福寿園 fukujuen

寛政二年(1790年)創業・老舗茶舗がお届けする公式noteアカウントです。商品のご注…

福寿園 fukujuen

寛政二年(1790年)創業・老舗茶舗がお届けする公式noteアカウントです。商品のご注文・お問合せは福寿園オンラインショップよりどうぞ。

最近の記事

カテキンのがん予防・抗がん効果

・はじめに がんは1981年以来、 日本人の死因の第一位の病気です。 2019年の、がんによる日本人の死亡者は 37万6425人 (男性22万339人、女性15万6086人)で 年々増加しています。 一生のうち2人に1人 (男性:65.0%、女性:50.2%)は がんと診断されています。 がんは私たちにとって最も身近で、 誰でもかかりうる病気だといえます。 がんにかかったら、 早期発見・早期治療が重要ですが、 がんの発生・進行の初期段階では、 自覚症状がありません。

    • カテキンの抗菌効果

      病院や介護施設では、 褥瘡(じょくそう:床ずれのこと)の 防止のために 緑茶で利用者の身体を 拭くことがあるそうです。 これは緑茶に含まれるカテキンには、 抗菌効果があるからです。 [カテキンの抗菌効果と、有効な細菌] カテキンは、様々な病原菌に対して 抗菌効果を示すことが わかっています。 緑茶の飲用で食中毒の、 うがいで細菌やウイルスの 感染予防が期待されます。 [抗菌効果のメカニズム] カテキンの抗菌メカニズムは、 下記のしくみが判明しています。 ・細菌が

      • カテキンの血圧上昇抑制効果

        平均寿命が世界一となった日本人にとって、 高血圧は大半の人が避けて通れない問題です。 年を経るにつれて血圧は上がり、 高血圧症の患者の割合は、 20代では3.6%ですが 50代では42.9%にまで高まります(※1)。 さらに冬は気温が下がって血管が縮むので、 血圧が上がりやすくなります。 寒いからといって家にこもっていると、 運動不足によって血圧が上がるリスクが 高まります。 高血圧症は脳梗塞やうっ血性心不全、心筋梗塞など症状の重い合併症につながるおそれがあります。 高

        • インフルエンザウイルスの感染防止効果

          カテキンには、抗ウイルス作用があることが様々な研究により明らかにされています。 また、緑茶を飲む、または緑茶でうがいをすることで、インフルエンザを予防する効果があることも報告されています。 ※うがい方法はこちら→https://www.fukujuen.com/doc/ugai.pdf なぜこのような予防効果があるのでしょうか? 実は、ウイルスが人間の細胞に取りつくのを、カテキンがブロックしてくれるのです。 細菌とウイルスの違いとして、細菌は自力で増殖できますが、ウイル

        カテキンのがん予防・抗がん効果

          カテキンの抗肥満・体脂肪低下作用

          食は私たちにとって、 もっとも身近な楽しみのひとつ。 生きるよろこびと言っても 過言ではありません。 ですが、おいしいものを 欲しいままに飲み食いすれば 欲しくないものも身体にたまってきます。 それが体脂肪です。 緑茶に含まれるカテキンには 脂質由来のエネルギー消費を高めることで、 中性脂肪を減らす効果があります。 また、カテキンは小腸での脂肪吸収を 低下させます。 食事で摂取された脂肪は、 膵(すい)臓で分泌される 酵素(膵リパーゼ)によって消化され、 体内へ吸収されま

          カテキンの抗肥満・体脂肪低下作用

          茶カテキンの認知機能低下抑制作用

          「老いる」ことを、前向きに捉えるのは難しいことです。 その原因の一つは、年を重ねるにつれて 認知症を発症する可能性が 高まることにあるのではないでしょうか。 時を経るにつれ、 覚えられないことや、できないことが増えていくのではないか。 老後を考えると、そうした不安が脳裏をよぎります。 平均寿命が延びて、長生きに伴うリスクが注目されるなか、 認知症に向けた取組が重要視されています。 緑茶は、認知症や軽度認知障害の予防に 有効である可能性が 明らかになってきています。

          茶カテキンの認知機能低下抑制作用

          水溶性ビタミン

          ビタミンは健康維持に必須で、私たちの体内では合成できない微量の栄養素です。 水溶性ビタミンは全部で9種類あり、 緑茶に含まれるのは、主にビタミンB2、葉酸、ビタミンCの3種です。 上記のビタミン比較表により、他の飲料と比べて緑茶は水溶性ビタミン(B2、葉酸、C)が多く含まれ、バランスよく摂取できる飲料といえます。 ビタミンB2 ビタミンB2は、 全8種あるビタミンB群の一種です。 濃い黄色の結晶で、 光によって分解する性質があります。 体内に入ると小腸から吸収、臓器に蓄

          水溶性ビタミン

          血糖値を下げるお茶の効果

          暑い夏の昼下がり、冷房の効いた涼しい部屋でのんびり過ごすひととき。 口寂しくなってくるとつい、甘いアイスや炭酸飲料が欲しくなる。 何気なくテレビを点ける。グルメ番組やCMが、暑さで萎んだ食欲に火を点けてくる。 私たちの日常生活は、食の誘惑に溢れています。 不摂生を誘うものがどこにでもある私たちの環境では、健康を守るのは難しいこと。  生活習慣病の代表格である糖尿病は、現代の国民病といえます。 [糖質は心身のエネルギー源]  甘味の元である糖質は、消化されるときにブド

          血糖値を下げるお茶の効果

          脂溶性ビタミン

          水に溶けない脂溶性ビタミンは全部で4種類あり、 緑茶に含まれるのは、ビタミンA、E、Kの3種です。 これらの成分は湯に浸しても茶殻に残ってしまうため、 摂取するには茶葉そのものを食べる必要があります。 この表のとおり、他の食品と比べても 緑茶は脂溶性ビタミン(A, E, K)が多く含まれているといえます。 ビタミンAビタミンAにはいくつかの種類があり、 体内ではレチノール、レチノイン酸などが健康効果を示します。 体内へ吸収される仕組みとしては、 小腸からレチノールとし

          脂溶性ビタミン

          カテキンの強力な抗酸化作用

          カテキンは体内でつくられる活性酸素を消去する抗酸化作用を持ち、 疾病の予防に貢献します。 活性酸素は体内の酸素からつくられます。 私たち人間が生命活動を維持するには、酸素の存在が欠かせません。 酸素は全身の細胞で、炭水化物や脂肪、たんぱく質から エネルギーを生み出すために消費されるからです。 一方で、全体の2%ほどの酸素は活性酸素となります。 きっかけは太陽光を長時間浴びる、強いストレスを受ける、脂質の多い食事、激しい運動など様々です。 栄養素からエネルギーを作るときす

          カテキンの強力な抗酸化作用

          カテキンの抗アレルギー作用

          花粉が舞い散る季節はマスクが外せない。 好きな食べ物なのに、おなかを壊すようになった。 ある季節になると肌荒れがひどくなり、かゆみがつらい。 そうしたアレルギーは、わたしたちの生活のどこにでも潜んでいます。 緑茶に含まれる主要成分の一つに、カテキンがあります。 カテキンにはアレルギーを抑える効果があります。 アレルギーとは、体に入り込んだ異物から身を守ろうとして起きる、過剰な体の防御反応(免疫反応)です。 どのようにしてアレルギーが起きるのでしょうか。 アレルギーの原因

          カテキンの抗アレルギー作用

          京都・福寿園、公式noteはじめます。

          はじめまして、福寿園です。 この度、福寿園のアカウントを開設いたしました。 福寿園について 一服の茶に込められた 「日本の心」を大切に―。 日本の茶文化の原点は、京都にあります。 日本茶を代表する京都の茶の歴史は、 明恵上人によって高山寺に播かれた種子に始まります。 後に千利休を中心とする茶道と、 売茶翁に始まる喫茶の大衆化によって 京都は日本茶とその茶文化の中心として 栄えてきました。 福寿園は、寛政二年の創業以来、 この地で二百有余年、『無声呼人』の家訓のもと、

          京都・福寿園、公式noteはじめます。