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【肩を痛めない&効率よく力を使うために】腕を長く使うこと

  • 「五十肩・四十肩」など肩関節を痛めている方

  • スポーツ・武道で肩を使い過ぎ、痛みや可動制限が出ている方

  • 運動をしていて「もっと肩の力を抜いて」といわれる方

こういう方は「腕を長く使う」意識をするといいかもしれません。


こんにちは、都内で身体均整師・古武道師範として活動しているふかやです。
このマガジンでは、他のマガジンの内容よりライトに、体の使い方などについて書いています。

「腕を長く使う」とは

一般的に、腕は肩関節から先のものだとイメージされていると思います。
しかし、腕を動かすとき、実際には肩甲骨や鎖骨、肋骨も動いています。
そのため、肩甲骨、鎖骨、肋骨の動きが悪くなると、肩関節に過剰な負担がかかり、痛めやすくなります。

しかし、多くの大人はあまり肩甲骨や鎖骨まで動かすような、ダイナミックな動きをしない生活をしているものです。
そのため、これらの動きが悪くなり、知らず知らずに肩に負担をかけている方が多いようです。

スポーツや武道をやっている方でも、腕を短く使う(肩関節から使う意識が強い)癖があり、肩を痛めるケースが多いと感じています。

腕の付け根は鎖骨・肩甲骨の付け根

結論をいえば、腕の付け根は鎖骨の付け根や肩甲骨とイメージして、腕を長くイメージして動かしてみてください。
例えば、簡単な「肩回し」のような準備運動するときも、腕を肩関節から動かすのではなく、鎖骨の付け根(首の下)や肩甲骨から大きく動かしてみましょう。

鎖骨や肩甲骨の動きが悪ければ、そこがしっかり動くように普段からこまめに動かすようにしてください。

肩関節というのは、上腕の骨の付け根が、肩甲骨にある受け皿にはまるような形になっています。

そのためこの受け皿があまり動かないのに、上腕の骨ばかりが動こうとすれば、肩がうまく動かないことはわかると思います。

したがってこの受け皿である肩甲骨の方もしっかり動かすこと、そしてそれらと連動して動く鎖骨も同じくしっかり動かすことが、肩を痛めないための鍵なのです。

背中から手先へと力を流すように使う

さらにいえば、肩を痛めやすい人は力の使い方にも問題がある可能性があります。
具体的には、手先や上腕の筋肉ばかりを力ませてしまっているかもしれませ
ん。

理想的な体の使い方は、背中から肩、肩から肘、肘から手先へと力を流す使い方です。
このような力の使い方ができれば、背中の強い筋力をメインで発揮するため、腕の力にあまり頼る必要がなく、また筋肉がうまく連動するため、肩や腕を痛めない体の使い方ができます。

例えば腕立て伏せのような動きを行うときは、下記のような力の使い方になります。

  • 肘を曲げて体を持ち上げるときに、背中から肩甲骨、肩甲骨から腕へと力を流す。逆に、腕から力ませて動こうとしない。

  • 背中から腕が押され、その結果腕が手を押し、手が床を押して体が持ち上がる。

腕立て伏せのような動きでわなくても、慣れればあらゆる動きを背中からの力の連動でできるようになります。
これができれば、ものを持ち上げたり、高いところのものを取ったりする時に肩をピキっと痛めることもなくなるはずです。

また、武道やスポーツをしている方は、運動時に激しく肩や腕を使っても痛めることがなく、むしろ「より速いスピードやパワーを生み出せる」ようになるはずです。

さらに、腕の力をうまく抜けるようになり、運動においてはさまざまなパf-マンスアップにつながるはずです。

※この内容が難しければ「いずれできたらいいなあ」くらいで頭の隅に置いておいてもらえればと思います。

まとめ

  • 腕の付け根は鎖骨の付け根や肩甲骨とイメージし、腕を長く使うこと

  • 力は背中から腕へと流すイメージ

今回は肩を痛めないための腕の使い方について簡単に書きました。
今後は、この動きができるようになるための、具体的なエクササイズやストレッチについて動画付きで解説したいと思います。

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