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迷えるライターへの解がここにある|『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んで

今回は、自分の感情(衝撃)を大切にして、率直な感想を書いてみようと思う。
(本書から受け取った「解=ひとつの答え」については、後日まとめます)


誠実で濃密なライターの「教科書」

この本は、「爆誕」といいたくなるくらい濃密なライターの教科書だ。

自分がいままで悩んでいた不安や、潜在的なモヤモヤのすべてに対する解があった。

声にならない、けれど無視はできないこんなモヤモヤ。

自分がしたいのは本当にライターなのか?

専門家レベルの知識や経験がないと、ライターとして身を立てられないのか?

ライターなら世の中に「言いたいこと」のひとつやふたつ、持つべきなのか?

駆け出しライターなら、考えたことがあるんじゃないだろうか。

もしそうなら、試しに読んでみることをおすすめする。

モヤモヤの伏線回収がすごかった

わたしは、noteで発信されている古賀さんのエッセイをちょくちょく読んでいる。

そして最近、たまたま古賀さんの書かれた本(嫌われる勇気、幸せになる勇気)を読み終わった直後だった。

そのせいか、言わんとしていることが、すごくよく理解できた。

バラバラになって完成をあきらめていたパズルが完成し、「こんな柄だったのか!!」みたいな感動と衝撃を感じたのだ。

素直にいうと、理解できても実践するのはレベルが高いな……とも思った。

けれども、おそらく数年前の自分なら内容の理解すらできなかったと思う。

なによりレベルが高いと気づけたことが、うれしい。

わたしのなかで、ぐるぐると湧き上がってきた感情はこんな感じだ。

昔ならわからなかっただろうな

今ならわかる

今後はこうすればいいんか!

おそらく、悩んでいるライターほど、同じように心が動くんじゃないだろうか。

わからない、むずかしいと気づけたことが第一歩。そんな気持ちになるから不思議だ。

この本ではライターという仕事の本質を精神論ではなく、絡まった糸をほぐすように誠実に教えてくれる。

だからこそ、幻想のような安心感ではなく、希望と自信を感じられるのだ。

個人的には、それくらいしっかりとしたライターの教科書だと感じた。

読了後の自分がちょっと楽しみ

ちなみに、この記事は取材→執筆→推敲のうちの「取材編」を読み終えた時点での感想である。

つまり、私はまだ本書の1/3しか読んでいない。笑

パラパラとめくると、なにやら楽しげな仕掛け(イラスト入りの紙)もこの先に待っているようだ...ワクワク。

残りもしっかり読んで、自分のものにしていきたい。

3/9追記:読了しました


本から受け取った学びをまとめています↓



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