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デザイナー達と色彩勉強会をしました

こんにちは!
駆け出しWebデザイナーのふっくぅです。
最近ディズニーシーに行った影響で「アンダー・ザ・シー」ばかり歌っています。

さて最近、社内のデザイナー陣に向けて色彩のお勉強会を開催しました。
私が所属する部署では、デザイナー達がデザインに関する知識を教え合うデザインドライブ(通称デザドラ)という勉強会があります。デザドラは全員が先生であり、全員が生徒です。ですから、先輩後輩関係なく持っているデザイン知識を共有します。

今まで行なった講座は「なるほどデザイン読書会」「Atomicデザイン」「Dribbble で招待状をもらえるまで帰れま10(帰れます)」など、他にも様々デザインに関する勉強会を開催しました。

そして私は3日間「色彩講座」の先生をしました。
学生時代からずっと色彩の勉強をしてきたので、これを機会に先生としてやってみました(緊張した〜

📌 カリキュラム

ちょうど新卒デザイナーが配属されてきたというのもあり、3日間(業務時間内の1時間を使う)で説明でき、Webデザイナーとして最低限必要そうな部分を自分なりにピックアップして資料としてまとめ3部構成で行いました。

1️⃣ 色の基本
・ 色の三属性(色相・明度・彩度)
・ 加法混色・減法混色
・ 有彩色・無彩色
・ 色の役割(機能的な働き・心理的な働き)
・ 色彩心理(重い色・軽い色、膨張色・収縮色etc)
・ 色の心理的効果
・ トーンとは
・ トーン別のイメージ

配色する前に「色」の基本について説明しました。

2️⃣ 配色演習
・ 配色とは
・ 調和する配色の考え方
・ 【実践】イメージをもとに配色してみる
・ 【実践】気になるパッケージやサイトの配色を調べてみる
・ 【実践】ターゲットに合わせた配色をしてみる

生活にあるインテリアやファッションなども、知らないうちに私達はなんとなく配色をしていますが、それはあくまでも主観的な配色。
ほとんどのデザイナーはクライアント相手のお仕事であり、デザインの目的や色の効果を第3者の視点に立って計画的に配色を行うことが大切。


今回は「主観的な配色」と「第3者目線の配色」の違いに気づいてもらうため自由に配色してもらった後、受講者全員でどういった順序で配色したのかを説明してもらい、客観的にどう見えるかというところに気づいてもらえたらなと思っていました。

3️⃣ CUD(カラーユニバーサルデザイン)
・色覚特性(色弱)への配慮の必要性
・視細胞のお話
・ 色覚特性のタイプ・見え方
・ デザイナーとしてデザインする際に気をつけるべきポイント
・ 具体例

色覚特性の人口は、国内の日本人AB型の血液型の男性人数にほぼ匹敵すると言われるほど。デザイナーとして、より多くの人たちに情報を伝えるために最低限必要なCUDについて説明しました。

気をつけたこと

講座で気をつけた点は、説明中心の受動的な講座ではなく能動的なものになるようにしました。


というのも、一方的な説明は受講者がわかったつもりになっちゃうという懸念と、色彩の知識があったとしてもいざ配色をやってみるとすぐにうまくできるという訳ではないと思ったからです。

配色演習では実際に手を動かし、お題のイメージを配色に落とし込みでもらいました。そしてただの答え合わせをするのではなく、出来上がった配色を全員で見せ合いどういった色の連想から配色に落とし込んだのか一連の説明をしてもらいました。

そうすることで、受講者全員に色の発見や気づきを得られるのではと考えました。特に配色には絶対的な正解があるわけではなく、感性的な部分もあるのでたくさんの色を見ることで理解が深まると考えています。

配色をしている様子

配色を見ると、人それぞれで十人十色。配色ってその人らしさが出てきます。みなさんに、色について知る良い機会になっていたらいいな〜と思いました。

(おわり)

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