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【個人商店向け】Instagram運用のコツ

今日、とても大好きなお店が、移転のためいったん営業終了します。
大学時代に半年間アルバイトしたお店でした。

三連休初日、前日から無性にそこのケーキが食べたくなったので娘を連れて遊びに行ったところ、その話を伺い…。娘は焼き菓子、私は秋限定のタルトポンムを食べながら、たくさんお話をしてきました。

オーナー!
バイト時代含めて13年間(···って、えっ?マジで!?)
大変お世話になりました!

あなたの"娘たち"のうち、(たぶん)わりとお姉さんからの餞として、
お店のInstagramにアドバイスをさせてください!

今回の記事は、弊社に運用代行をご依頼いただく企業様よりも、より小規模な、「経営も接客もSNS運用も一人でやってる」「SNS運用を頑張って、積極的にフォロワー増やしたり集客につなげたいとまでは思わないが、最低限やっておきたい」くらいの個人商店へ向けて制作しています。
というより、ぶっちゃけてしまえば特定のお店向けのアドバイスです。
公私混同すみません!オーナー!移転しても私のこと忘れないで!!!

今回の概要です

①アイコン写真はロゴがオススメです!

おそらく“娘たち”の誰かが描いたと思しき似顔絵をアイコンにしているオーナー!可愛い!でも、店舗だと伝わりにくいですそのアイコン…!
ケーキの写真を投稿するアカウントなら、お店のアイコンのほうがケーキ屋さんだと伝わりやすいです!
あと、枠の周りのストーリー風あしらいって、必要ですか…?(といいつつ、私もSlackのアイコンで同じことやってます笑)

②自己紹介文章にURL貼っても意味ないです!

プロフィールの自己紹介文は150文字まで書けますが、表示は一部で、残りは「続きを読む」で隠れちゃいます。なので、前半が大事です!
冒頭に通販サイトのURLを記載していたオーナー、そこにURL貼っても飛べない上に、URLは文字数食うのでせっかくのお店紹介が隠れてます!

③掲載したいURLが複数あるなら、LinkTreeやlit.lnkを使うのもテかもしれません…!

常に掲出しておきたいけど、ハイライト使うのもな…という情報があるなら、いっそLinkTreeやlit.lnkなどのサービスを使い、URLを一つにまとめるのもテだと思います。
▼こういうサービスです

デメリットとしてはURLがお店のドメインではなくなるところ。なので、公式HPが各情報のハブとなっている場合はあまり推奨していません。
ただ特に個人店の場合で、公式HPはあるけどほぼ更新しておらず、
たとえば
・日々の営業情報はTwitter
・商品写真と説明はInstagram
・通販はBASE
・ブログはアメブロ
・予約受付は食べログから
…などなど、複数の外部SNSへの依存度が高い場合には、いっそこのようなサービスで窓口をまとめたほうが便利かもしれません。

④店舗なら「住所」を追加しましょう!

店舗への導線を図るなら、住所はあったほうがいいと思います。
プロフィールの「連絡先」から住所を追加してみてください。

また、フィード投稿においても「位置情報」を付与して、お店の場所を紹介するほうがいいと思います。目的は2つあります。
①位置情報から他のユーザーの投稿が見えるので、ユーザーとしては来店検討につながりやすい
他のユーザーの口コミとか、「実際店舗の様子ってどうなん?」みたいなことを調べる際、#店名で見ることもできますが、位置情報があるとそちらを見ることが多いです。ついでに場所も知りたいし…。
なので、特に飲食店などでは、公式アカウントが位置情報を付与して投稿してくれたほうが、発見などから入る新規ユーザーには便利だなと思います。

②実際に来店したユーザーへの、位置情報付与のガイドになる

来店したユーザーが投稿する際、位置情報をタグ付けしてくれることで①のように情報が集約されます。ただ、稀に同じ場所でいくつかタグがあったり、本当は英語表記のタグなのに、カタカナで検索してそれっぽいものをつけちゃう…みたいなことってあったりします。そんなとき、公式アカウントが使ってる位置情報があると、あ、これをつけたらいいなとわかります。

…というかオーナー!お店の投稿、位置情報どころか#店名もないことが多いので、せっかくの口コミがバラバラになっちゃってますよ!お店のハッシュタグを見ようとすると、英語表記のユーザーとカタカナ表記のユーザーがいるうえ、カタカナ表記も揺れていてめちゃくちゃ口コミが散逸してます…!
アカウントへのメンションもほとんどされてないし、本当勿体ないです…。

⑤ハイライトを活用しましょう

店舗のHPとオンラインサイトが別にあるなど、複数のURLへ遷移させたい場合は、ハイライトでまとめるとわかりやすいです。
ハイライトとは、プロフィールの下にある丸枠の部分で、過去のストーリーズを「アーカイブ」から「ハイライトに追加」できます。
InstagramでURL遷移させる場合はストーリーズが必須ですが、ストーリーズは24時間で消えてしまうので、長く残したい場合はハイライトへ格納しましょう。また、URL遷移させない場合にもハイライト格納は可能です。

このあたりがあるといいんじゃないかと思います。
●「●月営業日」:前月末~当月頭にストーリー投稿して格納
●「限定商品」:季節商品とか、クリスマスケーキなどを入れたり
●「OnlineShop」:通販サイトへの導線
●「アクセス」:地図や、具体的な行き方動画など
●「掲載情報」:外部メディアに掲載時など。WEB記事ならURLも貼れます
ちなみにハイライト名、全角5文字以上は「…」と表示されてしまうので、コンパクトなハイライト名が望ましいです。「通販はこちら」だと6文字なので「OnlineShop」としたりとか…。

夜パフェ専門店パフェテリア ベル渋谷(@parfaiteriabel_shibuya)は、JR西口・ハチ公前・井の頭線からのアクセスをそれぞれ掲載しています。
これがあれば、渋谷ダンジョンを乗り越えてお店に到達できそう…!

また個人的に、ifmeCALIN(@ifmecalin )の「SHOP LIST」のハイライトの使い方は上手だなと思ってます。
https://www.instagram.com/ifmecalin/


ちなみにフィードのキャプションにURLを貼っても、URLはタップできないです。そういう場合もストーリーズで「フィードをストーリーズにシェア」からの「リンク先」を貼るのがオススメ。
そうすると
●詳細が知りたい人はフィードで読める
●URL先を見たい人はリンク先に飛べる

ので、非常に便利です。


⑥ショッピング機能を十分に生かそう

ショッピング機能を開設済みなら、投稿でもショッピングタグを紐づけしないともったいないです!
▼たとえばこういうの(スマホアプリから見てください)

このように、投稿からショップへの導線を引くことで、プロフィールを見なくても購入できます。というか、プロフィールからショップを見るよりも、投稿のタグ付けを見て「あ、これ通販で買えるんだ~」ってなることのほうが多いと思います。
ショッピングタグ開設済みで、そこで買える商品を投稿するなら、タグ付けは絶対したほうがいいです。

⑦「映える」写真の撮り方

まず写真以前に、1:1での見え方を少し意識したほうがいいと思います。
Instagramのフィードでは横長・縦長の投稿もできますし、タイムラインでは横長・縦長で表示がされますが、プロフィール画面から見る投稿一覧は、1:1にトリミングがされています。
なにが言いたいかというと、横長の店舗ロゴを横長サイズで投稿すると、一覧画面から見たとき何かわからん感じになるからやめましょう!!!ということです。
横長で投稿する際は、中央の1:1部分がどう見えるかを意識しつつ、周囲に大きめに余白を取るなどすることをオススメします。
※正直、気にならないならそのままでもいいのですが、ロゴの左右がガツッと切れて店名が読めないのはちょっとさすがに勿体ない気がします…。

次に写真。これは正直、熱意とセンスの問題が大きいです。
私の実家も個人商店で、父と母と弟でお店を回しています。最近、弟がどんどん撮影スキルを伸ばしています。
これはInstagramのためだけでなく、グーバイクなど、外部サイト経由での問い合わせをもらうには、やはり写真が重要だそうです。一眼レフを買って、たくさん練習したり撮影方法を工夫している模様です。
▼これはiPhone(iPhone12 mini)で撮ったそう。ツーリング行きたくなる…!

が、多忙ななかどこまでやるか、という問題はあると思うのです…!
私としては、スマホ撮影で、無理なくできる範囲でやるのがいいと思います。まずは続けられること、コンスタントに投稿できることが大事です!

ただ、あまりに映えない写真を投稿すると、商品の魅力が伝わらないのも事実。「美味しくなさそう」「ここで撮影しても映えなさそう」と思われてしまうともったいないです。
「どういう写真が受け入れられやすいか」は、類似企業やそのジャンルのインフルエンサーの投稿を見るとなんとなくつかめそう。その中で、自分でも再現できそうな写真を真似してみるところから、改善を図っていくのがいいと思います。

えっ?こういう写真を撮りたい??これはだいぶ難易度高いです…
撮影スキルだけでなく、スタイリングのセンスも求められます


じゃあこういうの?これも綺麗に撮るのは難しそうだな…。

これもちゃんと撮ろうとすると技術はいりますが、一度作った撮影セットを維持しておける場所があるなら、意外と続けられそうな気がします。

特にフード写真は、暗めなところでクールに撮ろうとすると、暗すぎて見えづらかったり、食べ物の色味が悪く見えてしまうことが多いです。
慣れるまではとにかく「なるべく明るいところで」「ピントを合わせて」「撮影者などの影が映りこんでないかを確認しながら」撮影することを意識するだけで変わってくるのではないかと思います。

たぶんなのですが、お店の写真が暗く見えるのは、
●厨房のステンレスからの反射が、クリームを暗く見せてる
●撮影者のオーナーの陰で全体に暗く見える
からではないでしょうか・・・
下に何か敷く際も、いきなり黒や濃茶でクールな写真にトライするより、
まずはペールカラーなどでやわらかい雰囲気の写真を目指すといいのではと思います(ペールカラーだと、自分の影が入っていると気づきやすいです)

また、具体的な撮影方法については、日本政策金融公庫の「写真の撮り方ガイド 飲食店編」「SNS活用ガイドブック」あたりが参考になるのではと思います!いずれも無料で見られます!

⑧オマケ:ハッシュタグについて

ハッシュタグはInstagramではかなり重要です。Twitterと異なりRTでの拡散が狙えないので、Instagramでオーガニック流入を狙うなら、ハッシュタグをうまく使いたいです。
オーガニック流入目的でハッシュタグをつけるとき、意識したいのはこれ

●ハッシュタグを1つもつけないのはさすがに論外
いや、フォロワーだけに情報発信したいならアリだと思いますよ。でも「新商品です」って投稿に、ハッシュタグつけないのはさすがに勿体ない…。

●そのハッシュタグ、他の人にも使用されている?
たとえば「#店名のいちごのショートケーキ」というハッシュタグをつけたとして、それで検索したり投稿したりするユーザーはどのくらいいるでしょうか。それだったら「#店名 #いちごのショートケーキ #ショートケーキ #🍓」みたいなつけ方をしたほうが、どれかから入ってくるユーザーがいるはず。
似たようなハッシュタグで迷ったら、PCでハッシュタグ名を検索すると投稿件数も確認できます。片方が2万件でもう片方が19件だったら、2万件のほうを選んでください。

●そのハッシュタグで、どういう投稿がされている?
たとえば「#渋谷」は900万件を超える投稿があります。が、#渋谷 で検索している人のうち、カフェやケーキを探す人ってどのくらいいるでしょうか?また、#渋谷 で投稿したケーキ画像が、人気投稿に掲出されそうな雰囲気はありますか?
この場合は、#渋谷カフェ(74万件) #渋谷スイーツ(3.8万件) を付けたほうがいいと思います。

個人的には、ハッシュタグは投稿件数だけでなく、そのハッシュタグがどういう使われ方をされているのかも把握しておけるとよく、自分が投稿しようとする写真と近い写真があるハッシュタグのほうが、アカウントとの親和性も高く、ハッシュタグからの流入につながりやすいと考えます。

※稀に思わぬ商品名などとバッティングしていて、たとえば、「グルメの投稿をしたかったのに、そのハッシュタグを見たらやたら同じルアーを使った釣り風景がアップされている」みたいなことがあります

ちなみに弊社ではハッシュタグを検討する際、「ビッグ」「ミドル」「スモール」の三種類を混ぜてご提案することが多いです。
投稿件数少ない=検索もされにくいが、その分ライバルが少なく人気投稿への掲出が狙える「スモール」と、ライバルが多くてすぐ投稿流れちゃうけど当たると大きい「ビッグ」、どちらもあったほうがより流入は見込めます。
そのあたりが気になるSNSご担当者様は、ぜひ弊社にお問い合わせください!


以上、愛が重めのこばやしによる、公私混同記事です🙇🏻‍♀️💦
オーナー!一方的なラブレターで恐縮ですが、もしお役にたちそうな部分があったら幸いです!新天地でのご活躍、楽しみにしております!
娘がもう少し大きくなったら、きっと遊びに行きますね!

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ちなみにそのお店、過去記事でも少し触れているお店です。
聞くところによると、私の「卒業旅行に彼氏と行くと、別れた後に写真の保管に困る」実体験は、後輩(妹?)たちへの教訓として今も受け継がれているようです。ずっと行きたかった場所へ行ったので、写真はたくさん撮ったし捨てづらいけど、飾ると「これ誰?」ってなっちゃうんです…!
みんな、気をつけて!

これはあまりよくない撮影の例(変な影ががっつり入っている)(でも絵は可愛い)

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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