score"(点入れてないから)

そう、ボール支配率90%でも点が入らないと負けるんです。
ボール支配率厨ってすぐ
「内容では勝ってた」
とか言いだすから嫌い
だわ。
いや、自分ら負けたやん?って。(←カウンター厨)
コスタリカがカウンターのチームという前提で勝率を低めに設定していますが、トチ狂って『勝ちに来る』(ポゼッション()で攻めてくる笑)可能性もなくはないので、そうなったらパラグアイ戦みたいにフルボッコに出来る可能性はあると思います。
監督が情弱で無能だったらアリエル。
ちなみに監督はこの人↓

ルイス・スアレス監督
コロンビア人。
元エクアドル代表監督。
2006年ドイツW杯でのエクアドルの躍進を支え、2010年南アフリカ大会前に成績不振で解任。
2011-2014 ホンジュラス代表監督。ブラジルW杯出場権獲得。フランスとスイスに敗れ、グループリーグ敗退
その他、基本的には南米のクラブで監督キャリアを積んでいる。

代表で結果出してる人ではあるみたいです。

3戦目 スペイン(12/2)

勝てるとしたらここかなと思っていたスペイン。
元祖ポゼッションの国。
CBは大鈍足&PK献上マシーンのエリック・ガルシア。
俊足カウンターの餌食です。行ける!
と思っていた時代がわたしにもありました…。

ネーションズリーグのスペイン

スペイン代表のルイス・エンリケ監督は、ショタコン+バルサカンテラ好き(要するに標準的クレ)の変態さんいらっしゃいというイメージだったのですが、最近めっちゃまともになった。
(以前の変態さんぶりはこちらをどうぞ↓)

同じショタでも合法ショタのブライアン・ヒル(虚弱)は切ってゴリゴリのガチショタ(ガビ17歳)は主力で躍動。
同じバレンシアでもブライアン・ヒルじゃなくてカルロス・ソレール(アトレティコで待ってる♡)を呼んでレアルマドリードからもちゃんとアセンシオやカルバハルを招集。
ゴリッゴリに仕上げてきたよ〜〜〜〜〜〜〜

スペイン、正直バルサ勢が少ない方が強い…!
というか、ボール試合率だけ見たらブスケツ、ジョルディ・アルバとかバルセロナ勢が入ってた方が高いんだけど、ブスケツさん球際弱すぎだから( ;´Д`)

めっちゃ上手だけどね。

ただ、わたしはサッカーは戦士のスポーツ(ボールを使った格闘技)だと思ってるから、ポゼッション()とかパスサッカー()とかは女々しくて嫌いだし、球際ゴリゴリのカウンターこそが至高と思ってるんです。(*単なる個人の好みです)
ただ、カウンターのチームってポゼッションしてくれるチームと相性がいいから、ポゼッションしてくれるチームの方が対戦相手としては好き♡
ず〜〜っとボール持って、延々パス回して、シュート打ちそこなってカモられてください♡って感じ。

スペイン側の中盤のメンツが鍵

エンリケ監督はターンオーバーするつもりでガチムチ組とブスケツ組の二つのセットを作っているので日本戦にどっちのセットで来るかにかかってると思う。
例えば、チェコ戦スタメンの、ロドリ・コケ・ソレールの中盤はプレミア+ほぼアトレティコ勢はガチムチ脳筋球際の勇者なので、腰の引けた日本人の選手にはきっついんじゃないかな〜〜〜

唯一の狙い目はエリガル(別名:PK献上マシーン)です。
ガチムチの中盤を乗り越えてエリガルまで辿り着ければ、前田ダイゼマのPK誘発で勝てる!

チェコ戦(2022/6/12)
オルモ ー モラタ ー アセンシオ
コケ ー ソレール
ロドリ
M.アロンソ ー I.マルティネス ー E.ガルシア ー カルバハル
シモン

チェコ戦で失点したシーン(だったと思う)とかめっちゃひどくて、エリガル全然追いついてなくて笑った。
エリガルの守備範囲でもカルバハルがすっ飛んできて止める!みたいな。
エリガル(左利き)がカルバハルの隣にいるのはイニゴ・マルティネスも左利きなのもあるけど、『そういう意図』もありそうです。
なんかね、エリック・ガルシアは走り方がアスリートの走り方じゃない気がする。
カルロス・ソレールとかカルバハルとか、別に見た目は足速そうに見えないけどチャキっとしたスプリントで上下動してるけど、エリガルはセンターラインくらいから身体が分解しそうなフォームでドタドタ走ってくる。(とても遅い)
わたしもアウトドア好きで(完全に下手の横好き)毎年親子マラソンとか走ってるんだけど、すでに真ん中の子(幼稚園児)の方がわたしより速くて、ビデオ見てもああいう走り方してるからマジ凹むわ…。
アセンシオも格下と見ると俄然スイッチ入る系(ヴェルナーさんと同じ笑)なので、球際も普段の3倍つよつよになるし、弱気なプレー見せて調子に乗せてしまったら、アセンシオのアセンシオ(左足)でハットトリックも全然あると思う。

逆に、ブスケツ組はお上品というか、そこまでゴリゴリ圧かけてくるようなメンツではないかなーと思う。

スイス戦(2022/6/9)
サラビア ー モラタ ー F.トーレス
ガビ ー M.ジョレンテ
ブスケツ
J.アルバ ー P.トーレス ー D.ジョレンテ ー アスピリクエタ
シモン

このセットで当たりの強さに注意するとしたらTHE・荒くれ者のガビとアトレティコではお上品枠だけどM.ジョレンテさんくらいかなぁ。
ジョルディ・アルバは格下と見るとイキリ始めるので煽られるかもしれないけど、荒いのとはちょっと違うかな…。
FWは、サラビアが秋のネーションズリーグくらいから調子いいけど、トーレスはめっちゃ師匠なのであまり怖さはないと思います。
怖さがないのはブスケツ組だけど、エリガルがいないので守備はこっちが堅いのが難点です…。

勝率20%(対ガチムチ)〜35%(対ブスケツ)

ブスケツ組だと、勝率も引き分け率も高めかな〜と思う。
何と言っても、日本にはバルセロナに勝ってELを制した鎌田大地選手がいますからね。
ブスケツ組はお得意様でしょう。
マジで、日本が勝てるとしたらスペインしかないと思うので絶対勝ってほしい。
けど、エリック・ガルシアとフェラン・トーレスが正直めちゃくちゃ嫌いなのでこの二人が選外になるならスペインが勝っても許す

花璃。


海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。