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イベントレポート

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参加したイベントのレポート書きます.月1回は書きたい.依頼も募集中(「お仕事依頼」よりご連絡ください)
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バーチャル空間で建築見学!─メタボリズム・クオンタイズド ~旧都城市民会館3D Digital Archive~ワークショップレポート

菊竹建築設計事務所が設計し、1966年に竣工した旧都城市民会館。 老朽化などを理由に、惜しむらくは昨年解体されてしまった本建物ですが、有志によって実測が行われデジタルアーカイブとして残されています(経緯は下記のnoteに詳しく書きました)。 本プロジェクトは第23回文化庁メディア芸術祭(以下、メ芸)のエンターテインメント部門審査で委員会推薦作品に選ばれるなど一定の評価も得た、これからのデジタルアーカイブ活用において先見的なプロジェクトと言えるでしょう。 この度、デジタルア

【メモ】「AR/VR/MR最新動向がわかる CES2020報告会」

今週,開催されたCES2020の報告会についてメモまとめましたので,よければどうぞ〜. ※個人的なメモなので,誤解・間違いがあった場合はご指摘ください. 聞いてきたのはこんなイベント登壇者 西田宗千佳氏(以下,西) 近藤"GOROman"義仁氏(以下,GOROman) 諸星一行氏(以下,ikkou) モデレーター:久保田瞬氏(以下,久) 敬称略で失礼します...! ハッシュタグは #txm_event CESって? 世界最大規模のコンシューマーテクノロジーイベント 参加

都市開発事業と運営・エリアマネジメント─『202X URBAN VISIONARY Vol.3』

三井不動産、森ビル、三菱地所、東急など一度は名を聞いたことであろう大手デベロッパーが一堂に会するイベント「202X URBAN VISIONARY Vol.3」を聞いてきたので、簡単にメモをば。 イベント概要は下記より モデレータ・MCは ライゾマティクス・アーキテクチャー主宰の齋藤精一氏 noiz 共同主宰/gluon 共同主宰の豊田啓介氏 日経 xTECH・日経アーキテクチュア編集委員の山本恵久氏 春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表の田中陽明

VRAA01に携わりました

こんばんは。 FUKUKOZYです。 本記事はxRArchiアドベントカレンダーの4日目の記事として投稿します。 前回は龍 lileaさんによる「Reality Capture エラーと対策」でした。 xRArchiについては、もう説明は必要ないですよね。 「え?知らないよ!」 って方はこちらの記事で少し触れていますので、ぜひご覧ください。 さて、上記記事の続編として2019年は「VRAA01」というイベントを行い、運営に関わりました。その私的なまとめを今年の振り

バーチャルマーケット3の思い出─空間構成について

バーチャル空間上展示即売会「バーチャルマーケット3」が9/30で終わりましたね。 普段、VRChatはひとりでワールド黙々と巡っている僕は今回も自分のインスタンスに閉じこもって黙々と回っていましたが、非常に楽しかったです。黙々と回っていると、より一層ワールドの空間構成などに目がいきます。 そのあたりはいろいろ議論があったようですが、ロジカルに組み立てられていることが明かされたりと、ちゃんと思想が持ってつくられたことが表明されています。 こういうワールドがつくられるのはとて

建築の3次元デジタルアーカイブの未来はどこへ?─『旧都城市民会館』3DDAトークセッションレポート

菊竹建築設計事務所によって設計され,1966年に竣工した都城市民会館. 変わらない部分と社会の変化や技術の発展によって変わっていく設備などの部分を分け,屋根は部品化された部材を用いて,交換可能なものとして設計されたメタボリズムの思想が取り込まれた建築である. 鉄筋コンクリートの基壇の上に鉄骨屋根架構が載る特徴的な形態を持ち,まるで昆虫のような独特な姿が印象的だ. 旧都城市民会館の「残る部分」 竣工してすぐに掲載された建築専門誌『新建築』の解説で,菊竹氏は「残る部分」につ

「ノートルダム大聖堂をいかに再建するか──リノベーションの創造性を考える」五十嵐太郎×加藤耕一メモ

2019年6月4日にゲンロンカフェで開催された五十嵐太郎氏と加藤耕一氏によるイベントの内容メモ. ※筆者解釈なので、事実誤認等ありましたらご指摘ください 2019年4月15日(現地時間)に発生したパリのノートルダム大聖堂の大規模火災は、フランス国内にとどまらず世界中に大きな衝撃を与えた。 12世紀に建設が始められた初期ゴシック建築の傑作である大聖堂は、その美しさは勿論のこと、ナポレオンの戴冠式やユーゴーの名作『ノートル・ダム・ド・パリ』の舞台になるなど、建築的にも文化的

”需要者目線”をどうつくりあげるか?「攻めるメディア!─THE GUILD勉強会」を聞いてきた話

先日開催された第4回THE GUILD勉強会「攻めるメディア!」を聞いてきました 概要 日時:2019/02/28(木)19:00 〜 21:00 場所:合同会社DMM .com 24Fセミナースペース 登壇者: 池田誠(いけだまこと)  TBSテレビ 報道局デジタル編集部 郭晃彰(かくてるあき)  AbemaPrime 総合演出 武市大志(たけいちたいし)  日本経済新聞社 デジタル編成ユニット CPO室 プロダクトマネージャー 深津貴之(ふかつたかゆき) THE GUI

設計者のワークフロー変革を目指すVRソフトウェア「SYMMETRY」を体験してきた話

先日,xRArchiメンバーの番匠カンナさん,sabakichiさん,mozさん,Discontさん,sekine_kentaさん,でSymmetry Dimensionさんに遊びに行ってきて,VRソフトウェア「SYMMETRY」のデモ体験をさせてもらいました. (2019/02/28/0:28記:2/1に社名を変更されたとのことで修正しました) せっかくなので,感想備忘録をばと思いキーボードを叩いております. (xRArchi...xRと建築の関係を模索する謎の集団) S

死を民主化せよ─METACITYレポート2

2019年1月18〜19日に幕張メッセで行われた「METACITY」の2日目に参加してきました。 METACITYって?思考実験とプロトタイピングを通して ありえる都市の形を探求する リサーチプロジェクト 「METACITY」は、思考実験とプロトタイピングを通して「ありえる都市」の形を探求するリサーチプロジェクトです。 リサーチの成果は、言語的アプローチだけでなく、受け取る側に思考する余白ときっかけを提供できるアートコミュニケーションのアプローチをとっていきます。 都市に

「ポストヴィレッジ」、「メタシティ」、「多自然主義」─METACITYレポート1

2019年1月18〜19日に幕張メッセで行われた「METACITY」の2日目に参加してきました。 METACITYって?思考実験とプロトタイピングを通して ありえる都市の形を探求する リサーチプロジェクト 「METACITY」は、思考実験とプロトタイピングを通して「ありえる都市」の形を探求するリサーチプロジェクトです。 リサーチの成果は、言語的アプローチだけでなく、受け取る側に思考する余白ときっかけを提供できるアートコミュニケーションのアプローチをとっていきます。 都市に