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Amazon→中華系ユニコーン→スマートニュースから、ログラスにジョインした理由

はじめまして! ログラスのれいれいと申します。
2024年2月、マーケティングとしてログラスに入社しました。
(厳密に言うと、これを書いているのは1月なので、まだ入社前です)

ログラスに興味を持ってくださった方はもちろん、まだ知らないという方にも興味を持っていただきたく、入社エントリを書くことになりました。

この記事の想定読者は、こんな人です。
・ログラスに興味を持っている人
・カルチャーフィットを大事にしたい人
・わかりやすい得意分野や専門領域がなく、自分に自信がない人

で、書いている人って誰よ?

大学卒業後、IT業界を中心に転々としており、ログラスが6社目になります。同年齢の中では転職回数が多く、いわゆるジョブホッパーです(自虐)。
会社としては外資系やメガスタートアップでの勤務経験が長く、キャリア軸ではコンテンツ作成→マーケティングです。

1社目:シネマトゥデイ(映画情報メディア・3年半)
大学在学中からアルバイトしていたことをきっかけに入社。
俳優や映画監督のインタビューなどの記者・編集業務を担当。

2社目:アマゾンジャパン(外資系IT企業・5年)
カスタマーサービスのコンテンツエディターとして入社。
その後、プライムビデオ事業部に異動し、デジタルマーケティングを担当。

3社目:DiDi(中華系ITスタートアップ・1年半)
タクシー配車アプリのSNS・デジタルマーケティング担当として入社。
フードデリバリー事業の立ち上げに伴い、日本のマーケティング責任者として、サービスローンチならびに初期のブランド戦略を担当。

4社目:スマートニュース(日系ITスタートアップ・2年半)
クーポン関連の新規事業の立ち上げ担当(マーケティング)として入社。
その後はニュースアプリ「SmartNews」のパートナーアライアンス→マーケティングストラテジー担当として、主に新規ユーザー獲得を担当。

5社目:日系消費財メーカー(10ヶ月)
海外事業のブランディング担当として入社。
短期間でしたが、憧れだった消費財マーケティングの世界を経験。

強みってなにそれ?おいしいの?

経歴からわかるとおり、私には1つの領域に特化した経験がありません。
直近を除いてはIT業界のマーケティング職を転々としていますが、マーケターとして、わかりやすい得意分野や専門領域(=強み)がないのです。

強いて言えば、「言語化」「論理的思考」「戦略思考」といったソフトスキルに強みがあることはわかっていましたが、ハード面ではデジタルもオフラインもチームマネージメントも消費者調査もかじったことがある程度…
「器用貧乏」というのがぴったりなキャリアです。

この傾向は今に始まったことではなく、思い返せば、2社目の頃から「れいれいさんの長所はソフトスキルですね〜」と上司から言われていました。

今回の転職にあたり、前々職時代の上司に「僕の強みって何だと思いますか?」と改めて尋ねたら「……素直なところ?」と婚活アドバイザーみたいな返事がありました。決して職務経歴書には書けない強みです。

(ちなみに、私の素直さ?を表すエピソードとしては、前々職時代、直近に入社したカントリーマネージャーと飲み会で同席した際、「最近、○○社(カントリーマネージャーの前職)の株価が下がっていますけど、それって、XXさんのせいなんですか?」と尋ねたことが挙げられます。他にも「ふるさと納税、最高でいくら納税したことあります?」とか聞いたり。今振り返ると、分別がまったくありませんでしたが……)

今回の転職で実現したかったこと!

転職回数こそ多かったものの、1年未満での退職は前職が初めてであり、改めて「自分にとって、働くとは何か」という価値観を見直すきっかけとなりました。結果、今回の転職では、いくつかの条件を自分で設けました。

  1. カルチャーにフィットする環境で働きたい!

  2. 世の中に貢献できる、特に「働く」に関わるサービスに関わりたい!

  3. 条件面もある程度は維持したい!(ワガママ!)

2と3については、そのままの意味です。
1. カルチャーフィットについては、少し補足します。

カルチャーフィットというと、一般的には「自分の価値観が企業風土や企業文化に合うか」といった意味で使われますが、私の場合、もう少し広義に「自分が自分らしく働けるか=自分の強みが生かせるか」「自分の強みが会社に貢献できるか」なども、カルチャーフィットに含んでいました。

まとめると、
「自分が自分らしく、会社に貢献できるイメージができるのか?」
という感じです。

前職の短期離職の反省が今回の転職活動の根底にあったので、この転職軸は早い段階で定まっていましたが、通常の選考プロセスにおいて、求職者がこれを見極めるのは至難の業だと思います。

また、採用側からしてみても、私には「わかりやすい得意分野や専門領域がない」(しかも、そこそこに年齢を重ねている)というハンデがあります。

経験上、マーケティング組織の採用は「デジタルマーケティング」「イベント」「消費者調査」といった役割別が多く、私は「経験はあるけど、浅い」という存在です。「私が会社にどのように貢献できるのか」といったイメージを通常の選考過程で深めてもらうのは、難しかったと思います。

ログラスに応募した理由は、なんとなく

ログラスは、転職エージェントから紹介されました。
正直に言って、その時点で、ログラスについての知識はゼロです。
とはいえ、紹介してくれたエージェントへの義理もあり、求人情報やネット上の公開情報(noteを含む)を基に、私の転職軸にマッチしているかどうかを確認し、応募を決めました。

  1. オープンなコミュニケーションを大事にしてそう

  2. プロダクトが面白い気がする

  3. 特定の領域(例:デジマ、イベントマーケ)ではなくマーケティング全般を念頭に置いたポジションっぽい

なお、応募時点で、すでに選考が最終段階まで進んでいる会社が複数あったので、優先順位は高くなく、数ある応募企業の1つといった位置づけでした。ぶっちゃけ、「まあ、受けてみるか」程度の志望度です。

その後、無事に書類選考を通過し、1次面接の案内をいただくわけですが、そこでログラスに対する印象が大きく変わる出会いがありました。

マーケティングチームのosososo77さんとの1次面接です。

ログラスへの志望度が上がった面接体験

これまでに何度も転職しているので、中途採用の面接経験はめちゃくちゃ豊富です(自慢にならない自慢)。

特に2023年は2度にわたって転職活動をしたので計50社以上の選考を受けており、良い選考体験と悪い選考体験の両方を経験してきました。

悪い選考体験の例
「事前に職務経歴書を読んでくれている?」
「『私』という人間に興味がある?」
「経歴だけを見てない…?」

(※興味深いのは、そういった印象は合否に関係ないことです。こちらが良いと思ったのに通過できなかったことはありますし、逆もまたしかりです)

面接を経験しすぎて「擦れた人間」になってしまった私にとって、ログラスの選考体験はこれまでの転職人生の中でトップ3に入るぐらい良かったです。

前述のとおり、半ば興味本位で臨んだ1次面接で、面接官のosososo77さんに開口一番、「会社についてあまり知りません」と正直に打ち明けた私。

(※実際は、貴重な時間を割いてくださる面接官の方々に失礼のないように、事前に人事から共有された資料、面接を担当するosososo77さんのnoteには目を通していました)

素敵な笑顔と朗らかな雰囲気が印象的だったosososo77さんは、自分の体験を交えつつ、ログラスの良い面・悪い面について率直に語ってくれました。

悪い面について語るときは、どうしても否定的になってしまいがちですが、osososo77さんは「だから、やり甲斐があるんですよ!」とポジティブ変換していて、そんなosososo77さんの明るさに、

「osososo77さんの人間性は素晴らしいな〜」
「こんな人たちと一緒に働けたら、楽しそうだな〜」

と、思ったのを覚えています。

もちろん面接なので、osososo77さんからの質問もありましたが、そのいずれもがレジュメを事前に読み込んでいることがわかるもので、短い面接時間ではあるものの、

「れいれいという人間をもっと知りたい!」
「ログラスを好きになってもらいたい!」
「興味を持ってくれたから、合否関係なく、良い体験してもらいたい!」

というホスピタリティを感じました。
幸い、私にも好印象を持っていただけたようですが、それ以上に「osososo77さん、めっちゃいい!」「そんなosososo77さんが好きなログラス、めっちゃいい!」と、面接が終わる頃には、私の中での優先順位がババババッと入れ替わっていました。

その後の2次面接や最終面接、そしてオファー面談の体験も総じてよかったですが、osososo77さんとの1次面接がなければ、おそらくログラスの優先順位はそこまで高くなっていなかったと思います。

それくらい、衝撃的な選考体験でした。

※余談ですが、初めてオフィスをお邪魔したとき、osososo77さんが「れいれいさんは私のファンなんですよ!」と他メンバーに話していたことを知りました。後続の面接でも、osososo77さんとの面接体験がよかったことを志望理由に挙げていたので間違ってはいないのですが、これから一緒に働くメンバーなので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)

(ちなみに、ログラスの選考体験の素晴らしさについては、osososo77さんが自身の入社エントリにまとめていますので、ぜひご一読ください。本当に、ここに書かれているとおり、「負の体験が一切ない選考過程」です!)

なぜ、ログラスだったのか?

面接では、CEOの布川さんを含めて3名とお会いし、形は違えど、皆さんから「会社」「ビジネス」「働くメンバー」に対する熱い思いを感じ、自然と「ログラスの一員になりたい」という気持ちになっていましたが、前述のとおり、私にはもう1点、重要な視点がありました。

そう、それは、
「自分が自分らしく、会社に貢献できるイメージができるのか?」
という自分自身への問いです。

前職を短期間で離職することになったため、この点についての確信が抱けるかどうかが、今回の転職活動で最も大きな不安要素でした。

それを解消してくれたのが、ログラス独自の選考プロセスです。

ログラスの選考プロセスについて

別エントリでも詳細に説明されているように、ログラスには、一般的なカジュアル面談や面接以外に、「ワークサンプルテスト(WST)」と「モチベーショングラフ」という特徴的な選考フローがあります。

ここでは、特にWSTに絞って、話を進めたいと思います。

WSTは、いわゆる実技試験(ケース課題)です。
ケース課題にも色々あると思いますが、ログラスのWSTは、1次面接の最後に「弊社にはWSTという、正直重めな課題があるのですが、選考プロセスに進まれますか…?」と恐る恐る念押しいただいたくらいに(!)、求職者側にコミットを求める課題です。
(当然ながら、求職者側だけでなく、採用側にも苦労があるようです。詳しくは別エントリをご覧ください)

過去の実務経験を生かせる課題だったので、課題自体に苦労は多くありませんでしたが、通常であれば入社後にキャッチアップしなければいけないことを、WSTである程度カバーできたのは「私自身が会社に貢献できるかどうか」を見極める上で、非常に有益でした。

①ビジネスへの理解が深まる
マーケティングとは、詰まるところ、「What(提供する独自便益)」と「Who(便益を価値として感じるのは誰か?)」の組み合わせだと私は考えています。WSTでは、この2点を自分の手を動かしながら考えるので、ビジネスへの解像度が劇的に上がります。

そのうえで、具体的な提案に落とし込むにあたって、自分なりに設定した課題に対する仮説(提案)を構築できたことは、会社資料からは得られない理解を得られる機会でした。

自分の特性を理解してもらえる
WSTの選考プロセスでは、課題についての提案に、求職者が過去に培ったスキルや経験が反映されます。これは、自分のケイパビリティ=特性(スキルセットや習熟度、得意不得意)を採用側に理解してもらうために重要なステップだと感じました。

特に面接慣れしている人間は(※私のことです)、質疑応答のみの面接だと自分を実際以上に大きく見せることに長けてしますが、誤魔化しのきく質疑応答と異なり、WSTでは自分の特性が白日の下にさらされます。

質疑応答だけでは測りにくい自分の特性を理解してもらえるプロセスは、結果として「入社後の適切な期待値の擦り合わせ」につながり、アンマッチを防ぐ役割がある…というのが自分で経験してみての率直な感想です。

※この「期待値の擦り合わせ」は、過去に採用を担当したことのある身としても、課題感がありました。コーディングテストが設けられるエンジニアとは異なり、マーケティングなどのビジネス職の採用面接では、質疑応答が中心になります。そのため、過去の経験から求職者のスキルを推量する必要があり、在籍企業などのバイアスがかかりやすい印象がありました。

②自分が貢献できるイメージを構築できる
WSTの選考プロセスは、マネージャーの刈谷さんにご対応いただきました。選考過程では2度にわたって刈谷さんとお会いしたのですが、いずれも当初の予定時間を大幅に超過するほど議論が白熱しました(笑)。

トピックもWSTに関することだけでなく、「得意分野や専門領域はないが、ソフトスキルが自分の武器だと思っている」という私の特性であったり、「自分の特性を生かせるのは、こういったポジションだと思う」というキャリアプランであったり、「れいれいという人間への理解」を深めてもらえたと感じましたし、「自分の特性を理解してもらえているのか」「入社した場合、自分の特性を生かして、どのような貢献ができるのか」という私の問いを解消できたのは、ログラスへの入社を決めた大きなポイントです。

求職者側にとって、「自分の特性を理解してもらった上で、オファーを出してもらえた」というのは、「この人は、今このときに自社で活躍できる可能性が高いと判断した」という企業側からのメッセージです。それは、自分自身が入社した後、おそらく訪れるであろう「調整期間」を乗り越えるための、大事な成功体験になると私は考えています。

経験社数だけは多い私は、どんなに優秀でも、同業他社で実績を残していても、入社後に短期間で離職する方を少なからず見てきました。自分自身、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、「もしかしたら、自分は能力不足なのかも」と自分を疑い、悩んだこともあります。最終的にはフィットできるとしても、そのような調整期間が訪れる可能性が高いからこそ、求職者側にとって「自分は、あんなにも入念な選考プロセスを経て、企業から『この人なら貢献できる』と認めてもらったんだ!」という成功体験を認識できる場が選考プロセス中にあるのは、重要だと考えます。

待望のオファー、そして受諾へ…

オファー面談の直後、マネージャーの刈谷さんから「入社後のキャリアプラン」と題したドキュメントをいただきました。

そこには面接でお会いした方々からのメッセージ、そして「なぜログラスには、れいれいさんが必要なのか」が詳細に記されていました。その中で、私が評価してもらっていたのは、「戦略性」「思考力」「言語化力」、そして「カルチャーや仲間との共通言語を重視する姿勢」でした。
そのどれもが自分が強みとして認識している部分であり、ログラスはその点を理解した上でオファーしてくれたのだ、と本当にうれしかったです。

幸い、他社からもオファーをいただいており、条件面では決してログラスが最良だったわけではありませんですが、「ログラスであれば、自分は自分らしく、会社に貢献できる」という確信があり、その場で意思決定しました。

まとめ

実は私のキャリアでは、選考体験が抜群によかった会社が2社ありました。
当時は諸々の事情があり、両社とも内定を辞退させていただいたのですが、今でも「あのとき、あの会社に入社していたら、どうなっていただろう?」と考えることがあるほど、素敵な会社です。

今回、その2社と同じように、いえ、もしかしたらそれ以上に選考体験がよかったログラスにジョインすることになり、とてもワクワクしています。もちろん新しい環境への不安もありますが、私という人間を、選考という限られた時間の中で可能なかぎり理解しようとしてくれたログラスのメンバーとなら大丈夫だろう、という安心感の方が勝っています。

入社前なので、まだこの決断が正しかったのかはわかりませんが、たとえ入社後にうまくいかないことがあったとしても、自分なりに後悔のない決断だったと断言できる気がします。

さいごに

ログラスのマーケティング業務や役割については、優秀なマーケメンバーが書いたエントリが大量にありますので、ぜひご覧ください。BtoBマーケについてはもちろん、マーケターやビジネスパーソンとして知っていて損ではない情報が盛りだくさんなので、一見価値ありです。

また、ログラスでは、マーケティングに限らず、各部署で絶賛採用中です! ここまで読んで、ログラスに興味を持ってくださった方、ぜひ気軽にエントリーいただけると幸いです。

(文字数の関係上、ミッションについては言及できなかったのですが、ミッションについての熱い思いを代表の布川さんがまとめておりますので、そちらもぜひご一読ください!)

それでは、皆さんとお話できる日を楽しみにしています! また!

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