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先週のショートショート【24年04月14日~04月19日】

■2023年04月14日(日)
Yumikoさんの最後のお題は「ガウチョパンツ」。まるで試練のようだ。ガウチョパンツでなにを書くか。結論として棺桶に行き着く。自分でもここに行きつくまでの頭のなかの動きは妙なものだと思う。とにもかくにも「ぼくが死んだときには、特大の棺桶が必要になるだろう」と書き出してしまったので、最後まで一直線に書いていく。タイトルは「増える荷物」。妻からの評価は低い。

■2024年04月15日(月)
今日からAkiさんのお題。本日は「混雑」。いいお題。書けるだろうと思ったが、何回か書き出しに失敗する。結局、人気店の予約の話にした。いちおうオチはある。あるが、この書き方でいいのだろうか。タイトルは「予約が大事」妻からは「面白い」という反応が来る。

■2023年04月16日(火)
Akiさんからの「お題」は「ハンコ(あるいはスタンプ)」。これは書けるだろうと思ったものに限って、意外と書けない。非常に完成度の低いものを書いてしまう。そういうときは自分でもテンションが上がらない。書き終わったら、猫が区役所で本人登録をする話になっていた。「弁慶のハンコ」というタイトルでアップする。

■2023年04月17日(水)
Akiさんからのお題は「別荘」。時間がなくなり、とりあえず、レンタル別荘の話を書き出したが、どうやって終わっていいかわからない。かなり唐突なエンドになった。妻からは「悪くはない」という意外な返事がくる。私は悪いと思うのだが。タイトルは「別荘と下宿」にしてアップロード。毎日更新だと多少出来不出来があっても、アップしなくてはいけない。公開してみたら意外にビューが来て驚いた。

■2023年04月18日(木)
Akiさんからのお題は「何もしない」。とりかかってみると、難しかった。なにも発想が浮かばない。仕方なしにごく普通の猫話と、人間よりはるかにゆっくりとした時間軸の中を生きている宇宙人の話を書く。妻からの反応は猫の話は「普通」、宇宙人の話は「わからない」。どちらも不出来ということで同意する。「静かな宇宙人」と「マルのお仕事」というタイトルでアップロードする。

■2023年04月19日(金)
Akiさんからのお題は「墓守」。すっと思いつき、いつもとは違う雰囲気で書き進む。アクションもの。オチが構成できなかった。また、雰囲気だけのやつだ。「夜のお勤め」というタイトルでアップロードする。

■まとめ
なんとなく雰囲気はある。読み終わると、フワフワした感じだけが残る。そういう雰囲気作品が多かった。よろしくない傾向である。原因はわかっている。書き方である。方向性だけ決めて書き出してみて、400字くらい書いたら収束に向かう。行き詰まるとボツにするか、ふんわり着地するかの二択になる。元気なときはボツにできるが、ここんとこ、あまり体調がよくないのだろうな、踏ん張りがきかない。今週書いた中では「予約が大事」だけがなんとかオチにたどり着いた。いくら「質より量」といっても、ちょっと質が低すぎる。Akiさん、お題をいただき、ありがとうございました。

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