好きな短歌の感想を書く

写真には残らぬ春の青い日々あの日の僕が僕を見つめる/ながしまけんた

心に残るうただなと思いました。写真にうつっているその時の気持ちや考えていたこと。それは写真には残っていない。もしかしたら自分の記憶からも抜け落ちてしまっているかも。そんな今となってはわからない自分が、くっきりと写真に残ってこちらをみつめている。記憶って正確だと自分では思い込んでいるけど、実際そうとは限らないんだよなぁ、なんてことも考えさせられました。


渡ってはいけない なのにこの恋は淡い点滅に誘われて/Haruki

禁じられた恋なのでしょうか。淡い点滅というのは、信号なのかなと思います。赤い点滅なのか。青い点滅なのか。誘われるのだから赤なのかな。。。本来なら赤点滅信号は、一時停止であるとか、注意しながら安全を確かめて、進め、という意味ですよね。止まれといっているわけではない。だとすると、あれはいざなっているのだ、ということに気づきます。信号がうまく使われていて、面白いうただなぁと思いました。


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