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人生における「運」とは     自分が人にしてあげたことから、人にしてもらったことを差し引いたその差

自分が人にしてあげたことから、人にしてもらったことを差し引いたその差分が運だそうです。
数式みたいにして表すと下のようになります。
(人にしてあげたことから)ー(人にしてもらったこと)=(人生における運)

運も貯蓄みたいなもの。それも使うにはチャンスというのもあって、それが現れる条件は「上機嫌でいるとき」に限るようです。

(人にしてあげたこと)と言ってもそんなものあまりないな。
自分は成功に結びつかない無駄な努力しかしてないし、などマイナス思考で考えがちです。でもたとえ結果に結びつかなかったとしてもそういったひたむきな姿勢が、他の人に幸せをもたらす力もあるようです。
自分にとっては無駄な努力にしかならなかったとしても、それを見ていた他の人が自分も頑張らなければとか思って踏みとどまって頑張ることもあるわけです。何も自分の努力が自分の成果にだけ結びつくというわけではありません。 自分の努力が自分にだけ成功をもたらすわけではなく、次の世代に結びつくさらにその次の世代にもということもあるみたい。
ひるがえって考えてみても我々がこうやって生活できているのも、親の世代やまたそのさらに親の世代さらにその先のご先祖様がいたから。 
それらの方々が必ずしも誰もが認める偉人であったり成功者であったわけでもありませんものね。

今日読んだ本『運転者』の中には、そういったいろんなことが散りばめてありました。まとめて書かれている部分がありましたので付記しておきます。

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運が劇的に変わる時、そんな場というのが人生にはあるんですよ。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
そのアンテナの感度は、上機嫌の時に最大になるんです。
逆に機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
だから最高の運気がやってきているのに、全ての運が逃げていっちゃうんです。

運は良いか悪いで表現するものじゃないんですよ。
使う・貯めるで表現するものなのです。
先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。
運は後払いです。何もしてないのに良い事が起こったりしないんです。
周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。

自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、
それが起こっている時には誰にも分かりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを、
自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、それが生きるってことです。
長い目で見たら報われない努力なんてありません。
あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけです。

そこにあなたが生まれ、ほんの百年ばかり生きて死んでゆく、その時です。
あなたがその物語に登場した時よりも、少しでも多くの恩恵を残してこの物語を去る。
つまりあなたが生きてきたことで、少しプラスになる。
それこそが真のプラス思考じゃないかと思うんです。

【 読書アウトプット 『運転者 未来を変える過去からの使者』
喜多川泰著 2019年3月発行 】


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