息子を起こし、弁当を作るために仕事を中断した。
　八時に息子が登校する。
　テレビ視聴を中断し、リングフィットアドベンチャーを始めるが、徹夜のせいで足下がヨレヨレしていて、中断する。
　中断していた仕事を再開するが、ベッドで猫がすやすや寝息を立て始めたので、いっしょに横になり、また中断。
　昼、火災保険の人が来て、契約ため、ヒルネ中断。
　テレビをつけるも、見るものなく、中断。
　活字を追うほどの気力なく、読書も中断。
　仕事にも眠りにも戻れず、スマートフォンでショートショートを書き始め、オチがつかずに中断。
　もはやどこまで戻っていいかわからない。

（了）

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